12.イギリスっぽい雰囲気。平凡で未来に希望を持てない人々の、ちょっとした転機。頑張ろうという気持になる。 【noji】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-05-06 23:53:16) |
11.終盤になってようやく光が見えたかなという感じで、全体を通じて湿っぽく、イジイジした感じだった。何度「クソッ」という言葉があっただろうか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-04-12 14:25:01) |
10.悪くはないけど、『秘密と嘘』を観た後ではいささか新鮮味に欠ける。最初は喧嘩ばかりしていた家族がトラブルを境に再生のきっかけをつかむ、という大まかな流れは同じ。しかしどうも中途半端な感が否めない。近所の他の家族の話はあれでおしまい? ストーカーはなんだったんだ? 娘が妊娠してしまう話もあれでお終いとは……。挿話にきっちりと結末が付けられていないのはリアリティを追求した結果なんだろうか。どうせ途中で投げ出すのなら、もっとさらっと流すだけにしておけばよかったのに。もっとタイトな構成にできたはずだ。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-17 19:56:32) |
9.この映画の題名は「人生は時々、晴れ」じゃなくて、「人生はほとんど、曇り」くらい。内容はかなりす好きなタイプ。題名を訳した、偉い!!この場を借りて褒めておきますね。 【eivent】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-16 03:20:38) |
8.夢も希望も、しかし絶望も無いイギリスの低所得層のリアルな日常生活を、ひたすら淡々と追ったホーム・ドラマ。人間、何かしら希望があれば努力もするし、何かに挫折したりするから死を考えたりもする。しかしそこに何も無ければ、程々に貧乏のまま毎日を流されていくだけ。若者達も親を軽蔑しつつ、しかし家を出て一旗挙げようという気を起こす訳でもなく、既に親と同じ諦めの境地。これがイギリス下層階級の抱える閉塞感なんでしょうか。全編が息苦しい感じのする映画ですけど、この一家はラストで少しは晴々とした気持ちになったんでしょうか。姉の方が最後まで仏頂面を崩さないのが少し気になりました。それと「秘密と嘘」同様、クライマックスの台詞と演技が突然舞台風になってしまうのが玉に瑕でしょうか、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-20 00:10:57) |
7.人生にしても愛にしても一人では満たせれない。支えあう人、愛する人があってこそ成り立つものだと思う。完全なハッピーエンドではない映画で何故か、とても気持ちが楽になった気がする。『人生は、時々晴れ』か・・・そう人生は嫌なことばかりではない、絶対にいいことがあるさ。そう信じたい。 【ピルグリム】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-31 11:13:59) |
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6.どんよりとした曇りがちな表情があふれる中で、いったい、いつになったらこの人たちの人生や表情は晴れるんだと我慢しながら観ていたら、やっぱりさすがにマイクリー、ラストは非常に上手く締めてくれますね。このラストのまとめ方は素晴らしいの一言。 自分にはファミリーがないので、それほどジャストフィットしなかったけど、中年夫婦ややや家庭危機があるファミリーが観れば、もの凄く感動するんじゃないかなと思われる映画であった。 とにかく、家族がいるにもかかわらず「孤独を感じた」という言葉は胸を刺す。 家族の在り方、夫婦の愛、人と人との向き合い方など、観て良かったなと思える映画であった。 確かに、役立たずかもしれないけど、自分への愛も尊敬も何もなければ、家族である意味はないな。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-18 02:32:06) |
5.この邦題が見事です。「人生は、時々晴れ」この言葉がヒシヒシと響いてくる。さて、はなしの方ですが「秘密と嘘」もそうだけど、母親の言動がポイントだわね。二作ともお母さんがイライラする存在なのよ。メインのあの一家の母親も穏やかさのない不幸顔、甘ったるい声でちょっとしたことにも重く、深刻な反応をする。そして無意識に旦那をクソ扱いしている。ここんとこが私自身もドキっとしたとこでした。子どもたちにとってもそれが辛いのよね。生活にゆとりの無い貧しさは心のゆとり、潤いを無くさせ、人をトゲトゲしくしてしまうことは少なくない。発作を起こすまで我が子のからだの異常に気づけなかったこともゆとりの無さが関係しているように感じる。階級社会が脈々と続いている英国ならではの貧乏悲惨系作品。パターンとしては「秘密~」と同じね。ティモシー・スポールはこの作品のほうがよかったです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2004-07-18 10:31:43) |
4.公営住宅に暮らす、それぞれ心の奥底に孤独を抱えて生きている家族の日常風景を淡々と描いている。ティモシー・スポールなんか普通のイケてない中年のおっちゃんだし、その子供達も普通にデブだけどそこがものすごく現実的だ。これが米映画ならば美男美女の家族になっていただろうからね。こういう家族だから余計良い。それに、ラストの皆が皆全員にハッピーエンドが訪れるっていうのではなく、ちょっとした幸せが家族崩壊の壁をゆっくり溶かしていくような、希望を見出せるような余韻のある展開が良かった。また、晴れの少ないイギリスの天気に掛けたこの「人生は、時々晴れ」って邦題、結構好きだな。 |
3.この登場人物らの置かれた状況は、裕福ではないけれど別に毎日の生活にも困るほど貧乏な訳じゃないし、一応家族もいて友達もいて・・・。でもこの全体に漂う「やっきなさ」は、画面を通してじわじわと伝わってくる感じがしました。昔読んだ「カラマーゾフの兄弟」に、『人間は30歳までは若さがすべてに打ち勝つ』という言葉があったのを思い出しました。自分の10年後が怖いと感じた映画でした。映画見てはじめて「映画なんて見とらんと勉強しんなんがんじゃない?」と思った。長すぎるのが難。 【キュウリと蜂蜜】さん 7点(2004-07-10 21:40:53) |
2.暗いっちゃあ暗いけど、沸々と感動できる映画だと思います。原題のAll Or Nothingってのが観終わった後に気になったりして。「崩れかけた関係を取り戻すには愛が必要」っていうのがテーマだとは思うけど、妻は「肥満は大敵」と捉えたようで焦ってました。 【トム&クルーズ】さん 8点(2004-01-18 02:35:39) |
1.生活苦を絵に描いたような風貌、言動。嗚呼、ティモシー・スポール。彼の持つ「おっさんのリアリティ」はあまりにも見事すぎる。名台詞も多い。地味で陰気だけど、そんなどん底でも挫けそうで挫けない辺りがイギリスなのかな。アメリカだったら2人や3人自殺してそうだ。 【山岳蘭人】さん 7点(2003-07-14 21:58:45) (良:1票) |