16.エンディングの蒼い空、夜明けに桐島(市川実日子)と遠藤(小西真奈美)で手を繋いで走るところ印象的な映画だと思う。 この二つのシーンに観るために、退屈な(失礼な言い方か)100分を過ごしても良いかもと思った。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-06-09 11:09:54) |
15.どんなだろうと 観てみると ちゃんとなななんっぽかった この映画を観て 原作を読んだ10代の頃の感覚を思い出すのと同時に だいぶ長いこと自分が感性とかをないがしろにしてきたなぁと感じた こんど魚喃キリコの漫画を大人買いしよう かな DVD特典に魚喃がいた 綺麗だった びびった 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-04-29 09:08:11) |
14.桐島が遠藤に魅かれた理由は分かります。きれいで大人っぽい物腰と喋り方。タバコを吹かす仕草さえ、自分に無いもので満ちている。妊娠中絶救急車停学という過去も、その偶像の中に納まるエピソードでした。その遠藤は自分のことを「何もない」と言うが、桐島には意味が分からなかった。デッザンを始めた桐島は一気に「何もない」遠藤を置き去りにした。彼女は自分の好きな道を見つけただけ。でも、それが遠藤にショックを与えることを漠然と意識していたはずだ。そこには自分に隠れて妊娠の相手と旅行したことへの抗議、というより復讐も含まれていた。このシーンは残酷だ。美術室で突き飛ばした遠藤が何も言えずに涙を浮かべたとき、初めて自分の仕打ちに気付く。一度感情をぶつけ合えば、元の距離感に戻れる。帰着点から遡ればとても分かりやすい女子高生の感情の流れが、少ない台詞のやり取りで丁寧に描かれる。夜通し歩いた明け方の青い光が、澄んだ空気感の中に二人を浮かびあがらせる。タイトルのblueは未成熟と解釈しました。中年の感想ですが、過ぎ去ってみると10代後半の1ページという以外に後の人生に繋がりを持たず周囲にも言えないような出来事でも、何度も思い出す記憶があるとしたら、それは紛れもなく青春です。この映画はそれをストレートに扱っていると思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-31 22:25:25) (良:1票) |
13.かなりドロドロとした感情を、非常に静かな透明感のある映像にしているなという印象でした。市川実日子の存在感のある演技が光ってましたね。 【TM】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-05-05 16:35:34) |
12.つまんなかった。評価が高いことにかなり驚き。いらないシーンが多すぎる。いらない「間」が多すぎる。「間」をうまく使った日本映画はもっと多くあると思う。小西真奈美の演技がかなりヘタクソ。あれで女優と言っていいのか?何度早送りしようと思ったことか。だいたい実際の女子校はあんな雰囲気じゃないと思うし、女の子同士で話す内容としても、セリフがかなり不自然。私は女性だけど、高校時代でも普段あんな会話はしてなかったなあ。全く感情移入できないし、「で、結局何が言いたいわけ?」と問いつめたい。好きな人は好きかもしれないけど、私は無理でした、この映画。 【あしたかこ】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2006-11-08 02:14:37) |
11.長回しが多く総カット数は200カットほど、だけどカメラがめまぐるしく動きを追うとかではなくて、あくまで固定ショットとゆったりとした移動ショット。自然光が主体のライティング、音楽も殆ど流れない、静かな静かな映画。リアクションがヒジョーに薄くて、でも心はいっぱい揺れ動いているという難しい役を、市川実日子嬢がとってもいい感じに演じています。高校3年の夏の時間、同性への恋や、猜疑心、満たされない心、孤独感、自分に代わって自己を表現してくれるもの。とても繊細なひとときを、映画はじっくり、そして美しく描いてゆきます。何もかも全てが最小限に抑えられた表現の中から浮かび上がってくるのは、とっても今の日本的な存在感。どこの国のものでもない、日本の映画の感覚。日本の娯楽作品が旧態依然としたものか、ハリウッドを意識し過ぎたもの、そしてテレビドラマの延長のようなものが主流となっている中、ミニシアター系の日本映画の中からは、着実に新しい、今の日本映画が生み出されています。数多の映画の中から自分にとって輝く一編を探し出すのは容易ではありませんが、この映画にはそんな映画に出会えた悦び(決して劇的ではなくて、じんわりとした)がありました。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-09-03 01:13:58) (良:1票) |
10.青春の青。朝の海のような静かな映画。遠くからみると青いがすくってみると透明。 この表現がでてたと思います。原作の雰囲気を出すのは成功していたかなと思います。 【とま】さん [地上波(邦画)] 6点(2006-04-15 08:27:57) |
9.いい雰囲気の話なのに、何で最初から最後まで、まったく平坦に、同じようなペースで進むのでしょうか?ポイントとなるべき場面はいくつかあるのですから、そこをきちんと強調するだけで大分変わってくると思うのですが。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-02-17 01:20:16) |
|
8.自分とチョッと違う大人びた同級生に憧れ、追いかけて行くうちにやがて本当に自分のやりたい事を見つけ、大人になっていくという様なパターンってよくありますよね・・・映像を見せたいがために敢えてストーリーを捨てたんでしょうか?市川美日子はいい感じを出してました。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(吹替)] 2点(2005-04-25 18:13:27) |
7.私、これ結構好きだと思う。市川美日子の独特な雰囲気とか、脇役で出てきた今宿麻美ちゃんの少し低い声。同性愛というのは世の中にある事実だし、私はその現実に決して軽蔑や白い目で見る事はないだろう。ほんの一瞬しか出演していなかった村上淳の表情が素晴らしく、役者だなぁと思った。 【アンナ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-03-30 14:38:48) |
6.評価よいですね~。申し訳ないのですが自分にはさっぱりこの映画の良さがわかりません。見た時間を返してほしいほど。。。 女性が見たほうがこの映画の良さはわかるのかな。。 【シュシュ】さん 3点(2004-09-20 12:08:13) |
5.冒頭から理由のわからない違和感があった。それが何なのかわからずただただ観続けていた。その違和感の理由が突然わかった。それは物音が異常なほど大きく聞こえた。コップをテーブルの上に置く音、マッチの火を点けるときの音、そして二人の会話。全てが静けさの中の小さな音で、それがふつうの映画にはない異常な程の静けさの中で大きく聞こえた。それにストーリーの中で節目になる大切な時だけに流れる音楽が、すごく綺麗で、静けさを決して失わない美しい音楽だった。その音楽がこの映画の静けさにうまく混ざり合っていて、心を何度も揺さぶられた。そして二人の澄み切った心が、あまりに切なくて綺麗で、最後の海のように青々としていて、ずっと眺めていたくなった。日本の映画だけにある“静けさ”という名の特権。 まさに“blue”だ。 【ボビー】さん 9点(2004-08-21 18:43:56) (良:1票) |
4.凄く良かったです!!田舎風味も出ていたし 今宿麻美が可愛かった 「桐島ちゃん」って。。 遠藤のことが好きな桐島も全ては甘えていないところが良かったです。。 「私になったらがっかりするよ」という小西真奈美のセリフが印象的です 【れみ】さん 10点(2004-07-03 18:02:32) (良:1票) |
3.とてもよい映画でした 長廻しをとても上手く使っていると思った 映像にすごく引き込まれ主人公の気持ちに共感できました 僕はラストの始発バスに乗れるように二人で走っているシーンがとても好きです この映画のすべてを語っているように思いましたまた演技では市川さんがとても光っていました ピカピカと あのムスっとした表情は彼女にしかできないでしょう 本当にハマリ役でした 心が綺麗になるような素晴らしい映画でした 【ぺぷとりじ】さん 9点(2004-06-10 21:09:39) (良:1票) |
2.うーん、、、正直言ってよくわかんなかったなぁー、、、。男性が見るのと女性が見るのとで違うのかなぁー、、、。 【あろえりーな】さん 4点(2003-10-30 22:04:06) |
1.大好きな映画は何本もあるし、どれが一番かなんかを決める事は出来ない。 ただ、人に余り知られたくない映画というのがある。メジャーな作品じゃなく、隠れ家みたいに自分だけの。 この『blue』がそう。 映画館から帰った夜はこの映画の音楽が、景色が、そしてブルーが頭から離れず、しばらく寝付けなかったほど。 まず何より主演の2人が素晴らしい。 遠藤と親しげに話す友達を見た時の、桐島の表情。ムスッとした、だけど声には出せないあの感情。彼女が言う「近くにいても遠く感じる」、この先抱き続ける微妙で切ない気持ち。 小西真奈美は「阿弥陀堂だより」などから清楚で淑やかなイメージしか抱いていなかったからか、タバコの煙を気だるそうに吐き出す姿にはドキリとさせられた。大人びていて、ちょっとミステリアスで、だけどどこか淋しげ。日常の喧騒とは一線を画した様な、ありふれない独特な雰囲気を持つ彼女が見事。 フルショットに固定されたカメラが、丁寧に優しく物語を紡いでいく。 教室、グランド、鉄棒、屋上、青空、海。彼女たちが見ていた風景。 日本映画らしい「間」と「静けさ」が手伝って、緩やかな時間の流れの中なんともセンチな気持ちになってしまった。学生時代という、誰にでも訪れて、だけど一度通り過ぎると二度と戻ることの出来ない特別な時間だからだろうか。 本当に大切で幸せだった時間は、いつも過ぎ去ってしまってからその価値に気付く。 彼女達の記憶の中で、このかけがえのない時間はいつまでも青く輝き続けるのだと。 【紅蓮天国】さん 10点(2003-10-15 16:22:32) (良:1票) |