18.部分的に面白いシーンはあるが、死について描いた作品としては凡庸。 【浅田荷葉】さん [DVD(字幕)] 4点(2019-04-20 13:27:41) |
17.魔女狩りやペストの流行があった頃の話。十字軍遠征とも絡んでおり、なかなか日本人には遠い設定だけど、結局は生と死、神についてですか。セリフがクドくてダメだった。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-07-31 21:13:16) |
16.十字軍の騎士が、「お迎え」にやってきた死神に対し、ちょっと待ってくれとばかり、チェスの試合を申し込む。この死神が、登場した瞬間こそ不気味ですが、どうも凄みが無いというか、茶目っ気すら感じちゃう(笑)。コレ、ひとつには、命がけでチェスをやってるハズの騎士が、さほど一生懸命にやっていないというか、どこか斜に構えたようなところがあるもんで。妙な余裕がある。 つまり、「死にたくない」という生への執着から、チェスをやってる訳じゃないんですね。 映画も、このチェスの試合の場面は思い出したように時々挿入される程度で、戦況もよくわからない(何となく、中盤以降は騎士がポカばかりやってるような気もしてくる・・・?)。むしろ、騎士とその従者が出会う様々な人々の模様が描かれる。「生と死」を描く作品なんでしょうが、ウェイトとしては「生」の方が中心、中には狂言自殺という形で「死」を茶化すヤツまで出てくる。心配ご無用、いくら後回しにしたって、「死」は必ず誰にでも訪れるのだから。伝染病の蔓延は、さらに「死」をありふれたものにする。誰もがいずれは経験するという意味では身近な「死」、だけど、先に経験した人はいないという意味では最も不可解な「死」。ただ言えるのは、「生」は多様、しかし「死」んでしまえば、みな同じ。 「生」の多様さを確認すること。それが、「死」の到来までに騎士が(そして我々が)得る最大の収穫、といったところでしょうか。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-02-28 08:01:49) (良:1票) |
15.冒頭の数分を観て、こりゃ難解そうな映画だと思わず居住まいを正したが、意外にもエンターテインメント性の高い作品で、中ダレすることも無く最後まで面白く鑑賞しました。何より映像が美しいし、役者たちも達者で皆キャラが立っている。私は学生時代に中世ヨーロッパ史やキリスト教の歴史など勉強したことがあるが、別に専門的な知識など無くても十分楽しめる作品だと思います。そういう知識を重視している評者も多いようだけど。 【すらりん】さん [地上波(字幕)] 9点(2016-02-13 13:23:00) |
14.不安や恐怖によって神は生み出される。逆に神の存在を信じる必要の無い人には不安も恐怖もないわけで。言い換えれば、不安や恐怖の無い人にとっては神は存在しないわけで。ずっと後者で居られればよいのでしょうけど、死は必ずやってきますからね。 |
13.宗教色の濃い映画なんだろうか、単純に物語を追っても淡々と過ぎていく。 神の存在はなかなか確認できないが、死は身近に存在する。中世がこういった世界なら虚しい。でもペスト流行時にはあり得たろうと思わせる。娯楽作品とは言い難いので、意味を知って観るべきか。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-07 14:05:09) |
12.排他的な一神教の臭いが好きになれないので、どうしても醒めた目線で見てしまいます。神の存在を問うているようにも見えますが、私には死によってもたらされるかもしれない虚無の世界に対する恐怖を払拭しているように思えてなりません。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-06 22:13:37) |
11. 何故主人公達は死なねばならなかったのか。死をすんなりと受け入れた一行をどのように解釈すれば良いのか。そもそもあれは大団円なのか。 ペストが蔓延する混沌とした世界というのが背景にあるだけあって、心に重たいものがずしりときた。 【タックスマン4】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-26 21:13:29) |
10.なにかよく分からないけどなんだか凄いものを見た。旅芸人の明るく脳天気な歌声が、暗黒キリスト教徒の死の行進に飲み込まれていくシーンに、MAX級の演劇的カタルシスを感じた。それだけで大収穫! 【皮マン】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-28 22:15:33) |
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9.死神と自分の死をかけてチェスをする騎士。そしてチェスに勝つヒントを見つけるべく、道中色んな人たちと出会っていくという話。とてもストーリーはシャープなテンポでとてもイイです。主人公が道中、いろんな経験をして成長していき、最後死神に勝てば、とても分かりやすい面白いロードムービーだったと思います。でもそうはならないのが、神についての考察を深めていったベルイマン風のようです。最後の列をつくって死の行進をしているシーンもそうですが、センスあるシーンが多く、とても映画的だと思います。ただ十字軍や疫病の多かったころのヨーロッパの知識があれば、もっと理解が深められたのかなとも思いました。浅学非才の自分にはこの映画に高得点を与えるのはちょっと恥ずかしかったので、この点数で。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-05 20:24:50) (良:1票) |
8.話はつまらないのですが、イングマール・ベルイマンにしか出せない唯一無二の映像には、ただただ感嘆するしかないですね。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-13 10:39:01) |
7.奇妙な歌とともに、宗教に身も心も奪われて行進する人たちの姿にものすごい恐怖を覚えました。宗教って奥が深くて一言で語り尽くせられるものではないけれど、やっぱり恐ろしい。無宗教の自分にとっては理解しがたい作品でした。とても奇妙で、斬新な映画。 【未歩】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-08 09:22:26) |
6.キリスト教の知識があったら、もっと楽しめるんだろうなぁ。わけわからんちんぷんかんぷん。 【paraben】さん 5点(2004-07-19 14:36:58) |
5.英語字幕で見たせいか、全体として何が言いたいのか良くわからなかった。細かいところどころのエピソードには面白いところもあったが。 【HK】さん 5点(2004-07-07 00:32:50) |
4.ベルイマンを初めて観てみたんやけど、この映画、なんか雰囲気が舞台演劇っぽいね。死神が普通に人として出てくるチープな演出とか、観た後に考えさせるテーマの持って生き方とか、悲惨やのになんかコミカルなとことか。特に嫁に逃げられたおっさんと従者の台詞の掛け合いなんてモロに舞台演劇。当時の演劇がどんな感じかわからんから、今の演劇がこーゆうのをマネしてるのかもしれんけど、普通のリアルな映画運びじゃないと思った。舞台劇っぽく作ったロードムービーかな。後、生と死や神の存在について、監督が悩んでて、映画を作りながらその回答探してる感じもした。俺は舞台演劇(特に小演劇)が好きやし、自分でやったりもしてるのでこーゆう感じの映画は好き。ちょっと物足りひんかったけど。あ、それと、この映画に出てくる女性の人ってほとんど綺麗で魅力的やね。狙ってるのかな。 【なにわ君】さん 7点(2004-06-07 16:26:16) (良:1票) |
3.画面全体から漂うB級感が重厚なテーマを台無しにしています。 【藤村】さん 3点(2004-03-07 17:21:08) |
2.死とはなにか?そんなテーマなのだが、死神が出てくるとなぜかほのぼのしてしまう。木を切っちゃうとことか。 【horicks】さん 10点(2003-05-17 22:29:57) |
1.とにかく「白」と「黒」が印象的。モノクロとはただの白黒(カラーレス)映画ではなく、最も鮮やかな色である白と黒を使った鮮烈なカラー映画であると教えられた作品。光と闇、チェス、死神の顔とマント、旅芸人の衣装・・・この白と黒の対比は生と死の象徴であると思う。「人生に意味はあるのか?」この永遠の問いに対して、この映画の答えは「No」であり「生きることは虚無である」と言っているのか?救いようのない中にも、夫婦だけが唯一の救いとされているのは?スッキリ感は全く無いのに、映像もストーリーも妙に心に残り、いつまでも忘れられない一作。 【クロマス】さん 10点(2003-04-15 21:41:20) |