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17.緑の木々に囲まれ色とりどりの花に満たされ川のせせらぎが聞こえるイランの大自然は、今までのイランの荒涼としたイメージを完全に覆した。イスラームに限定されずすべての人々に共通する道徳律を示してくれる心地よくてとても美しい映画だと思う。 【こまごま】さん [地上波(字幕)] 9点(2006-12-26 10:36:34) |
16.モハマドの寂しさに涙し、おばあちゃんの愛に感動しました。 前半の丹念な描写が素晴らしかった。 後半はどんどんお話が進んで。 ラストはこういう展開になるとは・・ 自分に覚悟が無かっただけに、映画が終わった時は置いてけぼりにされた感じを受けました。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-28 21:51:17) |
15.自分は特に得るものがなかった。期待してたんだけれどもね、まぁこんなものかな?という感じ。 【miso】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-05 20:58:15) |
14.舞台がイランじゃなかったら果たしてここまで胸を突かれたか?第四世界と呼ばれる後発発展途上国の映画には、ほとばしるノスタルジーを感じてどうしても視線が甘くなる自分がいる。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-12 20:43:23) |
13.イランにもこんなに美しい場所があったんですね、知らなかったです。モハマドが聴覚や触覚を働かして必死に何かを感じようとする姿がとても印象的だった。ただラストがちょっと唐突すぎな感じが…。でもこの監督の作り出す空気感や雰囲気はとても好き。 |
12.非常に感覚(視覚・聴覚・触覚)に訴えてくる作品です。冒頭の、主人公の少年が小鳥の雛を助けるシーン(ここで彼の性格や、どのように世界を捉えているかがわかる)や、色鮮やかな農村の風景、また時折強調される鳥の声に加え、父親に海へ連れてこられた少年が足の裏で波にさらわれる砂を感じる所なんか、かなり良かったです。出演者はほぼ素人ばかりということですが、父親にせよ、祖母にせよ、皆味わいがあります(特に主人公の姉妹が可愛い!丘陵を駆けて行く所なんか、ちょっと「ミツバチのささやき」を彷彿とさせました)。それと、イランにあんなに美しい農村があったというのが驚きでした。恥ずかしながら、「中東=砂漠」という先入観があったもので・・・。行ってみたいなあ、イラン。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-01-28 21:39:51) |
11.人生の残酷さを、押し付けがましくなく、大袈裟ではなく、変な意図もなく、ただただ滲み出るように淡々と描けるのは、イラン映画など発展途上国の映画の特権でしょう。次々と押し寄せる不幸や不遇にも、変な演出やあざとさを感じない。そこには感動の押し売りも安易なお涙頂戴物語もない。映画自体が実に自然で、むしろこれはイランでは現実的過ぎるくらい現実的なことなのだろう、とすら思う。欧米の映画もいいけれど、こういう映画はやはり絶対的に観なければいけないですよ。人の根っこのことですから。 【ひのと】さん 7点(2004-01-14 17:07:41) |
10.終生忘れないだろう映画のひとつ。映像と音というものがこれほど美しいものかと、とてつもない衝撃を受けた作品。カットと音のコラボレーションも見事だけど、物語内容とカットの編集センス、演出力にはもう脱帽。役者さんも実にリアリティに溢れ、観終わった後は思考が停止してしまったという佳作。子役が非常に自然で、そしてうまく、あまりにもせつない。大工さんのもとで泣く姿にはブワっときた。誉めても誉めたりないくらい誉めたい。 【DeVante】さん 9点(2003-12-11 04:42:32) |
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9.素人さんが演じていただけに、かなりリアリティを感じました。神の存在を感じさせるラストも自分的には良かったです。ただ、中盤で少し「緩んだ」雰囲気があったのが惜しかった。 【wood】さん 6点(2003-11-30 15:08:56) |
8.おばあちゃんや盲目の子供など素人だというが素晴らしい演技で驚く。予告編を見ただけで涙がとまらず劇場では見られなかった。父の事情もあって家から離れなくてはならない少年が必死で父に訴えるところは涙なしには見られない。これまでイランがこんなに自然が豊かで美しい国だと知らなかった。風習や暮らしとか遠い国の知らないことを映画は教えてくれる。海まで流され死んだかと思われた少年を抱いて号泣する父、でも一筋の希望が見えるラストに救いがあって見た後はジーンとくる。 【キリコ】さん 8点(2003-04-05 22:57:48) |
7.監督は映画作製にあたり1年間盲学校に取材を続けただけあって盲の子供を取り巻く問題がリアル、どこの国もそうそう変わらないというのが解る。濁流のシーンなど迫力があるし主人公の男の子も良いだけにお涙頂戴のラストはいただけない。賞を意識しすぎ。 【ジェリービーン】さん 6点(2003-02-17 02:27:48) |
6.子供はやはりどこの国でも宝なのだと考えさせられた。親父と息子が二人きりになったときはドキドキさせられっぱなしだった。 |
5.イラン映画が子供を題材にした物が多い…って初めて知りました。優しいおばあちゃん&可愛い妹、(風景の色彩も勿論ですが)人物描写も美しくて、しっとりと心に響きわたります。 【トルーデ】さん 7点(2001-10-24 10:33:12) |
4.この作品には感動させるというよりは考えさせられるという方が正しいのでしょう。再婚する父親のエゴを浮き彫りにしており、父親であると同時に人間であり男であるという心情が受け取れました。ラストのモハマドがおぼれてしまい、この期に及んで助けるべきか悩んでしまう父親。このシーンで父親が息子をどう思っているのか確実なものになるんですよね。また、モハマド少年が自分がろうあである事を表面的には受け入れてはいるものの内心何故僕だけが..と受け入れられない葛藤も伝わってきました。少年が祖母にあげた髪飾りをブローチだと思ってつけているシーンがあってちょっと笑えたんですが、このシーンには鳥肌が立ちました。この監督ってほんとに心が綺麗なんでよね。これは家族で見ていただきたい作品です。当初7点でしたがコメントを記入しているうちにこの作品の良さを実感しましたので、9点献上です! 【さかQ】さん 9点(2001-09-27 01:34:22) |
3.こういう世界、社会もあるんだ、ということを思い知らされる。 【poi】さん 10点(2001-08-20 09:11:05) |
2.同じ監督の「運動靴~」とは趣向がガラリと変わり、かなり抽象的で現実的な作風だけど…ちょっとストーリーが暗すぎるかも?感情移入しにくかったためにやや感動が薄かった。自然の美しさが印象的 【びでおや】さん 7点(2001-03-22 02:08:00) |
1.マジディ監督の前作「運動靴と赤い金魚」の健気な子供達や、ほのぼのとしたエンディングを期待するむきには外されます。ここで描かれるのは盲目の少年と、貧困と過酷な人生を懸命に生きようとする父親との物語。たびたび映し出される野花畑の眩しい美しさは、子供達の無垢な心象風景のようでもある。そしてこれでもかと言うような残酷なラスト!・・・が、しかし太陽(神)は決して彼らを見放さない。より強く生きろと・・・。 【ドラえもん】さん 9点(2000-06-11 14:53:31) |