15.昆虫の生態をどアップでただひたすら観賞し続ける作品。 興味深い映像もいくつかあったけど、全体としては単調で退屈な印象。 ネット配信で見たんだけど、鑑賞環境をどうしようか悩ましかった。 邦画ではないし、吹き替えるナレーションもないし、字幕もない。 【もとや】さん [インターネット(字幕)] 5点(2019-01-25 23:08:00) |
14.眠気を誘うテンポ。西村のわざとらしすぎるナレーション。所々に挟まれてリアリティを損ねる「作られた映像」。小学生の息子と観るつもりでレンタルしたけど、カタツムリのシーンで10歳の息子は「この映画を作った人はこの映像で人にどう思ってもらいたいのや?」と・・・親子で観るのが気まずいカタツムリって・・・・僕は息子自身がどう思っているのかを聞いてみたかったが、彼はその後10分もせぬうちにリラクゼーションの罠にはまって爆睡した。途中起きだしてまた観ていたが、朝日が昇ったというシーンを迎え、映画が終わったことを確認すると「あー良かった! また繰り替えされたらどうしようかと思った」とつぶやいた。昆虫やイモリやヤモリを飼うのが大好きな息子でさえ乗れなかったしろもの。やっぱりテンポがよく無さすぎる。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 2点(2010-11-24 00:01:56) |
13.そこらの草原が実はワンダーランドであったという発見。隠れていたジャングルが姿を現わす。植物と動物が、さらには水や空気までが親密に通い合っている世界。ミズグモっていうのだったか、空気を採取してきて水中の藻の中に巣を作っていくの、クモによって抱え込まれた空気の不思議な質感が新鮮だ。雷雨のスローモーションによる水の表情もすばらしい。無機質であるものが虫たちと同等に生き物めく。僕らはみんな生きている、って気分を実感する。微速度撮影が植物の動物性を見せ、高速度撮影が動物の植物性を見せる。そしてこれらはフィルムの開発によって初めて目にすることが出来た世界であることに、感謝せずにはいられない。ヴィーナスの誕生のような蚊の荘厳。あくまで一日のドラマでこれだけの物語が展開する、ってことは、これに四季の変化が加われば、さらに豊かな物語が紡がれていることだろう。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-06 11:59:13) |
12.エロイ、18禁でしょうや、カタツムリの抱擁。そしてきっと夢に出てくるだろう事間違いなかろうでしょうや、虫たちの顔面ドUPが。うげげ。 でもしかし、なんて綺麗で丹念、そしてまた微笑ましくも有り、その見てる者を全然飽きさせない展開を続けていった作りの素晴らしさといったらそりゃあもう 9点でしょうや、 個人的には雨粒にたじろぐ虫たちの姿を見れた事にもその痛く感動。 さしあたってとにかく誰かに見せたい 例えこんな気色の悪いもん見せるな言うて突き飛ばされたとしても・・ そんな衝動に駆られる作品でもあったかな・・ あいやちょいとそれは大袈裟か・・・ 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-08-01 21:34:35) |
11.昆虫の不思議な世界は色々な番組で見慣れているし、内容も知っていることがほとんどだったのですが、とても楽しめました。クモやカマキリの補食シーンが出たらどうしようと思いながらドキドキしていましたが、意外とあっさりしていたので安心しました。ハチの姿に似せて交尾にくるハチを誘う植物の映像は誘いかけられたハチの気持ち(植物に恋してしまったような)が伝わってくるようなシーン。雨粒が葉に落ちてその衝撃で飛び上がるテントウ虫のシーンなど、見ていて思わずほほえんでしまうような映像が多かったです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-29 13:06:21) (良:1票) |
10.ムカデの足など、小さな虫たちの精緻な動きを見せられて、感動した。マクロな人間の視点で虫をみると、あいつらなに考えてるのか分からない、という感想しか抱かないものだが、カメラを使ってミクロな視点で虫たちを見ると、虫の意志も理解できてくるから不思議だ。 【チビすけ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-11 09:20:02) |
9.普段は気にも留めないちっぽけな虫の世界が、想像をはるかに超えて美しい。もちろんグロテスクなところはあるけど(とくに毛虫の群れとか、忘れたい)、アブラムシを取り巻くアリたちとテントウムシの動きや、闘うクワガタ、雨に戸惑うミズスマシ、濡れたクモの巣、奮闘するフンコロガシに、巣から覗くハチの幼虫など、透明感のあるきれいな映像のオンパレード。虫が地面を踏みしめる音まで聞こえてくるのが臨場感があってまたいい。小さな虫たちの生活がこんなにもドラマチックなものだったなんて。そして画面の虫たちの足元にときおりさらに小さな虫が通ることに気づいて、この世界の巨大さ、繊細さを実感。溜息が出ました。 【no one】さん 7点(2005-02-19 02:23:00) (良:1票) |
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8.虫なんてものを本当に近くで見ることなんてない。アニメのミツバチハッチとかそんなもんだろう。こんなにもじっくり見せられると、あいつらの姿はなんとグロテスクで完璧で機能的なんだろう。この造形美をモチーフに壮大なアリアで盛上げていく不思議な映画。ストーリーはないが瞬間瞬間を生きる様々な虫達の残酷さ優雅さ可笑しさが映画を進めていく。カタツムリ2匹の濃厚なラブシーンはとても官能的で印象にのこっている。 |
7.「オメ知ってっが?かたつむりったばよ、性感帯がふたつあるんだとよ。すげくねが?」郷里のバイク屋の奥で高校生が話し合っている場に居合わせたことがある。おそらく雌雄同体を彼等なりに解釈した結果だろうが、その読み違え方に天才的なものを感じた。この映画の巨大かたつむりのからみを見ると本当にエロくて彼の解釈も実はまんま正しいのではないかと思えてくる。同感。連中すんげー気持ちいいんだよ、きっと。学術的解説抜きの見せ方には不満が。驚くべき映像なのは分かるし、ひとつの見識だとは思うが、とりあえず何してるのか知りたい場合だってあるんだ。ひとことふたことだけなのに“翻訳:椎名誠”ってのも気に入らないなぁ。なんだ?客引きのつもりかね? 【皮マン】さん 5点(2004-02-24 23:33:20) |
6.NHKでよく放送する生き物特集番組の映画版、といえば判りやすいでしょうか。でも、無駄なナレーションがなく、画面の美しさが際立っていました。私虫は苦手ですが楽しめましたよー。やっぱり他の映画と同列の評価は難しいです。そこそこ、よりはもっと驚きの世界を繰り広げてくれる虫君には悪いのですが、6点で抑えておこうと思います。 【のはら】さん 6点(2004-02-14 14:10:31) |
5.ミクロとマクロは表裏一体で、全ては逆説的に機能する。覗き見たこの極小の世界には、畏怖すべき宇宙があった。世界は何て広いのだろう、とため息が出る。虫たちの体を構成する1つ1つの細胞、節、流線。恐ろしいことに全く何の無駄もない造形美。それら1つ1つを見ていると、「この世には無駄なもの、意味のないものは何もない」という理想主義のキレイごとすら、疑いようのない真理のように思えて来る。この世界には、あんなにも美しい者たちが、惜しげもなく当たり前のように存在している。この世界は何と広く、贅沢で、シュールなのだろう。私は、こんな恐ろしい世界に生きている。 【ひのと】さん 8点(2004-02-12 16:14:31) |
4.「がんばれ~、フンコロガシ!」と、フンコロガシを応援できる、世界で唯一の映画だと思います、多分。羽化する蚊の姿は、まるで妖精のよう。人間とは別の世界で生きる、虫たちの、ただ当たり前の姿。そこに「下等」などという価値観が入り込む余地はありません。まー、もっとも映画を見ている間、上映時間の半分くらいは鳥肌立ち続けでしたけどねぇ(イモムシ関係は特にねぇ・・・)。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-11-23 20:41:27) (笑:1票) |
3.個人的には虫は嫌いなんだけど、この映画に映し出された虫たちはとても生命体としての力強さに溢れ、人間の営みと変わらぬドラマ性を見せてくれる。これが、本来の虫の姿なのであろうが、それを粘り腰で映し続けた監督の労力は計り知れない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-10-31 12:11:49) |
2.大自然の中に生きる虫たちの営みを延々と映し出していくだけの映画なんだけど、その映像があまりに繊細で力強く思わず見入ってしまう。虫たちの営みのドラマにハッとさせられ、感動させてくれる。それにしても、このドキュメンタリーを紡ぎ出した監督の粘り強さには感服する。 【スマイル・ペコ】さん 7点(2003-10-06 12:31:05) |
1.大自然に住む様々な虫をとらえたドキュメンタリー。虫達の一連の行動がまるでひとつのドラマのように成り立ってるし、羽化などの貴重な映像も豊富。またその場面ごとものBGMも秀逸で、まさに「ミクロ」な世界に散らばる「コスモ」に気付かされ、子供の頃はよく向かい合っていた足元の世界を思い出せた喜びがそこにあった。観た後で知ったけど、ドキュメンタリー「WATARIDORI」(←まだ観てないけど)のジャック・ベラン監督もスタッフとして参加しているらしく、この作品のクオリティの高さも納得させられた。ただ、虫嫌いな人には絶対オススメできません。アリとかバッタがドアップなシーンが多々あるんで…。 【びでおや】さん 8点(2003-06-27 23:54:09) |