2.《ネタバレ》 おどろおどろしさを覚悟した邦題でしたが、さにあらず。
幼少期、父親によって研究実験台にされたトラウマを抱えた青年の殺人願望がねちっこく描かれています。
カール・ベームの息子さん(無限へぇ)カールハインツ・ベームから窺える品の良さもあってか、単なる変態には見えませんでした。
恐怖におののく顔だけ見せて、その瞬間及び遺体を見せない演出に好感。
とりわけフィルムを見るアンナ・マッセイの微笑みから恐怖に至る顔は圧巻。
批評家さん達から袋叩きにされて名匠が追放された作品には到底思えません。撮影方法に問題があったのでしょうか?