イレイザーヘッドのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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イレイザーヘッド

[イレイザーヘッド]
Eraserhead
ビデオタイトル : イレイザーヘッド/完全版
1977年上映時間:89分
平均点:6.40 / 10(Review 116人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスモノクロ映画
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タイトル情報更新(2021-07-26)【イニシャルK】さん
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監督デヴィッド・リンチ
キャストジョン・ナンス(男優)ヘンリー
ジャック・フィスク(男優)惑星の男
ジェニファー・チェンバース・リンチ(女優)少女
脚本デヴィッド・リンチ
音楽デヴィッド・リンチ
撮影フレデリック・エルムズ
製作デヴィッド・リンチ
配給東映
コムストック・グループ(リバイバル)
アルバトロス・フィルム(リバイバル)
特撮デヴィッド・リンチ(特殊効果)
フレデリック・エルムズ(特殊撮影効果)
美術デヴィッド・リンチ(プロダクション・デザイン&美術監督)
編集デヴィッド・リンチ
録音デヴィッド・リンチ
字幕翻訳岡枝慎二
その他シシー・スペイセク(スペシャル・サンクス)
ジャック・フィスク(スペシャル・サンクス)
あらすじ
印刷工のヘンリーはガールフレンドのメアリーから子供が出来たことを告げられる。責任のため彼女と結婚する羽目になってしまったが、生まれてきたのは人間の子とは思えないような奇形の赤ん坊だった。子供の世話に耐え切れなくなったメアリーは遂に家出、仕方なく残されたヘンリーが面倒を見ることに。しかし赤子の異様な鳴き声に煩わされ、ヘンリーは次第に悪夢の世界へと堕ちていくのだった・・・。 巨匠デヴィッド・リンチの長編デビュー作、第一弾。
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85.リンチの原点であり頂点。育児に追い詰められた男の心象風景を見せ付けられているよう。未体験から引き起こされる強烈な不安、そして悪夢という原液にどっぷり浸かったような気分が味わえる、唯一無二の質感。観賞後、食欲を失くすこと間違いなし。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 7点(2017-02-28 23:41:46)
84.私はあまり賢くないので、ボーっと眺めていても何しているかは理解できることが、その作品に価値を見出そうとする以前に、最低限必要な要素だと思っています。
なので、この手の映画につける点数はありません。。。
マー君さん [DVD(字幕)] 0点(2017-01-08 11:26:22)
83.多くの人がそうであるようにデヴィッド・リンチは「エレファントマン」から入りましたが、その前にこんな映画を撮っていたんですね。おそらく本作が彼の原点なのでしょう。
これは全てが心象風景なのだと思います。夢が見せる世界と考えても良い。夢の中を描いた映画は他にもあるけど、ここまで徹底してネガティブ一辺倒な作品は記憶にない。実際に生まれた赤ん坊があの姿かどうかは別にして、家族に願ってもいないモノが加わった状況に対する悲観だけを純化して映画にしたのでしょう。自分の子供を愛せない苦しみ、将来への不安、周囲からの孤立、境遇に対する怒り、そんなことをストーリーや台詞では無く、登場人物の感情描写も入れずに映像化している。映るもの全てが悲観的な感情の反映なのだと思う。
そう割り切って観ると、少しだけ分かり易くなります。上手く言えませんが、陰とか裏とか反対側だけを描いた映画という印象です。とても特異で突き抜けた部分は評価できるけど、これが面白いかどうかは話が別で、観るなら元気な時の方が良さそうです。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-31 20:25:30)
82.決して万人受けするようなエンタテイメントではない。人を不快にさせるよう意図的に演出された、まさに悪夢のような作品。それでも作品に何となく見いってしまうのは、人間の醜い本質をついてるからだろう。それも自己的な部分が強く、実験的かつ特異な視からである。それが、一部のファンにとっては堪らないカルト作品と位置付けられる所以なのかもしれない。
ただ、自分は二度までも観たくないというのが本音である。ここまで久方ぶりに不快、欝な気分にさせられた映画は滅多にない。映像もそうだけど特にノイズにはうんざりさせられた。メジャー、商業的作品が向かない事を実証した「砂の惑星」は大好きだが、これは好きになれない。人にもお勧めできない・・・だろう。
当時、あの奇形児はどうやって撮ったのかと話題になったそうだが、今もリンチ本人以外知らないらしい。嘘かホントか、単なる都市伝説かもしれないけど、話のタネにはなる作品ですね。
シネマブルクさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-11-20 23:59:11)
81.こういう悪夢ものってのは、非日常の世界に拉致されてそして日常の世界に戻ってきてヤレヤレってなるのが多いと思うんだけど、これ逆ね。日常のほうが悪夢なの。そしてラストで非日常の側に身を投げ出していってしまう。生活・暮らしそのものが悪夢だって言うんだよね。子どもに代表される鬱陶しさ。夜泣き・保護の義務、生活するってことはなんて鬱陶しいことなんだろう、というイメージを繰り返し見せつけてくる。子どもは積極的には主人公を攻めない、ただ弱々しく泣き続けるだけ、これがポイント。『エレファント・マン』でも舞台のイメージを重視していたけど、ここでも理想郷をそれで表現している。非生活の理想郷としての舞台。それと音響効果。スチームの音とか、遠くの工場の音とか、雑音がざわついている。妻がまぶたをグリグリやる音まで聞こえてくる。それとヌルヌルドロドロのイメージ。変な太ったヒルみたいのがピルンピルン動いていく。この人も好きですねえ。首から消しゴムなんて、どういう発想してるのか。コナをさっと払うとこがなんとも残酷・酷薄な感じ。全編を覆ううんざり感はハンパでなかった。D・リンチは日本ではまず『エレファント・マン』のヒューマンな監督として登場したのだが、次にこの処女作が紹介され、すぐに誤解が解けたのだった。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-22 10:16:18)
80.リンチ先導の元、ただただ振り回される90分。もう一回見たいとは思わないし、友達にも薦めたいとは思わないし、その体験を共有しようとも思わない。本当に、なんだこれは・・・と見た後に必ず言えてしまうような怪作。
峠のわが家さん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-24 00:01:35)
79.D・リンチの変体趣味が爆発。徹底的に気分を害す伝説のカルト映画。しかし、ノイローゼとカタルシスの絶妙な狭間に落とし込まれたかのような意味不明な後味が残る。ぜぇぜぇ。未だに落ち着いて評価できません。
j-hitchさん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 22:07:45)
78.あの髪形は何なんだ。赤ん坊は奇形というより妖怪じゃないか。うーん、気持悪さが面白かったんですが何のこっちゃでした。
すべからさん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-18 02:45:14)
77.間違って夜中にかみさんと二人で見てしまいました。アイタタタタ・・・。なんかもう無防備な心のままで買い物に出かけ、取り返しのつかない不幸な事故に巻き込まれたような感じです。クリスマスの夜に見た人は何人? 日教組や政治家や江原啓之や日野原重明先生のご感想は? 映画史に残る作品ではありますが、恐ろしくてもう二度と見れません・・・。
きのう来た人さん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-19 06:09:00)
76.キモイ、エグイと評判の映画なので恐いモノ見たさで鑑賞しました。主人公の境遇は確かに最悪でしたが、結果、そうでもなかったです。しかも無駄に長い。正直退屈でちょいちょい早送りしながら見てしまいました。ただあの赤ん坊、嫌ですね。本当に何なんでしょうか…?
Kの紅茶さん [DVD(字幕)] 4点(2008-11-03 11:24:09)
75.ここまで気持ち悪い映画を作るのは、ある意味すごい。
eurekaさん [DVD(吹替)] 7点(2008-03-15 16:35:27)
74.10年ほど前にリバイバル上映を映画館で観ました。しかし何も記憶に残っていない。あまりにも面白くなくて記憶がないのか、あまりにも強烈で記憶がブッ飛んだのか、どっちだろう?これって別の意味ですごいことかもしれない。
爆裂ダンゴ虫さん [映画館(字幕)] 0点(2008-03-02 00:54:34)
73.リンチ最強の不快作!!
アッパレ!!
ただただ不快。
凄すぎる。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 1点(2007-10-04 11:05:54)
72.リンチが好き勝手やってます。悪夢を映像化するリンチワールドの原点であり、リンチワールド全開の作品。突然の結婚からその悪夢は始まっている。未熟児が怪物にしか見えないというのも一つの悪夢だと思うのだが、このあたりは個人的にいかにもB級ネタに感じられて、グロテスクな赤子の造形も含めてチープ感を拭えないのですが、踊り子登場からはリンチにしか作り得ない独特の意味不明感というか、いや意味は確実にあるのだが、そんなものはどうでもよくなるくらいのイマジネーションの奇抜さ、しかもただ奇抜なだけではないとても惹かれるセンスを擁したイマジネーションの洪水にただひれ伏すのみ。と言うものの、正直、私にとってこの映画は踊り子のシーン以外はどうでもよい。でも、反対にリンチといえばこの踊り子の笑顔が真っ先に思い浮かんでしまうのだ。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-12 16:44:20)
71.そこらにあるようなホラーとは違って、脳に直接響いてくる気持ち悪さ、怖さがすごいです。とはいってもホラー映画ではなく、人間の日常を描いている…ように解釈しました。観るものではなく、感じるものです。すごい映画です。
Balrogさん [DVD(字幕)] 9点(2007-09-04 01:35:29)
70.あえてこの点数をつけさせてください!という貴重な映画。ものすごい。こんなに精神から毛嫌いさせる映画は無い。下手な映画で不満足になるよりこれ見たほうが有効と思える。未だにあの鳥のような赤ん坊やホホが膨れ上がった女、そして主人公の顔がありありと思い出せる。
おっちょさん [DVD(字幕)] 0点(2006-07-09 16:44:51)
69.「アレクサンダー大王」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」とならび鑑賞に苦悶した映画。しかし別に見なくてはいけないわけでもないのに、お金を払って見せていただく自分も奇矯と思えなくもない。見たのは完全版。完全版だろうが通常版だろうが生理的・心理的に襲いくる怖気に大差あるとも思えず、こちらは「より気持ち悪い」だけかもしれない。生きながら腐っていそうな異形の幼生(ぁぁぁ)、「あるもの」をプチュプチュ踏み潰しながら揺れうごく巨顔の女性歌手(ぅぇぇ)、臓物に響き神経を逆なでする不快音(ぃぃぃ)。観賞後は苦界から生還した気分でかなり消耗し、稀少という点では一見一聴に値するが、デヴィッド・リンチの自己投影がされたアブストラクトな残像は、焼印のように脳裏に刻まれること必至。
レインさん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-24 19:56:33)
68.いや~、これは参った。グロイし、基本的に意味はわからない。(大まかなストーリーはあるが。)しかし衝撃はすさまじかった。感覚で観る映画だと思う。血キン、打ち首、脳漿ぶちまけて、頭が消しゴムに~~(笑
スペクターさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-22 23:17:25)
67.まさに悪夢そのもの。鬼才デビッド・リンチの衝撃のデビュー作。とにかく理屈じゃない、この映画をワンシーンごとに解説するなんて到底不可能ですね。「エレファント・マン」や「ストレイト・ストーリー」などといった類の映画もちゃんと撮れるのに、あえてデビュー作にこれを持ってきたリンチの頭の中身は一体全体どうなってるの?あの奇怪な赤ん坊は?あの歌っていた少女の意味は?なぜ頭が消しゴムに?ラストの意味は?・・・ああ、もうだめだ、完全にリンチワールドの術中にはまってしまった。
8823さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-25 22:05:17)
66.理解不能。だけど引き込まれる。不気味なムードでグロくて怖くてへんな映画。それを白黒がさらに効果を上げている。
Syuheiさん [DVD(字幕)] 4点(2005-10-05 15:28:11)
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【点数情報】

Review人数 116人
平均点数 6.40点
086.90%
132.59%
265.17%
332.59%
454.31%
51210.34%
61210.34%
71714.66%
82017.24%
91311.21%
101714.66%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.88点 Review9人
2 ストーリー評価 6.77点 Review9人
3 鑑賞後の後味 5.20点 Review10人
4 音楽評価 8.54点 Review11人
5 感泣評価 2.00点 Review6人
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