1.環境問題をテーマにしているとの評を見かけ実はまともな内容ではないか一縷の望みを託して見てみたのですが、まあやっぱりダメな映画でした(笑)。一応米国の石油企業による現地の自然破壊という社会派の視点が持ち込まれてはいるのですが、どちらかというと作品の比重が置かれているのは目新しさもない家族愛の物語の方です。キャストの大半がヒスパニックなのは今時という感じです。下手なパロディ演出には走らず意外と真面目に作ってはいるのですが、真面目に作っているだけにパニックものとしての陳腐な描写や展開が退屈極まりないです。低予算なので鮫は全然画面に出てきません。アステカの伝説にルーツを持ち幻覚を見せる超能力まで発揮してくるので鮫ではなくオリジナルのモンスター映画として製作すべき内容ではないかと思いました。