9.不幸な境遇、不倫、犯罪と続く展開の中に共感できるようなキャラクターを見出せませんでした。エゴがはびこる世の中では、現実はそんなものなのかも知れませんね。そこそこに面白かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-13 18:48:45) |
8.登場人物特に主人公二人に共感できぬままだらだらと見ていたが、列車のシーンあたりからだんだんおもしろくなった。それにしても大の男たちが双六とはなあ。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-16 09:12:10) |
7.カルネ監督でエミール・ゾラ作とくれば面白くないはずがありません、期待通り。人間が人間を殺しては終わりです。フランス映画らしく残酷で暗い結末のラストのはずなのに、謂いつけ通りに破滅の道へと進むことも知らず明るい日差しの中、一目散に郵便ポストに向かう少女の姿がなぜか凄く印象に残っています。 【白い男】さん [地上波(字幕)] 9点(2008-12-19 23:35:10) |
6.黒澤明監督のモノクロも墨絵のようで美しいですが同作品はヨーロッパのモノクロ作品の美しさを存分に見せ付けてくれます。主演のシモーヌ・シニョレが美しいのは言うまでもない・・・と言いたいところですが、体全体はあくまでも豊満で肉感的なのに顔が大写しになると男のように見えました。でも、他のどのような女優さんでもテレーズの満たされない寂しさは出なかったでしょう。嫁と姑の確執も特に後半以降、姑役の年配の女優さんが鬼気迫る演技で見事に表現していました。周囲からは羨まれているに違いない安定した生活の中で欲求不満に陥っているテレーズと彼女に言い寄るセクシーな男の話は、残業続きで疎遠な夫に愛想をつかす金曜日の妻たちの走り、そして金妻モノをもっと極端にした形で展開します。ただ、「猫の目をした(テレーズの言葉)」水兵あがりの男が出てきた頃から少しつまらなくなりました。結末も、私の私見ではありますが、陳腐なので-1とします。原作者ゾラは人間の情欲を見つめた作家でしたが、物語としての結末はどうでもいいのかもしれません。邦題「嘆きのテレーズ」の「嘆き」はないほうがいいと思います。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-06-22 22:53:14) |
5.これは面白いですねー!グイグイ引きつけられて一気に鑑賞しました。追いつめられ型心理サスペンスで、特にシモーヌ・シニョレが素晴らしいです。 【よし坊】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 09:46:50) |
4.何十年も前に見たことがありましたが、テレビでやっていたので久々に見てみました。やっぱりあのラストは衝撃的ですね。でも、そこに至るまでの過程が今見るとどうしようもなくアホらしい(大昔に見たときはそうは感じなかったのですが)。亭主はマザコンの超ダメダメ男。浮気相手はハンサムだけど短気ですぐに手が出るタイプ。どっちも大した男じゃないよ。男を見る目のない女だね。昔だったら8点つけたけど、今の価値観だと7点ですね。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-13 21:47:44) |
3.不幸な運命から逃れられない女性の哀れな姿を描いた、いかにもフランス的サスペンス。不安に怯えるテレーズの心理描写は見事です。 【Mr.MONK】さん 7点(2003-12-15 16:27:39) |
2.シモーヌ・シニョレ好きです。姑シルビーが不気味。そして、皮肉なラスト。おもしろかった。 【fujico】さん 7点(2003-09-15 09:01:08) |
1.「天井桟敷の人々」、「悪魔が夜来る」、「北ホテル」、「ジェニイの家」のマルセル・カルネ監督のもう一つの代表作。シモーヌ・シニョレ、シルヴィ(→「舞踏会の手帳」での名演も忘れられません)…、名優達の名演も光り輝きます。フランス第2の都市、リヨンでのロケ、カメラワークも素晴らしい。ラストにかけて一気に緊迫感は高まり、ラストシーンでは、はっとさせられます。原作は、「居酒屋」、「女優ナナ」の巨匠エミール・ゾラの「テレ-ズ・ラカン」、自然主義文学の傑作を映画のリアリズムで表現した傑作です。 【チャターBOX】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-06-04 13:55:53) |