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133.この人のトーン何かみたいなんだが、と思って記憶を探ってたら内田裕也の『コミック雑誌なんかいらない!』が浮かんだ。表層を表層として生き生き掬っていく手つき。暴露ものとしては証明が弱いけど、つまり週刊誌的なイキのよさが身上なのね。今回はプロパガンダに徹したことで、限界もハッキリしたが、こっちの見る気分も定まって、これはこれで楽しめた。ブッシュへのからかいはどうにも底が浅かったが。寂れた町から兵隊を募っていくあとで、軍需企業のパーティの場につながていくなど、プロパガンダの面目躍如。でもまた締めを涙でやって弱くしちゃってる。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-02-23 12:15:12) |
132.「マイケルムーアじゃねえよっ!」が、頭から離れないもんで、マイケルムーアの映画を初めて観た。観てみるとその内容に、「マイケルムーアじゃねえよっ!」が成り立つのがすごいな!と感心した。逆にいうと、この映画が市民権を得るほど、米国はひどい状況なのかと驚いた。 日本はなにも起きない。平和でよかった。 これまで、お米の国に踏みにじられる日本は悲しい国だと思っていたけど、米国の方がずっと大変そうだ。 マイケルムーア、他の作品も観たくなった。 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-29 01:10:16) |
131.よくまあこれだけ上手いこと情報を集めたものだと感心すると同時に、あまりにも都合の良い一方的な情報の継ぎ足しだらけで引くという相反する思いで観た。見るに偲びないシーンも多くて点数が付けづらいのだが、普段なかなか報道されない闇の部分を知ることができたことは大きい。 【mhiro】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-07-01 09:53:39) |
130.こういう表現はあってしかるべきだし直球なので面白いんだけど、これを見て偏った考えを持ってしまう人が少なからずいるんだろうなと思うと複雑ですね。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-21 23:32:59) |
129.ドキュメンタリー映画としては構成の上手さが際立っているとおもう。但し、前作の「ボウリング・フォー・コロンバイン」と比べると、どうもブッシュ叩きの為に急いで作ったのか、あまり深い掘り下げが無く、この映画が公開される前に色々と情報が伝えられたあたしには物足りなさが残りました。多分、アメリカ人向けとして考えれば、これで十分なのかもしれないけどね。 【奥州亭三景】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-06 18:03:22) (良:1票) |
128.何でもこの映画、カンヌ映画祭に出品されて「なかなかよく調べたで賞」を受賞したらしい。正直、この映画の内容については、どう考えていいのか、あるいはどう感じていいのかすら、よくわからないところがある。いわゆる軍産複合体などのお馴染みのネタについての、ドキュメンタリーという体裁ではあるけど、その中には“破線のマリス”が充満している。そんなこんなの結果、民主党小浜氏の勝利により、問題続出のブッシュ政権は、世界恐慌というあまりにもクサい最後っ屁を残して、今、ついに終わろうとしている。では今後状況な今よりマシになるのか?それはわからない。アメリカという国の歴史は、他国を蹂躙し不平等条約を押しつけ遮二無二覇権を目指してきた歴史であろう。それは手を変え品を変え、今でも続いている(もちろん自国に有利なように働きかけるのは、どこの国でも同じだけど……それ「自体」を商売にしてしまっているのが、アメリカではないか)。そういう観点からすれば、所詮この映画で主張されてることって、我々から見れば、正義vs悪の対立でも何でもなく、ただの「対岸の国の中での、ケンカ」に過ぎない。アメリカはいつまで経ってもアメリカだ。……ただし、ただし。やっぱりこの映画、面白いんだ。これだけ見事に「ブッシュ=悪人」というテーマで映像作品を作っちゃう手腕は大したもの、ホトボリの冷めた100年後くらいにこの映画を観た人の中には、「このブッシュって人、オモシロイねえ」とブッシュ・ファンになっちゃう人も続出するのではないだろうか(笑)。そしてまた、この映画は、前半は全速力でブッシュをボロクソけなしつつも、後半は、戦争というものの持つ問題に(意図してか、意図せずにか)踏み込んでいく。だから、観てて、ツライ。本当にツライ。いや、戦争に限ったことではなく、人が人を殺めるという、人間の歴史、人間の将来、そういったものが、重くのしかかってくる。考えすぎか?そうかも知れない。でもやっぱり時々は考えざるを得ない、今この瞬間にも、誰かのもとに何らかの不幸が訪れ続けているのだ。何か手はあるのか?我々に救いはあるのか? 少なくとも、ブッシュの退陣が、その解決には、ならないだろう。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-11-30 16:23:42) |
127.こういう映画は点数つけにくいですね。問題意識をもって時事に取り組め!って意味なら分からないでもないけど、語り口が強引すぎてちょっとシラケるところもありました。もしブッシュが作者が主張している通りの人物だとしたら、世界一の悪者でしょう。でも、まだ大統領やってるんだよね…。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-08 21:15:25) |
126.前作「ボウリングフォーコロンバイン」がかなりの傑作だったので期待してたんですが、イマイチでした。前作のノリはなりを潜め、基本的にシリアスに展開されるのに、ほとんどがナレーションとインタビューっていうのは疲れてしまいます。 今回は視点が一方的すぎるため、ブッシュ個人の批判の部分は少し白けてしまいますが、後半、戦争そのものに視点がいってからは真剣に見ることができました。 監督の主張がはっきりしているこういう映画っていうのは存在そのものに価値があると思います。情報を鵜呑みにせず、見る側が1歩ひいて見ないといかんと思いました。決して面白くはないが、見る価値ありの一本。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-03-25 11:19:42) |
125.この映画を観て知ることはたくさんあるが、どうも偏った意見な感じ。ボウリング~ほどの出来ではなかった。 【eureka】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-03-20 21:53:14) |
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124.そこまでブッシュさんに思い入れもないので、そこまで面白いとは思わなかった。やってる事は凄いとは思いますが… 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-12 03:03:17) |
123.この日本に住んでいる自分は、一体世界で起きている現状をどれだけ把握できているだろう?日本国内のニュースなら大体分かっても、外国で起きていることは報道側の姿勢によりいかようにも脚色できるのではないだろうか?イラクで起きていることは、アメリカを通じてもたらされる情報ばかり。イラクにいる住民一人一人に聞いてみないと本当のことは何も分からない。本作はもっとふざけた作品かと思いきや、よくできている。空爆で真っ黒になった赤ん坊をかかげ、「一体この子が何をしたんだ!」と叫ぶイラクの住民。かたやアメリカの田舎街でろくに職につけない若者達が仕方なく兵士になってゆく。生活のため、組織のため、従順に人を殺しに行く。帰還してノイローゼになる元軍人。それを心配する家族。うまく多面的に捉えていると思う。いろいろと考えさせられる作品だった。 【やぶからスティック】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-18 14:58:03) |
122.GyaOでみました。面白いですよ。ボーリングフォーコロンバインもそうでしたが、完全に報道特集○○に迫る!みたいなのりで、その手の番組が好きな人にははずれはないと思います。ただ、映画としてみるとどうでしょう。最初から、ビデオ用として作られているならわかります。また、アメリカのように平日の昼間なら500円くらいで映画を見れる環境ならわかります。日本の1500円の上映料金を考えると、払えませんよね。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2007-09-09 10:17:14) (良:1票) |
121. 久しぶりにCS放送で見ました。映画館で見たときの印象と同じで、ちょっと長いと感じました。それにしても、これどの程度までが本当なのでしょうか。素朴な疑問ですが。 【海牛大夫】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-08-24 20:45:04) |
120.マイケル・ムーア監督にしては、おとなしい内容に感じた。戦争批判にしても彼なりの構成が全くなかった。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 12:34:41) |
119.センシティブな問題のためムーア監督を持ってしてもNHKの番組なみに大人しい演出になりそうなところを、必死でがんばっている感じだ。サブリミナル効果のようにブッシュの顔が焼きついた。戦争に至った経緯について分かりやすく説明してくれるが、こういう記録映画は批判という姿勢を意識せずにもう一歩引いたところで作って欲しい。 【ぷりんぐるしゅ】さん [地上波(字幕)] 4点(2007-06-03 17:28:51) |
118.ブッシュ面白すぎワロタwwwwww 芸人泣かせの大統領。 【彬彬】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-22 18:08:14) |
117.子供を戦争で失った母の悲しみは理解できるのですが、徴兵ではなく志願だし、息子が軍人になった時点で戦争で死ぬ可能性があるという認識はなかったのか?ちょっと尋常ではない騒ぎ方が気になった。中間選挙では民主党が勝ったし、ノー天気な米人もイラク戦争は明らかにオカシイって事にようやく気がつき始めたって事でしょう。ちょっと時間が掛かりすぎだけど。議員の息子をイラクに!というのはよかった。私は日本の政治家を含む公務員の子供は義務教育は公立校への入学に限定すべきと思います。教育改革を訴えて公立校の質の向上を図るならそれぐらいは当然かと。別に死にはしないんだし。 【東京50km圏道路地図】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-01-14 04:35:56) (良:1票) |
116.これは彼なりの主張があってやっていることなのだろうし、彼の政治的立場に近い人々は指示するのだろうが、僕は彼が中立な立場から米国の矛盾や欺瞞を暴いてくれるだろうと期待したので、ここまであからさまなプロバカンダだと距離を置いて観ざるを得ない。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 5点(2006-12-31 11:23:26) |
115.監督の意志はじゅうぶんに伝わってきた。それだけで本作が世に出た価値はあると思う。精神的に成熟した、良識やバランス感覚のある人間には「面白い」と思うが、日本中に存在する『戦後平和主義』にどっぷり浸かった人間が観た場合は、やや危険な作品ではないか。 【ロウル】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-11-06 08:45:22) |