10.映像自体はスタイリッシュだが、SF的面白さを期待しちゃうと全く面白くないという。 ノワール映画の主人公みたいなロングコートを着た男が、宇宙からやってきた異星人だと言われてもねぇ。 アンナ・カリーナは綺麗でしたが、それぐらいしか見所がなく・・・。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 4点(2017-09-14 13:33:15) |
9.CGや特撮がなくても、演出や撮り方次第で未来的に見せることが出来る好例。物語自体はどうってことはないスパイスリラーのパロディだが、やっぱり「Cool!」の一言に尽きる。シュールでスタイリッシュでレトロフィーチャーなSF世界を堪能。途中で睡魔に襲われて二度見のため、この点数。 |
8.なんという映像センス!魅力的な画がテンポ良く次々と繰り出され、気を抜けるところがない。 特に最初のカットで一気に引き込まれて目が釘付けになった。 ストーリーは凡庸でパロディの様でもあったけど全然気にならない。ストーリーはどうでもよくなったというか、映像表現が華麗過ぎてストーリーに構う気にならない。 ストーリーのために映像があるのではなく、映像のためにストーリーがある。 【エウロパ】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-12-14 18:39:20) |
7.フランスってのは機知の国なんだなあ、とつくづく思う。「コインをどうぞ」で「メルシー」というプラスチック板が出てくるのとか、プールでの処刑、女性がハリウッドミュージカル映画の一場面のように順に飛び込んで死体を引き上げるのが実におかしい。全編スパイ映画のパロディで、車の追っかけやったり、何よりも音楽がおかしい。不安そうなジャーンというのをやたら鳴らす。ストーリーとしては、論理的であることに徹してすべての未来を必然としてしまう社会らしく(安部公房の「第四間氷期」みたい)、反論理的行為の罪というのがあったりする、それに対する自由意志の反抗といったものらしいが、ここはフランスらしい機知とアメリカ映画へのある種の憧れを楽しめばいいのではと割り切って楽しんだ、それでいいんでしょ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-30 12:04:39) |
6.自己模倣を繰り返すゴダール作品群の中にあって、異色の本作。 その点を評価したい。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-20 23:45:31) |
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5.ベルリン映画祭金熊賞だそうですが・・・。ワケワカラン系の映画、気に入るか気に入らないかの境界がどこにあるか自分でもはっきりしないのですが、コレは楽しめませんでした。例えば一種のパロディと受け止められたらある程度楽しめたのかも知れませんが、演出の「キザさ」が鼻についた時点で、もーダメ、斜に構えたようなこの映画全体が「見え透いたウソ」としか感じ取れなくなりました。あと一歩、キタナイ部分にまで足を突っ込む大胆さというか、ヨゴレを厭わぬ凄みが、私は欲しいのです、ゴダールさんよ。 【鱗歌】さん 4点(2004-01-10 00:24:34) |
4.えっ、この作品が受賞してるの?特撮無しのSFよ。 【000】さん 3点(2004-01-06 13:46:13) |
3.「難解」との評判から、ゴダールは長らく敬遠していたのです。果たしてゴダール初体験が本作って言うのはいいんだか悪いんだか・・・と思っていたのですが、意外なことに結構楽しめたんですよね。何か、ゴダールからのなぞなぞ(唐突に出てくる『元気です、ありがとう』っていう台詞とか、ネオンサインの“E=MC2”や“SUD”、“NORD”とかっていう言葉とか)が好奇心をそそって、分からないなりに面白かったです。きっとゴダールが好きな人はそこがたまらないし、嫌いな人はイヤミな感じがするんでしょうね。 【ぐるぐる】さん 6点(2003-12-17 21:34:23) |
2.後の「新ドイツ零年」にこの主人公のレニーが復活して登場するので、これも必見だと思います。 |
1.『男性・女性』や『中国女』といったテンポの良いゴダール作品を見慣れてしまっていたので、正直言ってこの作品は少しキツかったです。僕が見たゴダール作品と違ってちょっとテンポが抑え気味に感じられたし、そうそう際立った映像演出もなされていないように思いました。また内容も、ゴダール自身が「実験的、芸術的、冒険的SF(そう、この映画はSFなのです。ただしセットは一切使用されていません)」と言う様に、非常に深い内容でした・・・ただ個人的には、完全な管理社会である「惑星都市アルファヴィル」の無機的な雰囲気が好きだし、ラストシーンにはなぜかやたらに感動してしまいました。また全体的に深読みできそうな点が多々あるので、これからも何度か見返したいです。 【マーチェンカ】さん 7点(2002-06-16 02:36:33) |