6.冒頭の洗脳シーンはイマイチ退屈でしたが、以降は冷戦の最中で共産圏上映禁止措置はさもありなんといえる見応え充分の展開。シナトラは、意味不明だけど迫真の格闘シーン(指は大丈夫かと思ったら折れていたという)を見せるものの、物語上浮いていたジャネット・リーとの絡みも併せて、母と息子の引き立て役の感が。MIPアンジェラ・ランズベリーは、今、私が観ても血圧計が振り切れるどす黒さであり、息子(ローレンス・ハーヴェイ)のこれ以上無い哀れな姿と併せて、当時の観客の憎悪を一身に浴びていたのだと想像します。反共を声高に叫ぶ者の正体を見るのは、映画の絵空事でないものを感じた秀作です。 |
【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-02-10 20:02:33) |
4.非常に真面目に作られている映画であり、東西冷戦の真っ只中の時代背景を考えるとよくこのような題材を取り上げたと思うし、当時アメリカでは、かなりの問題作という位置付けになっていたのではないでしょうか。作品全体のトーンは非常に重苦しく中盤まではかなり長く感じられ、ずっと何か悪い夢でも見ているような感覚でもありました。当時実際にこのような洗脳が行われていたのか、そのような疑惑があったのかは分かりませんが、洗脳のシーンは非常によく考えて撮られており、かなりの恐怖感があります。「これが洗脳なのか」と思わされる迫力と不気味なリアルさがありました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-18 23:06:50) |
3.少し分かりづらいストーリーでした。もう一回観たら、いろいろ見えてくるのかも しれません。 【しまうまん】さん 7点(2004-06-14 00:42:00) |
2.怪人ヘンリー・シルバ演じる韓国人がちょいと無理があってかなり胡散臭いんだけど何故かとってもお気に入り。うー、やー、たー!でシナトラおやびんにやられちゃうけど。それはともかく3ばか大将の肖像画に見守られながらの洗脳シーンは柔らかな恐怖の漂う不気味さで、今もって出色の出来であります。キュートなトランプ嬢もかなりのシュールさ。夢に見るぜ!くわばら、くわばら・・・。 【モートルの玉】さん 8点(2003-09-20 04:19:40) |
1.洗脳を受けた朝鮮戦争の元捕虜が、電話によって催眠状態となり殺人を実行するという、「テレフォン」の先駆けのような作品。先駆けてもうれしくないか。格闘シーンがヘンテコです。しかも突然、羽折り固め!あの蝶野正洋もこの映画を観て技を磨いたという(ウソ)。さすが、我らがフランケン師匠、やってくれます。 【鱗歌】さん 8点(2003-05-24 01:54:52) (笑:1票) |