25.いくら犬禁止のマンションとはえ、わざわざ殺して回ることはなかろうというのが唯一にして最大の疑問。それを除けば、ユーモアあり、皮肉あり、若干のサスペンスとグロありでそこそこ楽しめました。 しかしこれ、韓国の人の感想は「あるある」なのか、それとも「そんなアホな」なのか、ぜひ知りたいところ。いずれにせよ外国人が見ると、韓国に対して悪いイメージしか持たないような気が。犬を食う文化もさることながら、部屋の様子とか食事風景とかやたら汚いし、人間関係も殺伐としているし、地獄の沙汰もカネ次第という感じだし。ヒロインを「掃き溜めに鶴」にしたかったのかもしれませんが、もう掃き溜め感が強すぎてヒロインが霞んでしまった気が。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-29 01:51:23) |
24.ところどころ面白くはあるが、ぶつ切り感が強くて 何が言いたいのかよく分からない。 でもここから「殺人の追憶」「母なる証明」を経て、「パラサイト」でアカデミー賞獲っちゃう監督の 初監督作と思ってみると、資料的価値ぐらいは感じたかな。「社会の暗部を映画でえげつなく見せる」ってところは、最初からあったんだなと。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-12 07:38:30) |
23.この監督は、コメディータッチの乾いた空気の中で社会風刺を撮ることが出来る凄さは言うまでもなく、地下やアパートの廊下を代表とされる空間の使い方やアクションシーンの躍動感、魅せ方が凄くうまいと思う。また切り干し大根や消毒薬、トイレットペーパーなどの舞台装置の使い方も上手いと思った。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-07-20 16:49:54) |
22.ペドゥナが黄色いパーカーのフードを被って、団地の廊下を全力疾走するシーンが好き。あと、団地の地下でおっさん2人が怪談話を始めてそれを聞いていた主人公が遭遇する悪夢とか、日常に潜むサスペンスを描いていてワクワクするような面白さがあった。それぞれのキャラクターが上手く描き分けられていて、脚本も良く練られているなぁという印象。犬食いの警備員は日本ならでんでんが最適だなと思った。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-07-10 16:06:59) (笑:1票) |
21.結構おもしろく笑えるシーンもあるが、よくわからない妙な映画だった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-12 11:50:15) |
20.全体的に情の濃い国でも、こういう乾いたコメディが作られるんだなあ、と思ったものでした。小市民コメディであって、それでいて登場人物が少しずつ極端というか妙。リズム感がいい。なんかチリチリしていた60年代の市川崑を思い出す。アパートの犬を殺してまわるやや神経衰弱的男は絶対川口浩だな。え、するとペ・ドゥナは野添ひとみ? 文具店の友だちは倉田マユミ。バアさんが北林谷栄で、警備員が浜村純で、妻は岸田今日子? 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-04 12:18:52) |
19.様々なシーンとその繋ぎで随所にユーモアが見られ、ついニヤニヤとしてしまいます。迷い犬と、行き詰まりつつも呑気に生きる人々だけでも十分に面白い映画が撮れるのだと見事に証明しています。ぺ・ドゥナの魅力と体格の良いその友人のアクション性が見所です。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-18 18:12:11) |
18. ボン.ジュノ監督ということで、ブラック・ユーモアが一杯の映画です。ただ「殺人の追憶」よりも、随分とブラックさが薄まって「際物感」も弱くなっておりまた最後もハッピーエンド(?)で微笑ましく観る者をホっとさせます。でもおそらくこの監督の映画を観た人は「好きになって、何となく気になって」その後の作品を見るタイプと「ついていけない。趣味じゃない。」とシャットアウトしまうタイプに分かれるのでしょうね。自分はどちらかと言うと前者ですが・・・ 愛犬家の皆さんにはこの映画を観てお気を悪くする方もみえるかと思いますが、ボン・ジュノ監督にしてみれば、映画を作るにあたり、非日常性と日常性をブラック・ユーモアを交えて描くその進行役をたまたま「愛犬」としたという事で、決して動物虐待が主眼ではないこと、付け加えておきます。 【たくみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-21 09:20:57) |
17.細かいところまで気を使った良くできた映画だと思います。皮肉とクスっと笑える笑いが満載でした。ペ・ドゥナもとても魅力的です。けれど、犬好きにはブラック過ぎて見ていられない箇所があってしんどいです。 |
16.この物語のあらすじを書こうとすると、割と簡単に書けます。でもきっと、観る前にそれを読んでも何の話だかさっぱり分からない。たとえ最後まで観ても、これがまた、何の話だったのかよく分からない。そんな一品です。映画には韓国現代社会を印象付ける事柄が満載。ポシンタン、賄賂、規則を守らない、手抜き工事、などなど。それらが全然押し付けがましく描かれない。こういうスマートな表現方法もあるわけです。人生、そんなにうまく行くことはないんだよね。こんなことばかりだよね。わかるわかる。観終わった後、観客からつぶやき声が聞こえてきそうな映画。切なさでは『反則王』に少しかなわないと思いますが、映像にポンポンまくしたてられて、ポカンと口を開けたまま話が終わって、ちょっとペーソスが残る、そんな大人の味わいです。人によってはつまらないかも知れないけど、何度か観たい作品。満足。 【アクシス】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-26 21:45:55) |
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15.みなさん結構点数低いですね、私は好きなんですが。ペ・ドゥナが屋上で犬を犯人から取り返そうとするとき、大勢の黄色いパーカーを着た人間が彼女を応援するシーンが大好きなんです。ペ・ドゥナはあの瞬間だけ退屈な現実から抜け出すことができていますからね。そのあとすぐに、ニュースに取り上げられなかったという現実が彼女を襲うのですが。この映画は退屈な現実から逃げ出そうとする人々のちょっとした冒険を描いていると思うのですが、どうでしょう? 【まにまに】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 02:09:37) (良:4票) |
14.ペットの犬を殺す、食べるというショッキングなところがあるので好き嫌いは別れるところかもしれないが、韓国社会を風刺的に描いてなかなか面白い作品だと思う。はやりの美形俳優が演じる韓国映画とは違い、出てくる人物たちも風景も日常的でリアルな感じに描かれている。主人公の男は姉さん女房に尻に敷かれ、賄賂を工面できずに教授になれないという鬱憤がある。そのせいかマンションで犬を飼うのは禁じられているのにそれを 守らない住民がいて吼える犬に腹が立つ。小心な男が引き起こした事件はさらに様々な事件を呼び起こし、、、と話はテンポよく展開し、韓国社会の裏面のあれこれを”ブラックな”ユーモアで描き出す。描かれることが時にどぎついようだがコメディタッチなので嫌味はなく見られた。 【キリコ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-10 21:32:48) |
13.原題は「フランダースの犬」だったんですね。カラオケでアニメの主題歌を歌っているのに納得しました。正直あまり面白いと思わなかったのですが、韓国文化に対する風刺がちりばめられていたという感想を読みなるほどと思いました。デブの女がいい味出してますね。 【バチケン】さん 6点(2005-03-28 11:19:11) |
12.惜しい。ストーリーと小ネタはとてもよいのだけど、画面が暗くてよくわからない、なんの意味かよくわからないタルイショット。自分の体調もあるのかも知れないが、ついついウトウトするところも多数。役者もイマイチ。でもそんなところ直したらとんでもなく面白くなりそうな映画だった。犬好きには辛いね。あーもう1回見たくなったな。とその後3回見てしまった。イヤーオカシイヨコレ。自分的にツボ。初見でウトウトしたところもスッキリ。+4点。 【wlon】さん 9点(2005-03-13 13:31:04) |
11.ぺ・ドゥナさんはとってもかわいかったのですが・・・ 全然意味がわかりませんでした(?_?) なんかほのぼのムードは好きなのですが・・・ 映画のタイトルはなんか不思議な感じでおもしろそうだったのに・・・ DVDで借りて見て、キャスト紹介でぺ・ドゥナさんのキャラクターは『天下一品のお人よし』と書いてあったのを見て、とっても後味が良くなりました☆ 【mako】さん 5点(2005-02-28 20:38:02) |
10.韓国人は愛玩犬まで食わないよと突っ込むのか、いや~美味いんだよコレがと頷くのか、全体的に面白くなかった。 【亜流派 十五郎】さん 1点(2004-11-05 18:15:49) |
9.この手の作品の中では良く出来ているし、ブラックさが面白い! 監督の才能を感じますね~ 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-09-06 14:41:45) |
8.いやはや、なかなかのものでした。どんな映画、と説明するのは難しいんですが。トボケた味わいで、ストーリーを追うことはあまり意味がないタイプの作品。仏映画「猫が行方不明」をちょっと思わすものもあって、こういう「日常」を背景にしたオトボケ映画、私は好き。朝鮮半島では当たり前の文化である「犬を食べる」ことをモチーフに、言ってみれば社会風刺作品、ブラックユーモアなんですが、肩に力が入りすぎてなくて、不思議となごんじゃう。自国への批判、愛がほどよくミックスされていて、押しつけがましくない。このポン・ジュノという監督サン、なかなかの才能です。たとえるならルコントと周防サンをブレンドして、さらに素朴にした感じかな。DVDのおまけで入っていた絵コンテの上手さ、的確さにはビックリ。絵コンテってちょっと興味があるので幾つか見たことありますが、あんなにチャーミングな絵コンテは、初めてだったかも。 【おばちゃん】さん 8点(2004-08-22 02:42:04) (良:1票) |
7.確かに所々で衝撃的で、不快感も存分に残る。ただどこか憎みきれないところがこの映画にはあるように思う。別にそれによって登場人物や観客が救われるってことではないのだけれど、強烈にシニカルな人間描写と共に存在する淡~い温かさみたいなものが全体を包んでいるように思えるのである。最終的にストーリーにいまひとつ膨らみがないので、何となく終わってしまったという印象が拭えず満足感は得られないが、変った種類のコメディドラマとして楽しめる……かもしれない。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2004-06-27 13:50:56) |
6.韓国映画を初めて見ましたが、もう見ることはないと思います。ガードマンとか浮浪者レベルの人間が犬を殺して調理して食うというのは、韓国では普通のことなのでしょう。オバサンがところかまわずツバを吐く、というのも韓国ではそうめずらしくないのでしょう。不良でもない普通のおんなの子が駐車してあるクルマのミラーを蹴っ飛ばして壊すのも、韓国では違和感のないことなのでしょう。韓国に行くこともないと思います。 【カシス103】さん 0点(2004-05-29 22:32:15) (笑:2票) |