11.基本的なストーリーは同じものの、シリーズ3作目はちょっと趣向を変え、 主人公はお姫様から子供四人へ。取っつき易いお話になり、とても判りやすいのだが、 子供たちがみんな棒読み演技のうえに、全編出ずっぱりなのでちと辛い。 さすがに前2作と比較すると落ちたなという印象。大魔神の出現シーンに関しても、 これまでのような荘厳さがなく、吹雪が凄くて観づらかった。大魔神シリーズもこれにて終了。 わずか1年という期間に3本の作品を作り、以降の続編制作なしというのも潔いが、 今でも話題に昇る強烈キャラにはやはり魅力を感じる。十分楽しませてもらったシリーズだった。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-12-04 08:42:22) |
10.大魔神が現れるまでの時代劇のおもしろさが前2作ほどではなかったような。 大魔神の部分は、雪が降っているのと、あと前2作になかった 新アクションが出るのが違ってるけども、 それを加味してもやってることがほとんど同じで新鮮味に欠けるような。 これ以降は作られていない大魔神シリーズの 続編とかリメイク、いつか作られる日が来るのだろうか。 今後作るとなると特撮はCGになるのか。 【且】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-04-18 23:10:15) |
9.3作目は『逆襲』と来たもんだが、実は逆襲指数は一番低かったりする作品。普通に困っている人々を助けてあげる大魔神、何をそんなに大暴れするのかと、やや唐突な感じも否めません。前半は子供たちの冒険の物語。まあスタンドバイミーの日本版と思えば当たらずとも遠からず、さりとて近からず。いや、演技は徹底してクサイんですけど、友情あり自己犠牲ありで、演技のクサさと内容のクサさがマッチして「懐かしさ」を醸し出しております。北林バーちゃんの存在感も忘れられない(今観ると、どうしてもあの「メイチャ~~ン」という哀しげな叫びがオーバーラップしちゃうのだ)。映画は途中から雪景色へと変わり、目を奪われます。この雪景色自体、なかなか効果的なのだけれど、クライマックスの大魔神大暴れのシーンでは、吹雪となり、壮絶なバトルシーンが展開される流れを導いてもいたりする。これは見応えあり、です。もしこのままシリーズが続けば、ゴジラやガメラ同様、コミカルな役回りが大魔神に課せられたかもしれないと思えば、この3作目が、引き際に相応しい作品と言えるのではないでしょうか。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-04-28 18:54:16) |
8.ガメラシリーズみたいに子供が絡んでくると一気に冷める。今まで、大魔神というあり得ない存在にうまくリアリティーを付け加えて見せてくれていたのに、子供の小芝居と、子供達の為に立ち上がるというヒーローものにしてしまったせいで、面白味が無くなった。残念。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-11-04 17:39:34) |
7.地獄谷に連れてかれた人たちの演技がほとんど一緒やんちゃっちぃなぁ(笑)どこらへんが逆襲なんかはわからんが、特撮は「ガメラ」シリーズ同様によくできてますが、子供向けになりながらも残酷的なシーンを残してるんでなかなか上手くできてると思います。でもこのあと続編が出なかったのは大映も怒り以外で大魔神が目覚める新しいネタを考えるのが嫌になったのかなぁ。。 |
|
6.今回は前二作とはガラッと趣を変え、グッと子供向けに寄った少年達の冒険譚となってます。巻頭に派手なカタストロフを配しつつも、魔神は物語からほとんど関係の無い位置にまで後退。高田美和や藤村志保等の美女の出番も無し。降臨した魔神も完全に子供の味方(一作目では踏み潰そうとさえしたくせに…)。王道お子様ムービー・旧「ガメラ」シリーズの伴映としては、この方が正しかったのかもしれませんが、私的にはやっぱ退屈。そのくせ子供の一人や捕らえられた兄を簡単に殺してしまったり、敵のやられ方等は結構残酷。この辺にもチグハグさを感じてしまいました。ところで今回、魔神には信仰を否定されたり、像を壊される等の直接的被害は及んでない。本作の魔神は一体何に「逆襲」したんでしょうか? 5点献上。 【sayzin】さん 5点(2004-11-09 00:09:08) |
5.今度は雪の中です(笑)。 今にして思えば、少年たちの冒険物語という見方もできますね。 <2006年4月22日追記・修正>Gyaoで再視聴。前半というか、中盤の後半まで、子供たちの冒険部分が妙に間延びして感じられてきたので1点減点します。派手さという点では三部作の中でもっとも派手な戦闘シーン(たとえばゴジラを砲撃する61式中戦車のような演出)があるにも関わらず、魔神におびえる侍たちという点では、どんどん恐怖の度合いが下がってくるのはなぜだろう? 最初の「大魔神」を神格化するつもりはないが、やはり第一作のできの良さが突出しているという感が否めない。鞘(さや)から抜いた剣で突き刺すよりも、額から抜いた大釘で貫いた方が怖いでしょ? 【オオカミ】さん [映画館(字幕)] 6点(2003-11-17 10:55:10) |
4.この当時、大繁殖した怪獣ものとは違い一線を画しているこの大魔神シリーズ。マンネリ化を避けるため、あの手この手と趣向を変え工夫と努力のあとが随所に見られます。雪山という舞台設定はもちろんのこと、とくに大魔神の温もりを感じさせる演出とか。ただ勧善懲悪、子供の味方という位置付けが、この作品で明確になってしまった。よって、この3作目で潔く身を引いたのは正しい判断だったと思います。ところで下の方と同じになりますが、この3作目は個人的に思い入れがあります。それは鶴吉を演じている二宮秀樹が主人公という事です。私が小学生の低学年であったこの頃、少し年上だった彼はマグマ大使のガム役で活躍しており、不思議な中性的魅力を持ったヒーローでした。そんな彼のスクリーン登場には大変驚かされたのを覚えています。大魔神3部作は間違いなく永久保存版ですね。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-05-17 11:22:37) |
3.前作「大魔神怒る」は、1作目以上に人間の愚かさと神仏への畏怖を表現していた。洞窟、湖、霧の暗さがそれを強調しており大魔神の怒りの場面以外はかなり重苦しい雰囲気がある。それに比べると本作品は少年たちの冒険活劇がひとつの軸となっており青い空、太陽の光、川の流れ、雪の景色など自然の美しさが開放感を与えてくれる。公開当時、同世代の二宮秀樹は大魔神と共に私のヒーローでした。身を捧げても弟や友人を救おうとする純な姿に感動したものです。鶴吉を手に抱え大魔神が雪の中から出現する場面は30年以上経った今でも、私の心に勇気を与えてくれるのです。3作品中一番人間に近い(?)大魔神かもしれません。エンディングの音楽の美しさも集大成の感があります。傑作です。 【天地 司】さん 10点(2003-01-20 19:40:52) (良:2票) |
2.私が初めて見たのは封切りの数年後だったが,第一作の後,間髪を置かずに作られたようだ。私も一作目との相違を余り感じなかったが,最終的に大魔人は子どもたちの味方,ということでやはり救われた思いがした。そうじゃなかったら怖くて怖くて・・・。 【koshi】さん 7点(2002-02-16 15:40:08) |
1.ここで登場する大魔神のセットって等身大とか? 当時の日本映画も捨てたもんじゃありません。内容は1作目同様、時代劇していますが、日本が生んだ寓話だと思えば良いのでしょうか? 良い時にやめたシリーズなので、その後もパロディにされる愛すべきキャラクターとでも言いましょうか。結構、残酷なシーンも登場しますが、明らかに本作は子供の味方的作品に仕上がっていて好感が持てます。でも個人的には1作目の方が好きかな? 【イマジン】さん 6点(2001-10-19 12:42:03) |