7.マスコミを使って大衆を見方にし、権力を振るう政治家は時代や国を違えても未だに多い。黒いものでも上に立つ者が白と言ったら白くなる、そういう世界はあってはならぬはず。そういった権力に立ち向かって政治家を志しても、いったん権力を握れば・・・と言う映画だ。マスコミに踊らされる聴衆がだまされやすいのは致し方ない向きもあるが、そばにいる者は何が善で何が悪かはわかりそうなもの、映画を見ていて腹が立ってしょうがなかった。最後にズドンと一発で終わるところが、いかにも銃社会肯定の米国らしい。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-02-01 22:28:44) |
6.良きアメリカ、というのを一切排除して政治の裏側と腐敗を描いてるんですが今とあんまり変わんないですね。なる前はみんなの為に、トップに立てばあとは自分の為に、この変化はほんと怖い。見ごたえ十分でブロデリック・クロフォードの図体が少々大きい分だんだんと権力者に見えてきてしゃあなかったです、でも一人の男がある事件をきっかけに市民の支持を得て知事に成り上がるっていう話だけどアメリカの事だから実際にありそうな感じがしてならないんですが・・。 |
5.なかなか見ごたえがありましたが、ラストがあっけなさすぎてダメでした。できれば失脚させて欲しかったです。あの彼女は殴られてしかるべき。記者の男の描き方には不満が残ります。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 5点(2008-12-31 19:11:26) |
4.権力を握った者には、便宜を図ってもらいたい輩から、どーしても献金とか足代とかいう名目でお金が集まり、癒着が生まれ、それはやがて腐敗へと発展していく。小さな体調の異変から大病へと進行していく病症と同じである。この作品、“いかにもモデルがいますよ”って臭いがプンプンする。批判の対象が明確であり、骨太な社会派ドラマとして成功しているが、空虚感が漂うのも事実。これ観た政治家が改心したか?業界が自粛したか?残念ながら相変わらず現在に至っているものな~。しかし、その構造は社会の「必要悪」として認めていくしかない。要は、あくまで本人次第で“どこで断ち切るか”である。大概、自力じゃムリで、逮捕されるに至っちゃうけど。 【やすたろ】さん 5点(2004-08-15 00:24:30) (良:1票) |
3.日本にもありそうですね、こういう話。ただ善人が悪徳政治家に変質してしまった、というだけなら深みがないけれど、彼を愛してしまう女性(彼の支持者の元婚約者)を配する事で、単純に善悪で割り切れない人間の姿をほのめかしていた所が良かったです(ただ、ほのめかすだけじゃなくてハッキリと描いたらもっと良かったと思うけど)。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-02-19 16:49:28) |
2.田舎の無名の男が辻説法で人々に理想を説く。が、ひとたび権力の座につくと野心に燃え、売名的インフラ整備に精を出し傲慢で堕落した政治屋になっていく。今も変わらぬ姿で珍しくも驚きもない。分からないのはそういう男の正体を知ってなお彼を支える新聞記者、秘書、そんな男に惹かれていく記者の恋人など違和感しかないので退屈だった。この年は確かに不作の感もあるがこれがアカデミー作品賞というのはどうも理解できない。この年にはスタンリー・クレーマー製作・カーク・ダグラス主演のボクシング映画の名作「チャンピオン」がある。利己的で冷酷なキャラなのにカークの熱演、脚本、演出ともとてもよくてこちらのほうがずっと共感したが、赤狩り真っ盛りという時代背景もあるかもしれない。 【キリコ】さん 4点(2004-02-17 22:43:38) (良:1票) |
1.まあまあ面白かったです。けどあんまりいい話じゃないですよね。ラストも弱い。 |