地獄(1960)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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地獄(1960)

[ジゴク]
1960年上映時間:100分
平均点:6.15 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-07-30)
ホラー
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タイトル情報更新(2023-07-16)【S&S】さん
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監督中川信夫
助監督土屋啓之助
キャスト天知茂(男優)清水四郎
三ツ矢歌子(女優)幸子
沼田曜一(男優)田村
林寛(男優)清水剛造
大友純(男優)谷口円斎
山下明子(女優)絹子
津路清子(女優)やす
宮田文子(女優)芙美
中村虎彦(男優)矢島教授
徳大寺君枝(女優)イト
大谷友彦(男優)草間医師
山川朔太郎(男優)漁師
石川冷(男優)刺青の老人
新宮寺寛(男優)針谷刑事
泉田洋志(男優)志賀恭一
高村洋三(男優)獄卒
信夫英一(男優)獄卒
西一樹(男優)獄卒
山口多賀志(男優)
嵐寛寿郎(男優)閻魔大王(クレジットなし)
若山弦蔵ナレーション
脚本中川信夫
宮川一郎
音楽渡辺宙明
製作大蔵貢
企画笠根壮介
配給新東宝
編集後藤敏男
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1
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16.amazon prime 無料配信 本日限り 天知茂出演と言うことで鑑賞。真夏の怪談ものとしてはヒヤリとするどころか、暑苦しさむさ苦しさ生臭さで胸焼け過多。お目当て天知茂(29歳)を食ってしまったMIP田村役の沼田曜一が強烈過ぎる。悪魔の化身のようであり、真面目人間清水が持ち合わせる内面のような存在がとても興味深い。二人逆のキャストで観たかったところです。悪さしたら地獄行きですよという他愛ない話でありながら、製作陣の気迫を感じる突き抜けた映像が記憶に残る怪作。
The Grey Heronさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-31 12:25:17)
15.こういうネタで映画を一本でっち上げようというセンス、というかセンスの無さ、というのが一番オソロシくって、全く常識が通用しそうにない、何が起きるか本気でワカラン、という映画です。実際、子供の頃テレビで怪奇映画を紹介する番組やってた時、この映画は破格の怖さでした(そう、ゴケミドロ並みに)。
100分ほどの映画のうち、最初の1時間で現世のドラマが描かれるも、面白いように人が死んでいき、気が付いたら都合よく、全員死亡。そこから後はひたすらあの世が描かれ、地獄の描写では拷問に次ぐ拷問。ちょん切られた手が一瞬動く、などはなかなかの芸の細かさです。皮剥の刑では何故か肉まで毟られ、もはや『ピラニア(新しい方)』状態。亡者どもが大勢、グルグルと彷徨う姿は、これこそが本当の死霊の盆踊りと呼ぶべき光景じゃなかろうか、と思えてきてしまう。
あの淡々とした罪状言い渡しが、曰く言い難い味があって、それとハチャメチャな映像とのギャップが、もう何とも言えません。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-28 21:44:04)
14.地獄はシュールな演出でなんとも言えないしょっぱい感じ。現世の方がよっぽど地獄だった。コロナだから、時間があまってる人は時間潰すために見れば良いよ。
センブリーヌさん [インターネット(邦画)] 5点(2020-08-19 00:29:53)
13.暗闇に棺桶がポツン。そして焼却炉、オープニングタイトル、昔のポルノ映画みたいなキャストロール。包帯に包まれた死体が二つ、風呂場みたいなとこにういている。それに伴い始まる地獄の解説ナレーション、三途の川でたたずむ主人公、炎に包まれ目覚めると、大学の授業中、主人公の前にバラが落ち、風の音ともに、悪友田村が、幽鬼のごとく突然現れる。この冒頭の一連のシークエンスにまず、いっきょに映画の世界に吸い込まれた。なんだろ、このただならぬ怪しい雰囲気は。これから地獄の描写がはじまるとゆう期待度を高めてくる異様な、まともじゃない匂いが、冒頭部分にかなり出てる。そんな始まりだ。映画に狂気が宿ってる感じすらする。この後、現世での荒唐無稽な主役の受難劇が展開される。で、これがギャグにすら思えるありえない酷い話で、共感とかはまったくないんだけど、怪奇的な青い照明や、悪友田村の悪魔的な存在やなんかで、これまたすごくいかがわしい。で後半は、地獄世界の描写。チープなんだけど、日本の地獄を視覚化すると多分こんな感じかもって思えてしまう独特の雰囲気はある。前衛的な芝居の舞台にも見える。生前知ってるもの達がその中で右往左往するさまは、ちょっとしたパニック映画っぽくも見える。終わりの無理やり感とか、結局、何も伝わってこないんだけど、ちゃんと閻魔様がいるオトギ世界の地獄そのものを、いかがわしさも含め全体的にうまく表現されていると思えました。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-20 17:01:05)
12.そりゃ話はひどい。でもね、こういう荒唐無稽なストーリーで、でも軸にはなんかニヒリズムみたいなものが一本感じられて、ほとんどファルスに近い大量殺人ドラマが繰り広げられるって、鶴屋南北の歌舞伎と同じじゃないか。沼田曜一が神出鬼没するあたり、歌舞伎の演出を思わせるし、狂った教授夫人が室内でまわしている傘なども歌舞伎調だなあと思う。騒がしい宴会場から酔った女がふらふらと静まった外へ出ていくあたりの雰囲気も好きなの。新東宝の闇って、独特のくすんだ色調で、こういう闇に合う。みんながはしゃぎながら嬉々として滅んでいくような前半の展開に、私はけっこうゾクゾクするものを感じてしまう。すごく映画として満足してしまう。そういう意味で、これ『東海道四谷怪談』の、よりクレイジーな現代姉妹編と見たいんだ。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2008-08-21 10:38:03)
11.新東宝の低予算で作られた傑作カルトムービーで、こういうアイディアと独創性溢れる作品は大好きです。序盤は地獄に落ちる人々を追っているのですが、とにかく暗い。画面も暗ければ登場人物も暗い。何か、別の意味で地獄のような世界が展開される。その中で圧巻なのは、天知茂を破滅の道へ引きずり、地獄でもさらなら底へ落とし込む天知のダークサイドの悪魔・沼田曜一の怪演技!いいねえ、爽快なまでの悪人を演じた。もう、深夜の映画館で観たから、頭にこびり付く。
「堕ちるまで」の養老院のエピソードも素晴らしい。実に生臭くそしてバタ臭い。この世界にハマってしまうと新東宝の大蔵映画は全て魅力溢れる作品に思えてならなくなる。

サーファローザさん [映画館(邦画)] 9点(2007-10-05 17:53:14)
10.≪地獄の地獄シリーズ第四弾≫ 場末のホステスの様な人達の緩んだセミ・ヌードをバックにした、力の入り過ぎた行書体のオープニング・クレジットから観る者を威圧してくる(そのBGMがまた凄い)。映画の中身は不条理、この一言に尽きる。開始一時間で登場人物全員が憤死、現世に於いてさして悪行を重ねていなかった様に見える人まで含めて、その全員が地獄に堕ちる(これじゃあ死んだら誰でも地獄行きだゾ)。そして地獄に堕ちた天知茂には、地獄の様な現世と同じ現世の様な地獄が繰り返される地獄が待っている(正に生きるも地獄、死ぬも地獄。それにしても他の刑はショボい映像しかないのに、皮剥の刑だけ何で特殊メイクなんだろ?)。あんまり面白い映画とは言えないですけど、何とも評価しにくいので5点献上。
sayzinさん 5点(2004-07-03 22:42:20)
9.時代劇以外の天知は初めて見たけど、学ラン姿がおかしかった。ホラーって結構コメディっぽいのが多いけどこれなんか特にそう思った。吊橋から落下していくシーンなんかコントっぽい。その反面かなり不気味なシーンもある。OPなんかはかなり異様。
バカ王子さん 6点(2004-06-20 23:57:26)
8.正直に告白するならば、初めのナレーションやあの気色の悪さには随分とビビリまくってしまいましてさー。いちいち一度消してから気合を入れ直してからなんて見てしまいましたもん。大袈裟に。^^ でもさ、途中からはどうでもよくなってしまいましたもん。そんな出来。(××) あ~あ、なんだか損してしまった気分だなあ。 でもさ、逆に笑えるとことかあったしさっ まぁさ、いいとすっかな。→例えば、橋から勝手に躓いてこき落ちてく人なんか… 意外とおかしかったしさっ^^
3737さん 2点(2004-05-09 16:05:33)
7.役の個性がなんとも言えない世界観を作ってますね。
地獄に行くまで時間かけすぎです。
真尋さん 6点(2003-10-15 10:39:12)
6.小学生の頃みた。Hでグロテスクでホラブルでとにかく激烈な印象だった。このいかがわしさは何なのか?
jirouさん 7点(2003-05-14 10:51:23)
5.ストーリーをどうこう言うのはナンセンスであるし、地獄はどう見たって場末の浜場だ。ちっとも恐くなんかないや。皮剥ぎの場面だってスイカ割りの要領だ。ドリフばりの大笑いと隣り合わせの底深い虚無。苦悩ゆえではない。運命のためでもない。根本的認識が思いっきりずれている。目をつむりながら、たやすく死を受け止め、いいことしたのに地獄へ行って、その罪苦をつぐなう。さすが日本人! カット、カットも良いです。
安倉博士さん 8点(2003-02-15 22:35:45)
4. いやぁ怪作の一語ですナ。新東宝のグロ路線の代表作なんだけど、DVDにもなってるってコトはヒットしたんだろう。よくもまあココまで真剣に”地獄”をビジュアル化しようとしたモンだ。鬼はもちろん、閻魔大王まで出てくるし(演ずるはナント嵐寛寿郎だ!)。登場人物がどいつもこいつもヤな奴ばっかりと思ってたら…全員地獄に落ちてるよ~オイ。うーーーむ、このセンスてかノリに付いて行けるか?ただ、中川信夫監督の意気込みは充分感じたので6点ッス!
へちょちょさん 6点(2003-01-03 03:41:24)
3.地獄で繰り広げられる総天然色の阿鼻叫喚は今見ても怖いですし、全然おかしくは無いんですが、ドラマの展開がなぁ。シーン事にブチブチ切れてつながりが良く分からないし、主人公の四郎一人が困惑しててそれ以外は死ぬとき以外は意外とへーぜんとしている。何でか何でもかんでも知っている謎の男田村の存在も結局はただの人だったし、三ツ矢歌子が一人二役する意味もない。しかもラストでは「四郎さぁ~ん。」「お兄さぁぁ~ん」と今までの暗い気分を強引に昇華させるという脱力させられるエンディング。突っ込み所は多々あれど、それでもファーストシーンで見せるじっとりとした恐ろしさや、主人公に殺された遺族が川に毒を流して魚を殺すシーンなどは何回見てもぞっとします。
さかQさん 5点(2002-11-02 17:26:31)
2.天地茂が地獄で死んだ女房に会う。女房は子供を身ごもったまま母子ともに交通事故死していたのだ。女「赤ちゃんが生まれたのよ」天「そうか俺の子が・・・」女「あなた名前をつけて」天「え、・・・(考え込む)」女「ハルミってつけたの」(つけとるやんけ!)女「あ、たいへん」天「どうした」女「私一人じゃ育てられないから、ハルミをハスの葉に乗せて、三途の川へ流しちゃったの。あなたつかまえて」(何でやねん!)かくて天地青年は娘ハルミを追いかけて地獄の業火に焼かれ・・・
ひかりごけさん 4点(2002-01-29 02:02:56)(笑:1票)
1.映画の中のラブホテルの料金が激安である。休憩400円、宿泊700円なのだ。40年以上たった今、人の悪行は変わらなくても、物価だけは高騰したということか。
松下怜之佑さん 6点(2001-11-08 10:29:52)(良:1票)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 6.15点
000.00%
100.00%
215.00%
300.00%
4210.00%
5315.00%
6630.00%
7420.00%
8210.00%
9210.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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