20.これが西部劇の最高傑作?といった映画だった。 モニュメントバレーの壮大で美しい景色は伝わってくるが、肝心の復讐劇が途中でドタバタ喜劇が入ってくるせいでダレる(しかも大抵面白くない)。主人公は終始偉そうだし、やたらとテンション高めの保安官とか、違和感ありすぎ。 主人公の心の葛藤や娘の悲劇など感情を揺さぶってくるドラマに感心するところもあるけど、やっぱり先住民憎しの姿勢が前面に伝わってくるのは昔のアメリカ映画ならでは。 この時代の背景とか知っているとまた評価は変わってくるかもしれない。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2024-07-21 00:05:37) |
19.ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の名コンビだが、期待はずれ。 【飛鳥】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-08-31 23:02:34) |
18.古い映画ですが美しい風景が印象的でした。以上です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-08-20 22:21:39) |
17.2012.12/11 3回目?鑑賞。観る度に評価が上がる。高校生で観たときは血沸き肉踊る作品でなく心理描写も理解できなかったのだろう。ただ黄色人種としては先住民インディアンが悪者扱いされるのは気に入らないが・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-12 00:19:02) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 5点(2012-11-29 22:18:54) |
15.西部劇ではずいぶん荒野の一軒家を見てきたはずだが、本作のファーストシーンで初めてその孤絶ぶりを感じた。戸を開けるともう荒々しい「外」がそこまで来ている。開拓者たちの心細さがひしひしと伝わるカット。だからこの映画でのコマンチは、単にインディアンというだけでなく、コヨーテや砂嵐や開拓者を脅かす新世界のあらゆるものを代表して存在しているんだろう。主人公たちの一行に、砂丘を並行して進むコマンチのシーンも、「開拓される側すべて」の警戒の象徴として彼らを見たほうが迫る。今までの騎兵隊ものではインディアンはただ駆除されるために存在していただけだが、本作では憎しみの対象になっている。そのためには悪玉を白人が演じなければならないところが、ハリウッドの限界だろうが、格上げされたことは確かだ(自分を妻と思い込むコマンチ女など、まだまだ差別描写は多い)。というわけで、これ異色西部劇としての価値はあろう。ただアメリカでの絶賛は分からない。今回で二回目の観賞で、前回より大きめの画面でその自然描写には堪能できたが、フォードの最大傑作というには躊躇させられる。初めて見たときの疑点(さらわれた姪への殺意にまで膨らむイーサンの執念の根拠とか)はそのまま残った。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-24 10:46:46) |
【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-02-16 21:14:09) |
13.正しいのは白人で、一方的に先住民を敵視したアメリカらしい作りにヘドが出た。 横柄で自己中な腹の出たおっさん、ジョン・ウェインに一切の魅力なし。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 0点(2010-03-06 01:28:42) |
12.最初、絵に描いた様な幸せな家庭(大草原の小さな家みたいな家庭)が、インディアンに襲撃を受けて、毅然とした母親とか殺されてしまう。残酷な演出だよね。こういう話って、現代に置き換えて、たくさん創られている。「悪」がこの映画のインディアンの代わりに、ならず者だったり。アメリカって建国してまだ二百数年しか経ってないので、こういう映画で描かれているようなことを、ちょっと前に経験したんだ。あんな荒野の一軒屋って無防備もいいとこだ。アメリカ人が銃を離さないのもこの時代の恐さがDNAに刷り込まれているからかもしれない。この映画の目玉であるジョンウェインはカッコよかった。 (2度目鑑賞) 西部劇は何も決闘シーンの映画ばかりではない。 インディアンとの熾烈な争いも西部劇のポイントである。 これは後者。 ジョンウエインが演技している貴重な映画。何せそこにいるだけで映画になる俳優だから、こういうのは貴重になる。 ちょっと捻たカーボーイを演じている。 しかし、唯一の肉親の妹を助け出して、一言「家に帰ろう」と優しい声でいう。 これが、今まで嫌な奴だった分、ドカンと効く。 結婚式での喧嘩の場面も「静かなる男」同様、好きですね~、フォード監督♪ 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-02 12:29:33) |
11.イーサンのポーリーやデビーに対する態度が一貫していないこと(どこで彼らに対する考え方が変わったのか不明)、あまりに自己中心的で傲慢なやり方などに違和感を覚えたことは否めませんが、それを補って余りある圧倒的な映像美にまずは拍手。荒野の茶色と抜けるような青空のコントラストが実に美しく、その間を駆けていく馬の「画」がまた絶妙。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-15 09:32:30) |
|
10.全編に漂う西部劇ならでは壮大で且つ美しい風景に眼を奪われること間違いないこの作品もいかにもジョン・フォード監督ならではの西部劇といった感じで楽しめます。ジョン・フォード監督の映画に共通して言えるのは人間の描き方が西部劇にしてもそうでないものにしてもどれもが本当に人間的で好感が持てます。この作品にしてもそんなジョン・フォード監督らしい映画だと思います。ドラマとしてだけでなく勿論、アクションにしても本物の力強さが伝わってきます。今の映画にはない映画としての力を十分見ることが出来ました。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-24 17:29:09) |
9.映画では表現するのが難しい距離と時間を見事に体感できる映画です。「もういいよ。諦めようよ」と見ている方に思わせるこの説得力!西部の広大さを常に意識させる、人間なんてちっぽけであると思わせる素晴らしい構図。厳しさとその中でも決して失われる事のないユーモア。否応なく気持ちを高揚させる馬上でのスピードとアクション。そして皆々様が既にご指摘の通り、人々があるべき場所に収まっても、一人帰る所のないさすらい人、ジョン・ウェイン。いやもう最高です。私ごときが今更言うことではないかもしれないけど、ジョン・フォードは映画のなんたるかを熟知している人です。 【黒猫クロマティ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-09-14 22:54:06) (良:1票) |
8.鱗歌さんもご指摘しておられるオープニングとエンディングが印象的。真っ暗な部屋の中から切り取ったようなドア枠から映し出される画はまるで映画の中の映画。美しい情景が映され、ジョン・ウェインが馬に乗り颯爽と登場。さぁ始まり始まり~。そしてエンディングもこの逆で、映画の終わりを告げてくれる。憎しみと殺戮の世界が虚構性を強調され、後味の悪い余韻を引きづらせない。映画が大衆娯楽であるための心遣いである。それでも、ハッピーエンディングの中で一人寂しいジョン・ウェインの後姿に、別の余韻を感じずにはいられない。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-01 15:42:50) (良:1票) |
7.けっこう残酷ですけど、ラストまで緊張感のあるストーリーですね。 【しまうまん】さん 8点(2004-06-12 12:06:41) |
6.なんなんだ、この西部劇。インディアンを復讐にかられて追う男の話で、めちゃくちゃ陰惨なもんかと思いきや、変なユリカゴ男が出てきたり、結婚式で女取り合いの喧嘩したりのドタバタコメディーっぽい演出がちらほら、そのくせ、インディアンに捕まった女が狂っていたり、女も容赦なく殺される等のエグイ展開もあり、いっしゅ異様な香りを漂わせてる西部劇やったで。でも、だからおもろいのかも。ちょこっと中だるみはあるものの、悪くはなかったよ。 【なにわ君】さん 7点(2004-05-14 20:59:06) |
5.観終わった瞬間の充実感、格別のものがあります。映画冒頭、暗い家の中から女性が扉を開けると、そこは広大なる荒野、観るものをいきなり別世界へといざないます。すると向こうから馬に乗ってやってくる人影、それこそが、久しぶりに現れたジョン・ウェインなのでありました。で、話は飛んで映画の最後、残念ながら冒頭シーンとは別の家なのですが、今度は人々が家の中に入って来て、カメラも屋内に下がり、ジョン・ウェインだけを外に残して扉が閉められ、THE END。↓おっさん様もご指摘の通り、誠にシビれる大団円であります。さてこの映画、先住民に身内を殺され、誘拐された男達の壮絶なる追跡劇でもあり復讐劇でもあるのですが、陰惨な雰囲気に堕していないのは、絶妙のユーモア感覚のお陰でしょう。今で言うところの、ロード・ムービーみたいな味わいすらあります。途中、エピソードと手紙朗読を交差させる等、演出の面白さにも事欠きません。そして戦闘シーンのダイナミックなこと!俯瞰の構図による立体感、カメラが全速力の馬に併走する躍動感。まさに満腹感を味わえる一本だと思います。 【鱗歌】さん 10点(2004-02-01 16:29:10) (良:4票) |
4.家族をインディアンに殺された事への怒りを爆発させ、120分のほとんどをインディアンを鬼のように追い求める執念の男。それがジョン・ウェイン扮する主人公。それまでのイメージとは打って変わった役どころである。圧巻はインディアンとの果てしなき大バトル。もの凄い迫力であった。カメラワークも素晴らしく、モニュメント・バレイをはじめ、とにかく風景が美しく撮られていた。フォード監督による異色西部劇。 【きのすけ】さん 8点(2003-10-24 00:03:22) |
3. フォードとウェインが共に新境地を開いた記念碑的な西部劇の異色作であり問題作。イーサン・エドワーズの復讐鬼ぶりはアラン・ルメイの原作に負う所大ではあるが、ウェインが大変な熱演。ただ、助演陣が些か弱体でウェインを支えきれず、チト中だるみするのが頂けない。あと、残酷描写も後のマカロニ等に間違ったインパクトを植え付けた感が深い。功罪相半ばする本作には1点マイナス。あ、それから↓ナタリー・ウッドは子役からやってるから、デビュー直後ってコトは無いと思うけど…1947年の「三十四丁目の奇蹟」(監督:ジョージ・シートン)とかで確かめてみては? 【へちょちょ】さん 9点(2003-01-30 16:05:35) |
2.へんなインディアン擁護映画こそ逆差別。白人世界対インディアン、人間と人間、文化と文化が対等にぶつかるからこそ闘争が生まれる。そこには偏見も差別もない。人間の生命の真剣な営みと、そこから生じる痛みがある。インディアンの食料になるからと、野牛を殺そうとするイーサン。すさまじい悲しみを秘めた名シーンだ。それをつつみこみ、さまざまな表情を見せる自然の美しさ。アメリカ映画の最高峰のひとつである。 【ちょうじ】さん 10点(2002-08-10 16:50:01) |
1.西部劇の最高傑作と名高い作品。確かに一部で言われている差別的感情が存在している作品だと捉えることはできるのですが、客観的に観れば凄い映画だと思います。技巧的には優れていて「これぞ男の西部劇だ!」と言わんばかりのシーンの連続に息を呑むこと間違いなし。デビュー直後のN・ウッドも印象的でノリにノッていると感じさせます。J・フォード流の乾いたユーモアもあり、それが上手に溶け込んでいることも演出の妙か。歴史に残る名作でしょう。 【チャーリー】さん 10点(2002-07-16 08:52:40) (良:1票) |