11.メルヴィン・ダグラス目当ての鑑賞。ジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・ディーバ夫妻も出演しているのが嬉しい。 スプラッター臭皆無のオカルトサスペンスはヒタ・・・ヒタ・・・と迫ってくる演出にゾクゾクさせられ通し。怨念が清算されたかのような炎上ショットがもの悲しい。圧巻の対決シーンを初め両名優の硬派な存在感も相まって、味わい深い上質な仕上がりになっている掘り出し物の作品です。 |
10.ホラー映画は好きでないのでたくさん見ていないが、これは良作だと思う。子どものボール、メタル、車いすなどたくさんの小道具が出てくるが、それをうまく使って恐怖感を引き出している。目に見えないものが現れたり動いたりする。それが本来のホラーであり、血がとばっと飛び散ったりゾンビが出てきたりするのはただ単に怖がらせているだけで、それとは大きく異なる。静かな中にミステリアスで謎解きに始まる展開が良い。こんなに良い映画なのにDVDがないのは不思議だ。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-01 09:26:56) |
9.ジョージCスコット、名前は知っていたけれど初めてじっくり見ました。かっこいい人でした。 【はるこり】さん [インターネット(字幕)] 7点(2008-05-23 22:40:14) |
8.もう今更観ても、目新しくないストーリー、そして特撮も古くさく、ありがちなオカルト映画ですが、しかし、最近観てなぜか結構おもろかった。なんでかわからんけど。とりあえず、まず映像が古臭くてちょっと汚いのがいい。70年代の映像には、オカルトものの香りを漂わせるゴシックな雰囲気がある。キレイな映像でこの感覚は出せない。そして役者。家族を失くして絶望を味わった男の哀愁が主役のおっちゃんからものすごく出てて物語に引き込まれる。家族を失くした男だからこそ、普通なら気持ち悪るがって逃げちゃう心霊現象にどっぷりはまっていき、愛を失くした男だからこそ、その真相に近づけば近づくほど何かをしなくてはいられなくなる、とゆう男の心理状態が、この役者の演技だからこそ、よく理解でき、また過去に悲劇を抱えた男と霊の関わりとゆう状況が非常に味わい深く感じる。そして心霊現象では降霊会のシーンが結構ゾクゾクきました。文字を乱雑に書くうつろな目の霊媒師、そしてその中で答えだけを力強く書き、それを読み上げる助手、このシーンが、なぜかすごくリアルな降霊会に思えて、こっちのテンションを十分引き上げてくれました。怖かったかと言えば、正直そんなにって思えるが、オカルト映画としては、そこそこ楽しめる映画でした。DVD化希望。 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-19 16:52:28) |
7.この映画、当時3人で見たのですが、私と1人が「怖かった~」と しみじみつぶやいた時、もう1人は「え?どこが?可哀想だけど 全然怖くなかったよ」と不思議そうな顔をしたのでした。当たり前だけど 同じ映画でも受け止め方がこんなに違うのだな、と驚いた次第です。 私はホント怖かった。ドーン、ドーンの音の正体、車椅子・・・思い出した だけど鳥肌が・・・ってこれカナダ映画だったのか。もう1度見て怖さを 確かめようと思いましたが、レンタルなかったです。残念。(ビデオ) 【なみこ】さん 7点(2004-09-01 22:30:18) |
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6.この映画で初めてジョージ・C・スコットという俳優を意識した。だからオイラにとっての彼の魅力は、「堂々とした風貌ながらも悲哀を漂わせる誠実な男」これに尽きる。最初に『パットン大戦車軍団』や『博士の異常な愛情』や『炎の少女チャーリー』に出会わなくて本当によかったと思う。世間での彼の代表作はパットンだろうが、オイラにとっては『チェンジリング』だ。アメリカンなマッチョ男が不幸な運命の子供に溢れんばかりの愛情を注ぐ異色「ハートフルホラー」。そんなジャンルがあるわきゃないが、この映画が語るのはまさにそういう世界だ。『ゾンビ』に駆逐される寸前のホラー界ではこんな事もやれていたんだよね。 【エスねこ】さん 8点(2004-05-01 03:19:59) (良:1票) |
5.今思えば、後に色々なホラー映画にパク・・・引用された感のある映画でした。幽霊屋敷ものであると同時に、その幽霊の元の事件に迫ってゆく展開。近頃よく見る「何かいる」系ホラーの雰囲気は、20年以上前のこの映画で既に描かれていました。この映画のカメラワークによるずーんとした恐怖にはなかなか敵わないでしょうけれど。ジョージ・C・スコットの存在感は、この映画の重厚なトーンを更に深くし、恐怖の奥に隠された悲劇をじんわりと引き出し・・・そしてヒカシューの「パイク」でぶち壊し。『ナイル殺人事件』『ビッグ・ウェンズデー』『ヘラクレス』でも同じメに遭っておりますが、洋画にブチ壊しの歌入れるアーティストと配給会社に天罰が下りますよーに! 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-10 23:02:12) (良:1票) |
4.これはなかなかの佳作でした。謎解きも楽しませながら怖いシーンはきっちり怖く見せる。良質のサスペンスホラーと言って良いんだろうな。怖いシーンと言っても最近の脅かすようなモノではなく、鳥肌の立つような何か感じる怖さがまたいい。そして音も効果的に使われ素晴らしい。コレを観てから十数年になるが、もう一度この作品が観たい今日この頃です。 【カズゥー柔術】さん 8点(2003-12-05 13:11:32) |
3.<この辺まったく妄想の世界です→>バストーニュのアメリカ軍を解放したパットンは、やがて退役してイルカの飼育をはじめる。しかし政府の陰謀でイルカを手放し傷心の彼は、やがて一軒の家を借りることにする。そこでピアノの作曲に専念しようとする彼の前に、少年の霊が現れ、やがて現実の殺人事件と財産乗っ取りの陰謀が明らかになる。事件が解決したあと、彼は11年後に再び悪魔と対決する刑事になっていた(笑)。<←ここまで> 本作はハリウッドばりのCGもなく丁寧な作りで、映像と効果音だけで怖さを演出する古典的な手法ながら、ストーリーもきっちりとしてなかなかの好作品に仕上がっています。夫婦競演も好いね。 【オオカミ】さん 8点(2003-12-05 00:16:29) (良:1票) |
2.ホラーマンションが舞台のオカルトチックな推理劇。不気味な中にも哀切さが漂うなかなかの小品。当時配給先が日本の曲をエンドロールに使うという不愉快な傾向があって、劇場ではヒカシューの「パイク」が鳴り響きウンザリした。 【mimi】さん 7点(2003-11-23 02:18:36) |
1.STING大好きさんに同感。隠れたオカルト映画の佳作。河に捨てたはずのボールが、階段をポンポンと落ちてくるのが地味にゾクリとさせてくれるが、全体的には怖いというより、可哀相な話だ。ちょっとシンミリしてしまった。 【ひろみつ】さん 8点(2003-11-22 02:32:04) |