5.未公開に終わっているウォルター・ヒル監督作。キャストも地味で派手さは無く、作品としても全体的に地味。
久々にピーター・コヨーテを見たなあ・・・。と思っていたらあっという間に殺されてしまいました。
戦争コメディのような軽いノリから作品はスタートしますが、それははじめだけ。
画面を通して伝わってくるかのような、どこまでも続く湿地帯、欝蒼とした森のジメジメ感。兵士たちの焦燥感。
姿の見えない敵から命を狙われ次々と命を落としていく小隊の恐怖を、
派手さは無いですが余計なものを削ぎ落としたような迫力ある演出で見せる。
ジョン・ブアマンの「脱出」を彷彿とさせる作品です。