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ルナシー

[ルナシー]
Lunacy
(Sílení)
2005年チェコスロバキア上映時間:123分
平均点:7.11 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-11-18)
ドラマホラー
新規登録(2006-04-27)【ジェイムズ・ギャッツ】さん
タイトル情報更新(2021-12-30)【イニシャルK】さん
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監督ヤン・シュヴァンクマイエル
出演ヤン・シュヴァンクマイエル
原作エドガー・アラン・ポー
マルキ・ド・サド
ヤン・シュヴァンクマイエル(脚本原案)
脚本ヤン・シュヴァンクマイエル
配給レン・コーポレーション
美術ヤン・シュヴァンクマイエル(プロダクション・デザイン)
エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー(プロダクション・デザイン)
衣装エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー
その他ベドジック・グラッセ(アニメーター)
あらすじ
監督は語る。「これは哲学的ホラーです。皆さんは上映中に、ホラーならではの落胆を目にするでしょう」。だが、そんな彼の足元を一匹の舌が這って行く…。《侯爵》に見出された不幸な男の物語に、ヤン・シュワンクマイエルならではの肉と骨が踊り狂う実写アニメがリンク。サド、ポー、そして自由と革命が乱れ交う狂気の宴。
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4.《ネタバレ》 精神病院を舞台にした管理する者と管理される者の、抑圧と自由のせめぎ合い、という簡単なお話ではない。『まぼろしの市街戦』は正常と異常があって主人公は二者択一に迫られる。『カッコーの巣の上で』は抑圧と自由があって主人公は戦う。この『ルナシー』は結果的には病院を仕切る二つの方法が描かれるがそれだけで終わらない。二つの方法とは「完全な自由」と「徹底した監視と体罰」。冒頭に監督自身が言ったもう一つのやり方が描かれない。でも実は描かれていた。以前シュヴァンクマイエルについて書かれた物を読んだことがあるのですが、そこでたしか「完全なる管理」について語ったものがありましたがそれが描かれていました。この作品はストーリーは実写で描かれ、その合間にいつものシュヴァンクマイエルらしいグロテスクな舌や肉がストーリーの進行とは関係なく映される。でもストーリーには繋がらなくてもこの舌や肉は確実に話をなぞっている事に気づきます。ラストカットはラップで包装された肉。透明なラップ。管理されていることに気づかない管理。冒頭で監督がもう一つのやり方について言う。「それが使われているのが我々の住む狂った世界」。  哲学的ホラーとはよく言ったもので、ここで書ききれるほどの浅い作品ではありません。侯爵のあきらかなモデルとなっているサド侯爵について知りたくなりました。知ることによってこの作品のもっと深いところに行き着きたい。そんな欲望を奮い起こさせる刺激的な作品です。
R&Aさん [映画館(字幕)] 8点(2007-04-02 17:39:22)(良:1票)
3.《ネタバレ》 二人の屈強な大男に押さえつけられて、拘束衣を着せられそうになる幻覚に怯える主人公青年が、同じホテルに泊まっていた貴族のおっさんに助けられて、何故か気に入られ、屋敷に招待されるも、そのオヤジが主催して執り行われるアンチキリスト教的儀式(性的な意味で)をのぞき見してしまい、オヤジに虐げられている女性に対して恋心が芽生え、その魔の手からなんとか助けようとするも・・・と言うような展開です。わけがわからないと思いますが。しかし、貴族オヤジのタヌキっぷりが、すばらしいです。宗教のくだりなど、言ってることは結構まともなのですが、やってることはメチャクチャで、トコトン人をバカにしています。ストップモーションアニメーションのパートは、要所要所に断片的に入り込んできて、豚の舌や、切り身や、目玉などが、あたかもそれ自体が一個の生物のようなコミカルな動きで、ヨーロッパ的な古びてくすんだ景色の中を這い回ったり、目的地を目指して群れで移動したりします。ちょっとしたグロかわいさです。これらは、最初は肉欲の暗喩表現のように取れますが、話が展開するにつれて、その意味するところが、あからさまになっていくところ、なかなかうまいものです。さて、この話はいろいろなとらえ方ができると思いますが、私の勝手な見方ですが、すべては、貴族オヤジの罠であり、最終的に自らの犠牲も顧みずに、計画通りに主人公を陥れ、すべてを失いながらも悦に浸る究極のサディズムの形態を垣間見たような気がしました。いずれにしても、撮影に使用した、泥の中を這い回った豚の舌や、切り身などを、このあとスタッフがおいしく頂いていれば問題ないのですが、問い詰めたいところではあります。
camusonさん [DVD(字幕)] 8点(2024-06-25 18:13:59)《新規》
2.なんだかスゴイ映画を見てしまった、という感じ。シュヴァンクマイエルの絵本(?)にみられる世界は好きなのだが、この映画も彼の世界観全開であった。うーん、唸るしかない。決して美しい画面じゃないのに知らず知らず引き込まれて目が離せない。かなり陰惨な内容にもかかわらず、見終わった後に残る余韻も決して後味の悪いものでなく、むしろ爽快感さえ覚えるのは、なぜなんだろう・・・。好き嫌いがかなり分かれるのだろうが、私はかなり好きである。
すねこすりさん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-09 15:59:38)
1.映画に喧嘩を売られっぞ。
さん [映画館(字幕)] 8点(2007-04-20 02:43:42)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.11点
000.00%
100.00%
200.00%
3111.11%
400.00%
500.00%
6222.22%
7111.11%
8444.44%
900.00%
10111.11%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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