11.橋本忍脚本野村芳太郎監督のペアが頑張ってはいるのだけれども、短編小説を映画にまで拡げた無理がどうしても感ぜられる それに回想場面のエフェクトが、どうにもこうにも気に障る(どうやらものすごい予算をかけて作ったらしいので、引き返せなくなったのだろうが)
昭和40年代の田園都市線の風景が垣間見られて興味深い 金曜日の妻たちは、この作品のオマージュなんだろうか?
それにしても、日本旅行と東京生命保険(現T&Dフィナンシャル生命保険株式会社)もこんな不倫ずぶずぶ作品に、よくぞ協力のクレジットを出したものだ いまじゃ、大変な騒ぎになるぞ 【みんな嫌い】さん [インターネット(邦画)] 4点(2025-04-17 13:48:37) 《新規》 |
10.予備知識完全ゼロで見ましたが、これは面白い。ある種のホラーというかサイコサスペンスというか。ヒッチコック風味に高度成長期の日本的な湿気や清貧を混ぜ合わせた感じ。「大岡越前」の影響か、超絶正義の味方&超絶イケメンの印象が強い加藤剛が、こういうマジメで神経質そうな主人公を演じているのもまた一興。幼少期の記憶とオーバーラップさせることで、物語の展開にも説得力があります。 ただし、このタイトルの意味はよくわかりません。 それからもう1点。結局、もっともハラハラしたのは冒頭のシーンだったりします。けっこう混んでいるバスの中で、岩下志麻が偶然再会した加藤剛に向けて、名前だの居住地だの出身地だのベラベラ喋りまくってます。個人情報保護の観点から、今日ではあり得ないでしょう。無神経だなあと思う反面、当時はそんなことをいちいち気にしないおおらかさがあったのかなという気もします。加藤剛の神経質を、現代人は笑えないかもしれません。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-10-13 20:49:34) |
9.うちの子に限って。って思うかもしれんけど、子供はカエルの口に爆竹入れて破裂させたり、残酷な事するからなあ。 【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-05 14:32:07) |
8. 幼い頃の記憶がよみがえり、子供から殺されるという幻想を抱いて疑心暗鬼になる青年の内面を描く心理サスペンス。 善人然とした加藤剛が、じわじわ迫りくる恐怖に追い詰められる主人公を好演している。自らの過去に苦しめられ破滅に至る男の姿は強く印象に残る。主人公を心理的に追い詰める子役の表情も怖さを増す。 【風小僧】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-11-04 14:01:37) |
7.子どもをナメてやりたい放題していたら、エライ目にあってしまったという話。清張・野村コンビの子役は本当に良い演技をする。現代のドラマ制作者の方々にも参考にしていただきたいほど。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-07-20 09:57:15) |
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6.松本清長原作。不倫にハマった男の心理状況を描いたサスペンス。 加藤剛、岩下志麻、小川真由美と中々の役者揃いで、加藤剛の神経質な主人公の役は適役。 心理的に徐々に追いつめられていく描写はいいのだが、全体的に流れがやや淡々としており、 主人公の心理は理解できても緊張感が今一つ伝わってこない。最後のオチも同様で、 盛り上がりがなく終わってしまったなという印象も。小川真由美は単なる添え役だし、 お話自体に取り立てて大きな展開もないので、原作自体が映画向きではないのかもしれない。 小粒な佳作だが、それでも清張が好きな人なら楽しめる範疇の作品。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-05-26 05:56:08) |
5.うっひゃー!と叫びたくなるくらいこわかったですねー。「砂の器」など有名作品に比べて地味ですが、作品のレベルそのものはかなり高いと思います。それに、超美人の岩下志麻を見るだけでも価値はあると思います。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-08 23:53:51) |
4.このところ加藤剛演じるお奉行様が再放送されていて思い出しました。 観たのは中学生の時でした。松本清張原作の三本立て上映の一本。メインは「砂の器」で「張り込み」もあったけど、ラストだったし熟睡して憶えてません。やはり三本立てはキツイです。 怖いのはたしかに怖い、でも私が怖いと感じるのは主人公が追いつめられていく過程でも愛人の息子でもありません。愛人を、子供との生活の場である家に入れ、子供が襖一枚隔てただけの隣の部屋で寝ているというのにセックスまでできる、しかもエクスタシーの塊になれる二人の母親ですね、これがいちばん怖いです。 愛人作るなセックスするなとは言いません、するなら生活の場とは関係ない時間と場所じゃないとね、最低限のマナーです。 人には言えない過去とトラウマを抱えつつ、実母と愛人の関係に憎悪したにも関わらず同じことをしている主人公も怖いです。逃れられない運命とか宿命を感じてしまいます。 子供は、特に母親には母親だけであってほしいもので、女の部分なんて知りたくないし見たくないのが普通です、口に出さないだけです。まだ一人で生きていけない子供ですから表向きは母親に理解を示す、しかしそれを真に受けちゃいけませんね。 親の大人のエゴや欲が子供に闇と影をおとすという見本のような映画でした。映画館を出た後、中学生には過激な内容であったこともあって誰も感想を口にしなかったと記憶してます。ただ似たような環境で育った私には主人公と息子が痛かったですね、特に取調室での告白のシーンは身につまされました。 ・・・少子化でいいんじゃないの?子育てに不向きの人は確実にいるわけですからね。 【envy】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-10-22 11:27:43) (良:1票) |
3.よく本作と、やはり加藤剛&岩下志麻の『黒の斜面』がゴッチャになるのです。が、こちらの方が百倍怖いです。子どもの頃、テレビで見てしまって(狭い団地、私の寝ている隣の部屋で親がテレビを見ていて盗み見ていたのです。マセガキでした、ハイ)ドキドキした記憶が・・・。以来、何度も見ましたが、なかなかの秀作だと思います。何となくザラついた画面が最悪な展開を予想させ、加藤剛がじわじわと追い詰められていく様に、見ている方も手に汗握るのです。そしてラストのオチ。うーむ、と唸ります。確か、風間杜夫&原田美枝子でドラマリメイクされていたと思いますが、本作の方がはるかにスリリングでした。同じ監督&清張モノでは『砂の器』よりもずっと好き。 【すねこすり】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-04-06 14:38:23) |
2.野村芳太郎監督によるサスペンスものではあるが、サスペンス映画というよりはホラー映画に近い感じのする不気味さ、恐ろしさ、それは映像もさることながらあの音楽もやたら怖い。そして、何よりもあの少年の一つ一つの行動にしても本当に怖い。これは人間の追い詰められる瞬間というものを描いている。妻よりも幼馴染みであり、愛人でもある別の女とのやりとりを見ていないようで見ている子供からの二人への復讐のようなものがとにかく怖い。サスペンスものとしてはそれほどの出来じゃないと思うし、ラストもえっ?ここで終わり?てぐらいの終わり方だが、何しろ、一つ一つのシーンの怖いこと、怖いこと、完成度では明らかに「砂の器」に比べたら劣るし、その他の野村芳太郎監督作品のサスペンスものに比べても劣る。しかしながらこの監督らしい美しい映像も心に残る。最後の方の海辺のシーンは私も「砂の器」を思わずにはいられませんでした。それにしても岩下志麻のあの美しさ、ミニスカートからすらっと伸びた細い足、おまけに加藤剛とのセックスシーンで見せるあの悩ましい顔付き、喘ぎ声は忘れらなくなりそうなほど強烈な印象を残します。これを見せられたらそりゃあ、加藤剛じゃないけど、小川真由美より岩下志麻を選びたくなるのも解る気がする。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-10-10 22:26:25) |
1.松本清張原作のB級サスペンスといったところでしょうか。林の中に車を止めてのシーンは印象に残りますね。子供は観ちゃダメ(笑)。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-05 00:00:32) |