9.いくら江戸時代とはいえクールな渡世人が一宿一飯の恩義だけで殺し屋を引き受ける展開が物足りないです。存在感十分の錦之助と渥美清はよかったですが、セリフの多い子役にももうすこしまともな演技指導をしてもらいたかったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-06-08 22:51:35) |
8.なかなか人情味のある深い話なんだけど、どうもコテコテすぎる。 しかし、中村錦之助の演技は相変わらずうまいし、迫力がある。 チャンバラシーンにしても、さすがはストストピッチャンの錦之助、実にリアル。 話はどうにも臭くてたまらないが、アクション部分の迫力と錦之助の演技は高く評価したい。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-01 17:59:06) |
【アンダルシア】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-08 06:13:35) |
6.本日DVD屋へ一番乗りで飛び込む。お目当てのそれをさっさと取り、レジへ。「お客様、本日発売の リー・ポッターお買い求めの際には記念品が付いてきますが如何なさいますか?」「結構です」「へ?」「いりません!!!」急いで家に戻り(恥ずかしながら初見)堪能する。う~。年をとると、涙もろくなっていけねえよぉ。なんて切なく、悲しい話なんじゃ~。加藤泰節、とも思えるローアングルの構図をふんだんに利用した画面に加えてシネスコの幅を使いきった演出方法は登場人物の感情を明確に示しておりここまでくると職人ばりの安心感。ああ、買って良かった。 【Nbu2】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-04-21 22:06:16) |
5.時代劇が時代劇たりえた時代の最後の時代劇。仁義が仁義たりえた時代の最後の物語。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-08-23 21:21:08) |
4.時代劇と任侠が合わさったような映画だった。血しぶきなんかは時代劇ではほとんど見られないので印象に残る。この頃の錦之助は貫禄とか凄いし、円熟した演技がかっこいい。でも一番印象に残ったのは渥美清。死んでる姿でさえ喜劇が漂ってた。ストーリー自体はそんな好きな感じではなかった。ヤクザの仁義とか一宿一飯とかが理解しにくい。 【バカ王子】さん 7点(2004-06-26 02:03:01) |
3.一宿一飯の恩義って、要するに、無理難題を引き受けざるを得ないことなんだということがよくわかる一本。こどもに本当の親の仇が誰なのかをいつ話すのか、たいへん気を揉ませる脚本だった。 |
2.渥美清との軽妙なコンビでの旅物語と思いきや、渥美清がすぐに死んでびっくり。錦之助が一宿一飯の義で人を切るっていうのにも驚き。ちょっと似合わない。でも、その事を悔やんでウジウジしているのは錦之助らしい。終盤の出入りは勧善懲悪ではなく、金のための出入りの助っ人でちょっと高揚感に欠けるが、最後子供の「斬らないで!」で刀を捨てるところはやはり錦之助らしい。一応ハッピーエンドに仕上がっている。随所に錦之助の魅力を取り入れながらも、任侠モノを作ろうとした苦悩が感じられる作品。個人的には錦之助には自由奔放さを期待しているので、渡世の義理に縛られたり、様式美重視の任侠モノを演じるのは違和感を感じる。 |
1.股旅物の傑作。加藤美学の集大成。錦之助の名演とあいまってその様式美に打たれる。東映時代劇というより映画界全体の斜陽とだぶったようなリリシズムが全編ただよう。なかでも雪の降る場面から下にパンしたら宿の女将に錦之助が告白しているシークエンスは特に秀逸。 【スリム小池】さん 9点(2003-05-08 13:14:35) |