106.フランスであった史実的伝説。
それを大胆に脚色し”判りやすい”エンターティンメントにした意慾作。
一見、なんかフランス革命のお堅い映画なのかなーと思ったら、どうも違う。
功夫、モンスター、ミステリー…何でもアリの盛りだくさんな映画だった。
監督は「クリストフ・ガンズ」って無名のお方。
思ったんだけど、この監督ってこれからもイイ感じにエンターティンメントを創っていってくれそう。
何よりも、余り評価が芳しくないこの作品に俺が此処まで入れあげてる理由は…
「凄くコミック的だった」に他ならない。
映画全体の衣装のセンスが実在の衣装にケレン味を付加していて凄くイイ。
キャラの性格的な配置バランスもいいが、何よりも「容姿から戦い方や、性格が解る」ってのもゲーム的で判りやすい。
俺は壮大な大作映画も嫌いじゃないが「キン肉マン」「聖闘士星矢」「北斗の拳」「ドラゴンボール」といった、往年の少年ジャンプ作品が大好きな単純野郎でもあるのです。
この作品はそれらと同列の肩の力を程よく抜いて観れる作品なので嬉しい。
それとキャストも凄くイイねー!
主人公は、俺様ちゃんにとってノーマークだったが「サミュエル・ル・ビアン」って男。
ドイツ映画特有の堅い画面にハリウッド的な空気を唯一運んでくれている。(でもアメリカ人じゃないと思うけど)
そして…言わずと知れた、あの「ドーベルマン」の「ヴァンサン・カッセル」も外せない。
映画の中でキレた演技を見せて、主人公との対立をさりげない退廃的演技で魅了しているのがポイント高いッス。
あと美貌の「モニカ・ベルッチ」はイイ役を演じてた、スンゲェ綺麗な人だなーと思うし…エロいな。(笑)
ヒロインの存在なんかスッ飛んじまったよ、マジで。