25.あっちにもアンリ、こっちにもアンリ、もう、誰が誰やら・・・ 全編通して薄汚い映像と低劣な人々を見せられ・・・ お目当てイザベル・アジャーニも険のあるオバチャンにしか見えず。 休憩、用事、仕事を挟みながら20分刻み(集中力の限界)で2日間に亘って完走はしたものの撃沈でした。 フランス歴史を調べて出直してきます。まぁ、調べてもこんな薄汚い作品は二度とは観ないけど。 |
24.中世フランスというとローマ、ケルト、ゲルマンが入り混ざったようなイメージで見てしまう。ヨーロッパ映画にしては大作っぽい。マルゴ役も体型はそれなりだがアラフォーには見えない容貌。宗教や権力闘争の史実がベースになっているが、いかにもフィクションって感じ。宮廷社会の人たちが薄っぺらいのか、本質的な人間臭さが感じられないので物足りない。 【ProPace】さん [地上波(字幕)] 5点(2015-11-10 23:00:16) |
23.フランス映画史上最大規模で製作された歴史大作ですが、大規模な合戦や巨大セットによる分かりやすいスペクタクルではなく、歴史の完全再現に予算のほとんどを費やしている辺りがなんとも大陸風。一つ一つの場面が異常なこだわりをもって作られているので、画面を眺めるだけで楽しめる作品となっています。フランス映画界が誇る俳優陣をズラっと並べた豪華キャストも壮観であり、彼らの演技合戦も大きな見所となっています。。。 一方内容の方ですが、外国人である我々にとってはかなり不親切な作りとなっています。まず、登場人物の紹介場面がありません。フランス人なら誰もが知っている人たちなので、今さら説明するまでもないのでしょう。また、話が飛び飛びとなっていてドラマがうまく繋がっていません。観客が物語を脳内補完できることが前提となっているためでしょう。私は30分ほどWikipediaを熟読して本作に挑みましたが、ここまでの準備を要求される映画をどう評価していいものかは悩みます。フランス人目線であれば8点、日本人目線であれば6点という印象なので、その間をとって7点とさせていただきます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-04 01:37:34) |
22.フランスのカソリックとプロテスタント(ユグノー)の和解に身を投じるレーヌ・マルゴの三つの愛。 デュマの小説を下敷きとし、極力「絵画的」な画面になることを避けたという舞台監督シェローの映像は薄闇に包まれ必ずしも見易いものではないが、それだけに時折現れる光が眩しい。 フランス映画らしく説明を省いているせいで人物関係など分りにくいことおびただしいが。 シャルル9世(ジャン=ユーグ・アングラード)らとの屈折した兄弟愛、夫アンリ(ダニエル・オートゥィユ)との友愛、そしてラ・モール(ヴァンサン・ペレーズ)との恋はマルグリットを支えもし引き裂きもする。 イタリアから美食や香水のみならず毒薬をも持ち込んだメディチ家出身のカトリーヌ・ド・メディシスは術策をめぐらし、「聖バルテルミー(バーソロミュー)の大虐殺」による累々と横たわる死者は宗教戦争の虚しさを見せつける。 雪のような純白のドレスを染めあげた血はマルゴの血涙でもあろうか。 魔女と呼ばれたのは母カトリーヌだが、アジャーニのマルゴもこの世ならぬ美しさを見せる。 「可愛いだけじゃダメかしら」で一旦地上に降りたかに見えたアジャーニを再び歴史ロマンのヒロインに立てたシェローは、彼女のオーバーアクトを懸念しトレードマークである狂気を封印させたため、この作品でのアジャーニは以前より抑制されている。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-09-06 07:00:02) |
21.とにかくなにやら陰謀が渦巻いているのは分かった。それが一族の崩壊へと向かっていけば『ゴッドファーザー』のような作品になっただろう。どうもカメラが近寄りすぎて、ひいて息を抜きたいところでも熱演のアップになって、陰謀ってのはもっと静かにロングの画面の中で進行するのではないか。そして薄暗さ、陰影の美をあまり感じさせず、ただ薄汚れた暗さだった。『ディーバ』や『リバー・ランズ…』のカメラなんだけど。ヒロイン、政略結婚の旦那との間には、友人のような・兄弟のような、いたわり・気の配り合いがあって、実の血のつながった兄弟とは近親相姦やってんの。澱んでますなあ、16世紀末のヨーロッパ。死体の脳で運命占いするってのもすごい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-06-08 11:53:58) |
20.素晴らしい映画です・・・主観が入るので大好きな映画です、にしよう。フランス史の暗い部分にポッと光るものを見つけたような感動。暗ければ暗いほどアジャーニの美しさが際立つ。ジャン・ユーグの狂気的な演技は鳥肌物でした。メディチ家の変態ぶりはグリーナウェイ監督のイギリス映画「ベイビーオブマコン」を参照してもらうとまだましに見えるかな?映画の構成的には後半をもう少し・・・という欲もあるが、満足な一本です。もう10年以上も前に劇場で観て、ビデオでも何回も観たのに、また観たくなります。 【shirasu】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-10-04 20:49:46) |
19.血なまぐさい宗教戦争と権謀術数飛び交う王宮のドラマを、カラヴァッジョの絵画を思わせる暗く陰惨な映像で雰囲気たっぷりに描いている。全編に渡って暗闇が多く、ラストシーンでようやく美しい日の光が差してほっとさせられた。それぞれの思惑が絡み、もつれた末に、思わぬ結末に至る運命的な物語が面白かった。 しかしマルゴを含めたすべての登場人物に距離を感じてしまい、入り込むことが出来なかった。マルゴの丁寧な心情描写がないので、彼女がどんな人物なのかをつかみにくい。アンリが一番共感しやすかったが、彼よりもマルゴとラ・モールに感情移入させる作りにしなくては話にならないのでは? 映像に凝っているようでいて、とりたてて美しいと思える場面が少ないのも残念。いちばん印象的なのは、暗闇に白く浮かび上がるカトリーヌ・ド・メディチの顔。どう見ても吸血鬼ノスフェラトゥ(笑)。歴史に残る悪女とはいえ、あんまりな扱いだ。 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-15 16:57:27) |
18.「毒見は要らんな」・・・男二人の食事にホッ。衝撃的な虐殺・愛憎をしばし忘れさせてくれる良いシーンです。え、フラ語?と最初思ったけど、なんせド迫力の演技と容貌(きっとコレ観て、ジャンヌダルクのおフェイさんは髪抜こうと決心されたことでしょう。よう知らんけど。私ならそう思うで⌒●)のおっ母さんがいて、インパクトの強い侍女がいて、アジャーニが前半なぁんか今ひとつ元気ないですよねー。ときおり幼くも映る彼女の美貌のせいなのか何なのか。でもやはり最後の30分でぐいーーんと盛り上げてくれたし、何てったって見ごたえ十分な40億作品にはついつい甘めになります。居並ぶ男優陣の充実振りには誰もが納得では?スッテキー。/↓あーーん、服が汚れるぅ、と思って見てました。ヴァンサン・ペレーズにはできません。 【かーすけ】さん 8点(2004-08-04 17:08:22) |
17.あまりにスキャンダラスな史実が多すぎて肝心のマルゴが描ききれていない。なので彼女の言動が唐突に感じる。もったいない。壮大に描かれる中世の世界は大作感があって良かったが、一番の見所が歳のわりに美しすぎるアジャーニってのもねえ。まあ、でもあそこまでの美貌を見せられたらしょうがないです。歳をおうごとに確実に若返ってます。自然の摂理に反してます。つまり化け物という意見、正解です。 /<追記:7月5日>↑はい、すごくヘンだと思います。(笑) 【R&A】さん 5点(2004-07-02 14:51:54) |
16.さすが誇り高きフランスの映画。自国の歴史をこういう形で描くとは。劇中で、フランス史上最悪の大虐殺「サン・バルテルミーの虐殺」を起こす怪物のように描かれているカトリーヌ・ド・メディチですが、そんな彼女もフランス宮廷に嫁いだ最初の頃は物凄く苦労をしたらしいので、このような人物になっても半ば仕方がないといえば仕方がないですね。ユグノーとの争いの中人生を翻弄される王妃マルゴの半生を時には見ごたえのある映像を交えて描き出していますが、やはりどこか中だるみのようなものが感じられるので今回は6点という事で。 |
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15.途中途中で見応えのあるシーンはあるんだけど、中だるみを感じるストーリーだった。セットとか衣装とか凄いんだけどそれが映画の本質では無いしね… 【TINTIN】さん 4点(2004-02-21 18:03:37) |
14.イザベル・アジャーニ。いや、この人おかしい。絶対おかしい。だってどう考えても不老過ぎますよ!撮影当時の年齢は40歳位。なのにあの若さと美しさ!ほんとにもう、化け物の部類ですよ。ちょっと有り得ない。相手役のヴァンサン・ペレーズより、10歳位年上なんですよ。もうストーリー云々より彼女の美しさに見とれて…。正直ストーリーは日本人にはちょっと分かりにくいかな。絢爛豪華でありながら、何とも背徳的で退廃的な作品。 【ひのと】さん 5点(2004-01-04 20:33:29) |
13.宗教に対する嫌悪感からか、こういう作品は見下すような視点からしか観ることができない。これが史実だというのだから、ただただ空しさがつのる。イザベルアジャーニの美貌は認めるが、気高さは感じられない。 【ぷりんぐるしゅ】さん 3点(2003-12-09 17:47:26) |
12.フランス映画をみるといつも思うことですが、フランス人の自国に対する誇りは凄い。カトリーヌ・ド・メディシスは、歴史上有数の悪女で、彼女の行った惨殺は、歴史の汚点であるはずなのに、それをああもドラマティックに美しく、媚びることなく映像化するセンスに拍手! 難は、あまりにも重すぎること。長さもあって、あの濃厚な映像を二時間半見るのは正直疲れた。余分なエイソードを省いて、もうすこしスッキリまとめてほしかった。イザベル・アジャーニのエイジレスな美貌はすばらしかった。 【ともとも】さん 8点(2003-11-25 14:36:47) |
11.イザベラ・アジャーニの美しさは特筆すべきもので、それに尽きると言えるかもしれない。しかし、後半の愛に生きる姿を際立たせる為にも、前半はもっと妖艶で兄弟までも魅惑した姿を見せつけて欲しかった。アンリとシャルルの友情めいた交際が俳優の演技の良さで際だって、本筋を引き立たせていると思う。何故かわからないが、深夜のシーンが昼間みたいだった。もっと暗闇を効果的に使えばいいのにと思った。 【fero】さん 6点(2003-11-08 20:26:54) |
10.イザベル・アジャー二の美貌が素晴らしい。映像とか衣装・セットとか、ルネサンス後期の陰謀渦巻くイメージがものすごく良く出ている。政略結婚させられる場面で、頭を押さえつけられる彼女の絶望的な表情が印象深いし、ラストにとうとう命を救えなかった恋人の首を抱いて馬車に乗る場面は圧巻。政治的にいつも利用されて、淫乱とか悪女とかさんざんなことを言われて、マルグリットの人生ってかわいそう。(映画には描かれてないけど、そのあとフランス王妃の座も追われるし)。アンリはもっと、嫌な男に描いても良かったんじゃないの?と思った。歴史を勉強しないと分かりにくい部分もちょっとあったけど、全く知識が無くても、あの虐殺のシーンと、次の朝に死体が町中に転がっているシーンは強烈だった。 |
9.美しい・・・。美しすぎる、イザベル・アジャーニ!!しかも舞台は中世フランス!参った!王妃を取り巻く情勢の変化と、その中での美と死と狂気・・・。久々に美しい映画を見た。 【ジムプリチウス】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-09-28 03:32:43) |
8.イザベル・アジャーニ、あの年齢でこの美しさ・・・化け物ですな。作品全体の色彩が「血」一色ってかんじでなんだかとってもグロい。 【besuko】さん 7点(2003-06-15 02:21:26) |
7.なかなか見応えのある、しっかり作られた映画です。情熱的で純粋、そして輝かんばかりの美しさをたたえた王妃マルゴと、それを取り巻く人々の人間模様と人の性の深さが悲哀に満ちたタッチで描かれています。・・・余談ですがイザベル・アジャーニって、若い頃の辺見マリそっくりだなと思ってしまったのは私だけ?(笑) 【ネジマキ】さん 8点(2002-12-10 19:28:10) |
6.私はこれでイザベル・アジャー二の美貌に惚れ込んだ。 【まるごっと】さん 8点(2002-12-08 01:31:02) |