14.坂本竜馬がどれだけ当時特異な人物なのか、なぜいろんな人から命を狙われるのか、これだけ観てもさっぱり分かりません。作り手は鑑賞者が知っていて当然との姿勢なのかもしれませんが、それにしても、死なせるには惜しい男と感じさせるものも何もない。2時間もかけて一体何をやってるのかなという感じです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 2点(2023-12-06 14:12:41) |
13.『浪人街』を鑑賞後に流れで鑑賞。 結果的にこっちの方が好きな作品。 そしてこっちでも原田芳雄さんのビジュアルはめちゃ好みであり豪快でかっこいいのだが 結果的にこっちでも石橋蓮司さんがとても良い役者であり光っていた。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-03-05 00:53:48) |
12.何でこんなに評価が高いんだ???w 映画マニアの友人が言っていた。「ATGの映画は、面白い映画じゃない。面白がる映画だ」と。言い得て妙である。 黒澤映画のパロディのようなオープニングから、さも古そうに加工したモノクロ映像。実験的といえば実験的だが、そこに何の意味があるのか理解できない。 ストーリーも有って無いような物で、ただ竜馬と刺客たちの追いかけっこ。幕末の切迫した世間の動きの緊張感は無く、無駄に多い濡れ場がさらに話のピントをぼかしてしまっている。 原田芳雄の荒々しい男臭さだけは充分に伝わってくるが、だからと言って映画の評価を上げるには至らないなぁ。 この映画を見て思ったが、今や松田優作と原田芳雄は一流扱いされて、石橋蓮司は未だに脇役俳優。なんでだろう? 結局は顔の作りの問題なんかねぇ? 少なくともこの映画では、最も観るべき芝居をしているのは石橋蓮司だと思うんだが……。 【TERRA】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-08-24 13:54:25) |
11.なんか最初は「気取ったモノクロ映像だなぁ・・・」と、げんなりモードで観ていたが、途中から不思議と、このザラついたモノクロ映像の世界に浸っていた。 そして、終わる頃には、むしろ心地よいとさえ感じていた。 モノクロの映像世界に浸っていたら、いつの間にか「完」の文字・・・という不思議なATG作品だった。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-16 01:22:03) |
10.坂本竜馬を描いた作品というと、まだ小学生だった15年くらい前にNHKで放送されていたアニメ「おーい!竜馬」の印象が未だに強く、竜馬本人のイメージも爽やかな青年という印象だが、そのイメージを覆すようにこの映画の竜馬はアブラギッシュで汗臭く、濃いキャラクターに描かれていてなおかつ演じる原田芳雄がそのキャラクターに非常にマッチしていて新鮮に感じた。相棒・中岡慎太郎を演じるのが石橋蓮司。この16年後に作られた同じ黒木和雄監督の「浪人街」を先に見ているものだからまたこの二人の濃いキャラクターが黒木監督の映画で見られたのが良かった。(時系列にいくと本作が先なのでこういう書き方は少し変なのだが。)70年代の映画にもかかわらず、それ以前に作られた映画のようなざらついた白黒の映像、そして時代劇にもかかわらず、70年代の時代の雰囲気が伝わってくるような演出も効果的だった。ラストの「ええじゃないか」の踊りの中に消えていく中川梨絵が印象的で見終わったあと余韻が残るのもいいし、テーマ音楽も良かった。しかし、少し時間が長く感じたのがちょっと残念だった。まあ、見ている時の自分が少し疲れていたせいもあったかもしれないが。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-09-20 17:07:41) (良:1票) |
9.劇映画を完全にぶっ壊した時代劇。私が求めていた時代劇です。これ、こういうのを観たかった。通常、こういう幕末ものは「薩長同盟」や「徳川幕府」のお偉いさんがぞろぞろ出てきたり、京都の街をデカクとったり、勝海舟が出てきたり・・・とにかく、話が拡大し過ぎてつまらなくなる。しかし、本作は(予算がなかったのか)竜馬を巡る人間に焦点を当てて、ほとばしるエネルギーを余すことなくフィルムに収めている。スケールは微塵もないが、その分、竜馬の半径1mにピッタリくっついた感じの映画だ。 竜馬演じる原田芳雄と、竜馬の相棒である中岡慎太郎(石橋蓮司)、そして、薩摩の刺客(松田優作)の三人が豪快な土佐弁で泥にまみれて本音を語りあい、女遊びをし、「ええじゃないか」が本当に「ええのか」と変装する。その変装姿で竜馬と慎太郎がとっくみ合い、慎太郎が肥溜にどっぷり浸かる。で、ホトボリが冷めたのか二人は女装のまま雑魚寝している。慎太郎が竜馬の身体に寝向きを変え抱きつく。「ギョ!」とする慎太郎。これが濃いモノクロで展開される。痛快だ。この表現は、時代を動かそうと革命の意思熱き者同志が、庶民の姿となって今後の日本の姿を語り合うである。滑稽であり、時代に敏感であり、バイタリティがある。それを今平さんと似ていそうで違う感覚で描写した傑作。 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-09-03 13:19:01) |
8.奔放アンド助平。竜馬を英雄という面以外で描いて、大変人間味あるところはいいです。しかし、展開が少なくセリフが面白くないですね。これでは竜馬でなくてもいいだろうという内容でした。武田鉄矢はこれを見てなんと言ったのだろう。 【チューン】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-02-23 16:55:44) |
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【michell】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-24 13:58:24) |
6.雨振る中を駆け抜ける半ケツの竜馬で映画は幕を開ける。そしてカメラはそのたぷたぷ揺れる尻に肉薄していく。冒頭の描写からしてこの映画は只者ではない雰囲気があった。竜馬と中岡が互いの革命論を交わらせるシーンなどはこちらも武者震い。幕末の動乱期、「時代は変わる」の時代に生きた英雄たちの情熱に思わず引き込まれる。友情の描かれ方もいい。時折それらの緊張を弛緩させるように挿入されるコミカルなシーンも効果的。「ええじゃないか」が対照的に映すラストは余韻が残る。竜馬の生き様のごとく映画も失速することなく(特に中盤)駆け抜けてくれればもっとよかったのだが。 【kozi】さん 8点(2004-07-03 11:31:39) (良:1票) |
5.THA BLUE HERBの "時代は変わるpt.3"にも使われている、竜馬と中岡が革命論を戦わせるところ(「逆立ちして世の中見てみたんよ~~~」)のシーンが好きですね。 【ナクサライト】さん 7点(2004-05-22 18:12:27) |
4.これも公開当時見たきりだがこの原田芳雄の竜馬は強烈な印象がある。これ以降いろんな人の竜馬を見てもやはり彼が私のイメージする竜馬に一番近い。型破りで男臭いが、司馬遼太郎の本によると笑顔がなんともいえず魅力的で人を惹きつけずにはおかないとあり、これが加わればほぼ完璧な竜馬像だった。(これは上川隆也か長身の中村雅俊をイメージ)竜馬ファンとしては殺されるのが残念でならないが使命を負って遣わされた特別な人だったかもしれないと思えば仕方ない。使命を果たし全力疾走で駆け抜けた人生がドラマティックで感動的。映画は斬新でエネルギッシュで若々しい感じのする異色の青春時代劇だったと思う。 【キリコ】さん 7点(2004-05-14 23:48:44) (良:2票) |
3.古めかしいモノクロームの映像世界に幕末の英雄、坂本竜馬の最期の生き様が鮮烈に映し出される。何よりも、飄々と男臭い独特の坂本竜馬像を体現した原田芳雄の存在感が光る。独特ではあるが、このキャラクターこそ坂本竜馬本人の人物像にもっとも近いのではと思わせる説得力とインパクトに溢れていた。石橋蓮司、松田優作、桃井かおりと脇を固める俳優陣も揃って曲者揃いで、印象的な映画世界に見事に息づいている。その先見性も含めて動乱の時代をあまりに早く走りすぎた英雄の喜怒哀楽に溢れた最期の3日間を描いた傑作。 【鉄腕麗人】さん 10点(2004-02-29 03:46:42) (良:1票) |
2.幕末ものが好きな人にはおすすめ。そうでない人もそこそこ楽しめると思う。 |
1.とにかく濃い人物達が幕末という激動のエネルギーを得て、ギラギラとした妖しく魅力的な黒い光を放ちまくる。これは、時代劇の皮を被った青春映画。日本の夜明けに賭けた若者達の物語。 この点数の理由は自分が見たかった映画とは違ったから、ただそれだけ。これは自分が悪いんで、申し訳ないです 【紅蓮天国】さん 5点(2003-12-14 19:12:12) |