手錠のまゝの脱獄のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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手錠のまゝの脱獄

[テジョウノママノダツゴク]
The Defiant Ones
ビデオタイトル : 手錠のままの脱獄
1958年上映時間:97分
平均点:7.35 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(1958-10-11)
ドラマサスペンスモノクロ映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-08)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督スタンリー・クレイマー
キャストトニー・カーティス(男優)ジョン・”ジョーカー”・ジャクソン
シドニー・ポワチエ(男優)ノア・カレン
セオドア・バイケル(男優)マックス・ミューラー保安官
チャールズ・マックグロー(男優)フランク・ギボンズ警部
ロン・チェイニー・Jr(男優)ビッグ・サム
カーラ・ウィリアムズ(女優)ビリーの母
クロード・エイキンス(男優)マック
ウィット・ビセル(男優)ルー・ガンス
ハロルド・ジェイコブ・スミス(男優)刑務所のトラック運転手(ノンクレジット)
ネドリック・ヤング(男優)刑務所のトラック警備員(ノンクレジット)
キャロル・オコナー(男優)トラック運転手(ノンクレジット)
広川太一郎ジョン・”ジョーカー”・ジャクソン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中信夫ノア・カレン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大木民夫フランク・ギボンズ警部(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小林清志ビッグ・サム(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
水城蘭子ビリーの母(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
雨森雅司マック(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田村錦人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ネドリック・ヤング(ネイサン・E・ダグラス名義)
ハロルド・ジェイコブ・スミス
音楽アーネスト・ゴールド
撮影サム・リーヴィット
製作スタンリー・クレイマー
配給松竹
ユナイテッド・アーチスツ
特撮アレックス・ウェルドン
美術ルドルフ・スターナド(プロダクション・デザイン)
フェルナンド・キャリー(美術監督)
ジョセフ・キッシュ(セット装飾)
編集フレデリック・ナドソン
録音ウォルター・エリオット
その他スタンリー・クレイマー(プレゼンター)
あらすじ
豪雨のハイウェイを走る囚人護送車が対向車を避け損ねて崖下に転落、白人のジョーカーと黒人のカレンが脱走する。お互いを人種的偏見で嫌悪している彼らは、行きたい方角すら違うが、お互いの手首を繋いだ鎖が切れないため、やむを得ず協力し合う。州保安官ミュラーは、ギボンズ警部の警官隊と、協力を志願する民間人と捜索隊を結成するが、彼らはウサギ狩り気分で獰猛なドーベルマンを連れて来ており、次第に反りが合わなくなっていく。一方、2人は食糧と道具を求めて町の雑貨店に侵入するが、捕まってしまう。
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1
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14.人種差別のきびしい一昔前の米国南部で、白人と黒人を手錠でつなぐことはありうるのだろうか。最初は疑問に思ったのだがユーモアだと言う。そのユーモアとは仲の悪い者同士を鎖で繋いでおれば決して脱走しないだろう、いや例え脱走してもうまくいくはずがないというものだ。ある面なるほどと思うがそこがまた映画のテーマでもあるのだ。結果的には鎖が切れても繋がれていたとき以上の友情が生まれるのだが。ミッドナイトランほどはおもしろくはないが、人種差別問題という点でそれ以上の価値がある映画かもしれない。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-17 19:33:37)
13.ちょっとあらすじを読んだだけで、ある程度の展開やラストも予想できてしまうのだが、
その分感情移入がし易く、安心して鑑賞できる。テレビ映画のような雰囲気でお話は進み、
人種問題というテーマがしっかり織り込まれていて、それがストーリーに厚みを持たせてます。
役者さんたちも良かったんじゃないかと。後半の展開には一瞬「おや?」と思ったんだけど、
うまくラストに繋げてあり、「これが男同士。やっぱいいわな」と実感させれくれる作品だった。
「ミッドナイト・ラン」系の映画が好きな人には、特にお薦め。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 6点(2011-10-15 07:54:46)
12.大袈裟に言えばこの映画自体が人種差別を乗り越えてきたアメリカの歴史のひとつなのかも。そういった面を除外したとしても充分に楽しめる作りだから説教臭くない。おすすめできます。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-25 18:32:31)
11.黒人映画俳優の先駆者ともいえるシドニー・ポワチエの出世作ともいうべき作品。シドニー・ポワチエは知的なイメージがあったが、ここでは野性的な役柄を演じている。事故直後の様子が描かれてなく、二人だけ無傷で逃げ出せてるのは少し違和感あり。途中「なぜ?」と疑問に思うところもあるが、全体的には程良い緊張感を保ちながら手堅くまとめていると思う。
きーとんさん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-26 11:03:18)
10.面白いんだけど面白くない。あまりにも人種差別をモチーフにしたわかりやすいエピソードの連続とそのエピソードを通過する前と後のわかりやすい変化(タバコとか歌の扱いとか)が完璧すぎて面白くない(時代性を考慮するとまたべつの評価の仕方もできるかもしれないけど。)。でもお話の根本は面白い。白人と黒人じゃなくても、例えば白人同士でも黒人同士でもいいんだけど、仲の悪い男同士が二人で脱走して徐々に友情を深めてゆくという話は絶対面白いわけで、だからこそこの映画、根本のところは面白いんだ。社会派とは無関係に映し出される「追う者」の描写があるから根本のところで楽しめるんだ。シンプルな話をシンプルにまとめた手腕も評価したい。
R&Aさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-22 17:01:21)
9.題材も内容もよく、二人の泥臭い演技もよかった。まさに小品という感じの映画ですが、シンプルにいいと思いました。
色鉛筆さん [地上波(字幕)] 7点(2009-06-24 22:12:49)
8.男には、時として 女よりも友情を取ることだってあるんだぜ。
ケンジさん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-23 20:20:49)(良:1票)(笑:1票)
7.まず最初に、正確にはこれって監獄からの脱獄シーンがあるわけではないです。いきなり逃げてます。以上・・。  ・・・で終わってしまうのもなんか味気ないかな、ならば続けておくならば、正直、二人の白と黒の関係、ひたすら続くよ 最後まで。 だから、あんまし今時のお子様世代には見せてほしくはないかな、変な差別意識を持たせてしまいそうだから・・ それに女性、なんか頓珍漢な母親出てきたし、あれではお子チャマかわいそうです。女性もヘンに描かれていますね、男の為の作品ってところでしょうかな、
3737さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-10 00:08:03)
6.人種を超えた友情を描いているのはもちろんのこと、囚人の命さえ軽く見る人狩りにリンチという蛮行をも取り上げている辺りは、いかにもスタンリー・クレイマーらしい。さらに保守的な南部の人々にも悪玉と善玉とに色分けしており、なかなか厚みのある人物描写。その一方、ありきたりなラブドラマをヤマ場に持ってくる展開には、ちょっと興醒め。しかも、子供を一人残して囚人と母親の逃避行?ってオイオイ。まぁしかし、シドニー・ポワチエとトニー・カーティスの、ドロドロかつ危険度の高い好演も手伝い見応えのあるサスペンス映画にはなっている。
光りやまねこさん 7点(2004-08-24 11:33:58)
5.黒人と白人の関係を描いた映画ということはほかの方のレビューにあるとおりなのだが、この映画ではシドニーポワチエの、いつも見せる冷静さがないぎらぎらした演技が印象的だった。
HKさん 7点(2004-08-20 23:23:14)
4.黒人と白人の脱走囚がひとつの手錠でつながっている。心ならずもお互いに協力し合わなければならない状況のなかで、人種差別の空しさが浮き彫りになる。森の中で蛙を捕まえ火で炙り、二人で貪るように食べるシーンがそれを象徴している。生きるのに白人も黒人も関係ない。
黒人は陽気に歌を唄い、白人は陰気に空を見上げる。
はじめは耳障りにしか聞こえなかった歌が、ラストでは名曲に変わっている。

michellさん 8点(2004-06-15 23:43:42)(良:1票)
3.58年と言う公開当時の黒人差別の社会状況は現在とはまるで違う。法的にもはっきりとした差別があった時代背景を思えば、黒人と白人がつながれて逃走するうちに友情が芽生えるという話は斬新なものだったと思う。しかも黒人が白人と対等に主人公の一人を演じるというのは、社会派と言われる監督の問題提起でもあったのだろう。手錠でつながれたまま不自由な逃走をする緊張感、二人の心理的変化などをモノクロのロケーションで見せるが、主演の二人の好演もあってラストのやるせない幕切れまで緊張感が持続する。
キリコさん 8点(2003-12-06 20:45:09)(良:2票)
2.始まって数十分で展開が読めるのは欠点かな。手錠で繋がられた白人と黒人が逃亡、いがみ合う二人、う~~ん先が完全に読めちゃうよなぁ。人種差別をベースにした逃亡劇だが、個人的にはそういったメッセージよりか娯楽映画としてみた方が面白いと思う。逃げる者、追う者は非常にコミカルに描かれていて、緊張感を煽るというより、男同士の友情の芽生える過程を中心に描かれている。それとなんといっても、ラストの汽車に飛び乗ったカレンが怪我をしたジャクソンを引き上げようとして、結局二人とも振り落とされてしまうシーンは友情の証みたいな感じで見応えがあった。
ゆたKINGさん 8点(2003-02-25 22:48:56)
1.シドニー・ポワチエとトニー・カーティスの掛け合いと心の変遷がよく演出されていた。人種差別の空しさと男の友情の爽やかさのコントラストが見事でした。
権蔵さん 7点(2002-11-09 09:45:39)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 7.35点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6311.54%
71142.31%
81246.15%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

1958年 31回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞トニー・カーティス候補(ノミネート) 
主演男優賞シドニー・ポワチエ候補(ノミネート) 
助演男優賞セオドア・バイケル候補(ノミネート) 
助演女優賞カーラ・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
監督賞スタンリー・クレイマー候補(ノミネート) 
脚本賞ネドリック・ヤング受賞(ネイサン・E・ダグラス名義)
脚本賞ハロルド・ジェイコブ・スミス受賞 
撮影賞サム・リーヴィット受賞(白黒)
編集賞フレデリック・ナドソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1958年 16回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)トニー・カーティス候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)シドニー・ポワチエ候補(ノミネート) 
助演女優賞カーラ・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
監督賞スタンリー・クレイマー候補(ノミネート) 

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