3.第3作、初カラー作品。
市が居合いを教わった師匠と戦い、
その妹「お嬢さん」に求愛されるんですね。
そして舞台が、茨城だ。ブラボー
戦わねばならぬ宿命を嘆き、
去っていく市の後ろ姿。。
過去シリーズは4、5本観たが、
この作品では後と違い内面の描写があった。
しかし今観ると寅さんのようで…
いやなんでもない、やはり居合いのシーンはたまらなく息を呑むかっこよさです。
ただ昔の娯楽作品、時代劇等に共通するように、
時間が90分と短いこともあってか、
特に師匠の過去から現在に至るまでの変化に関する描写が浅く、物語の深みを削ってはいるなと思った。
映像は、市の寂しくも哀しい人生を表すように陰影があって、カラーの色味も綺麗だった。