22.派手な演出や超感動的なクライマックスは無いものの、良作だと思う。ただ、母親は自分で自分の首を締めるような行動に終始していたように見えたが、相当な苦労をされているはずの実在の人物をああいった描写で括ってしまうのは可哀想な気もする。 【wood】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-05 11:00:13) (良:1票) |
《改行表示》21.《ネタバレ》 時間がちょうど良かったのでふと観た映画ですが期待より良かったです。観客は中高年の女性が多かったです 主人公の母親と同年代なんでしょう。夫婦もちらほら・・・ 。リアリティから言えばストーリー的にも無理があるんでしょうが映画として観ればこれはこれで私は良かったと思ってます。わが子を理解できない苦しさ、守りたい余りに子供の自由を束縛してしまいそうになる状況 よく伝わってきました。駅のホームで主人公が『この子は障害があるんです』と言うシーンは鳥肌が立つくらい切なかったです。そうやってお母さんは世間から彼を守ってこなければならなかった。最後の走りのシーンで彼の中で周囲の人たちと関係を修復しながら浄化していくシーンも泣けました。ありふれた感動物かもしれませんがお勧めしたいと思います。 【ももち】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-31 14:22:28) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 韓国映画って、人々の顔も風景も日本とあまり変わらなくて、画調も邦画の空気そのまま、なのに言葉が全く理解できなくて、クレジットが読めない(アメリカやフランス、イタリア映画の方がまだ読めたり)状態なのが不思議な感覚。さて、実話を基にした「マラソン」ですが、韓国で記録的大ヒット、映画賞独占だそうで。でも私の感想は、ちょっとビミョー。決して悪い映画ではないんです。自閉症の青年が、母の愛情の元でマラソンに取り組んでゆく姿を、真面目に、きっちりと描いて、真摯な姿勢が垣間見える映画です。でも、日本なら「文部省特選」って看板背負ってそーな、小学校の体育館で見せられるよーな、後で感想文書かされるよーな映画で、んー、悪い言い方をしてしまうと、映画館でお金払って見るような映画ではないわなぁ、と。ラジオ番組のプレゼントで貰ったタダ券で見ておいてナンなんですけど。演出からカメラワークから演技から音楽から、もう、マジメ過ぎちゃって面白味には欠けまくっている上、障害者とどう生活してゆくべきなのか、障害者がどう生きてゆくのか、というのが、とっても類型的で何ら明快な答えを示唆していないんですよね。うちも障害者家庭なのですが、理想的なオチは存在しても、ここから現実問題に対してあるべき姿勢、というのは感じられませんでした。結局のところ、きれいにまとめられた一家庭の「物語」として閉じてしまっているんです。母と、父や弟との問題も、マラソンに参加する事で解決してしまっているような感じで、そんなに簡単なモノではないでしょ?と。それに社会との摩擦は、ただ描写が存在しているだけで、社会の視点から捉えた時に、障害者を一方的に避けているような描かれ方に終始している状態が気になりますし。障害者映画の多くが、障害者から視点が微妙に外れて、障害者によって影響を受ける人々の物語となってしまい、障害者当人の問題については答えがはぐらかされてしまっているのですが、この映画もそんな中の一本、という印象です。あと、映像表現で面白いな、と思ったのは、ハリウッド映画のような、見せたいモノは即見せる、というやり方ではなく、見せたいモノを見せるまでのタメがクドい。それは日本映画とよく似ていて、ちょっと民族性を垣間見た感じもしました。まあ、そのタメをもう少しなんとかして欲しかったのが正直なところですが。どうもテンポ悪くて・・・。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-07-30 16:14:56) (良:1票) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 ドラマ「秘密の森」でカッコ良かったチョ・スンウを私も見てみむとて見るなり。 役者がなにか障碍のある役を演じる映画は苦手だけどあまり気にならなかった。風が吹く野原でススキや葦を手のひらで感じながら、木漏れ日を浴びながら、空を仰いで走るシーンが気持ち良い、自分走れないので。 「レインマン」のダスティンホフマンを観た時の違和感はなくそこそこ爽やかでした。チョンスンウもその後益々良い役者になったと思う。上からで済みません。 【LOIS】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-27 21:42:50) |
《改行表示》18.《ネタバレ》 自閉症の主人公が努力を重ね初マラソンでサブスリー(3時間切り…市民ランナーとしてはかなりすごい)を達成したという実話ベースのお話。途中とても重要なのは障がいを持つ子を育てる母親や家族の苦悩が描かれること。 あー、韓国映画好きだ^^。骨子がしっかりしているもん。だから途中あざといまでの演技も「いや、本当にこんなんだったんだろうなあ」と納得させられてしまう。展開はスッキリとしているが伏線も適度に配置され、軽快に回収される。絶望と理想にはさまれる母親だけでなく、弟や離婚した父親の心理描写もいい。アクセントのコーチという存在もいい。 そして主人公は強い。溺れた母親を助けることもできないが、母親の教えを時間をかけて飲み込んでいく。持続する。達成する。反抗するのはマラソン大会に出場するときだけ。 私もランナーなんです、鈍足の(笑)。フルマラソンも何度も完走しました。 私も主人公のように、大草原を走るシマウマと一緒に走るイメージで走りたい。 私は拷問のような思いで走る。 私も主人公のように、大草原を走るシマウマと一緒に走るイメージで走りたい。 【JF】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-21 13:36:17) |
17.家族愛のテーマに好感が持てた。感涙した。。が、ちょっとわざとらしい演出が気になるところがいくつかあった。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-22 02:04:08) |
《改行表示》16.《ネタバレ》 可でも不可でもない評価が沢山目についたが、私も同じ感想を持った。 しかし、日本で作られるテレビ局がスポンサーについたドラマよりは価値があると思う。 私自身、障害者で今は一人で生活しているが、自閉症の子供を持つ母親の苦労というものは想像以上に辛いと思う。 しかし、本作では、その母親の苦労は周囲からの冷たい視線ばかりが多く見られ、もっと他に辛いことはあるだろうにと、ツッコミを入れたくなる。 プールに溺れた母親の視線から映る息子の姿をきっかけにストレスが爆発したのだろうか?突然マラソンを否定する母親の気持ちがイマイチ感情移入できない。 実話、実話といえば感動すると思ったら大間違いだ! 本作の宣伝マンのセンスを疑ってしまう。 マラソンに再起してから、スーパーマーケットや地下鉄の駅、草原でシマウマと走ったりする演出は失敗だと思う。 私は見過ごさなかったが、駅でチカンされた女性と青年を殴った男まで応援していたのにはマイッた(笑)。 全編通して、父親、弟、コーチの描写が中途半端。実話にこだわらなくても、母一人子一人にしてしまえばいいかと思う。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-10-26 00:45:44) |
《改行表示》15.自閉症の息子を抱える家族の話。淡々としたストーリー展開で無理な演出を排除しているのは好感が持てる。息子と母親の葛藤をメインに持ってくることで、母親に対して肩入れしすぎることを回避し、過剰にお涙頂戴な話になるのを防いでいる点も良い。 ただ、決して巧みな脚本ではなく、ドラマ性に欠けるのも事実。無駄なシーンも多いように感じられた。母子関係に着目しすぎており、父や弟のキャラクターをうまく活用できていないのも気になる。佳作ではあるが傑作とは呼べない。 それにしても、もし自分の子供が自閉症だったら、ちゃんと愛することができるだろうか?観ている間中、そのことが頭を離れなかった。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-13 22:08:24) |
《改行表示》14.チョ・スンウの演技のすばらしさは、まず最初に言っておかなければならないだろう。わたしは、身近に自閉症の人や知的障害を持った人と接したことはないので、ほんとうにそれらしいのか、ということは断言できないのだが、ほかの映画の少しクールな印象のチョ・スンウとは、まるで別人だったということは、はっきりいえる。 母親役のキム・ミスクもほとんどノーメイクで、生活感がよく出ていた。まあ、生まれついた美貌はそれでも隠せないが。息子のために必死で生きていながら、孤独にさいなまれている様子がひしひしと感じられたのはさすが。 雨が降りしきる中、幼い息子の手をかざし、ふたりともびしょぬれになりながら、「雨がざーざー降ります」という言葉と、手のひらに受ける雨の感覚とを結び付けようとする母。『奇跡の人』かよ、と思ったのだが、その後何度も出てくる、手のひらに雨を受ける、手のひらに風を受けるシーンを見ると、言葉を使うことによって、社会の側に障害のある子を引き寄せる、という以上の意味があることがわかる。 「がんばる障害者」をほめたたえる、みたいなのは好きじゃないのだが、そういう「美談」が持つ臭さを、母親のエゴを描くことによって、うまく回避している。音楽がちょっと狙いすぎのような気もしたが、まあ「感動作」には違いないんで、そのへんはしょうがないかな。 人にものをあげる、もらう、というやり取りの中で、相手との距離や好意を計る、という、この社会のお約束の外にいる主人公。決して他人から食べ物をもらわない、という母親のしつけが痛々しい。それだけに、主人公の練習に伴走して、いっしょに倒れこんだコーチに、水をわたす、という行動が、大きな意味を持つのである。 映画というのは、登場人物の心情を言葉以外の方法で見せるものだ。言葉で心情を表現することがむずかしい主人公だからこそ、走る主人公の目から見た、すぎさっていく風景を輝かしく描くことで、彼の喜びが伝わってくることこそが、この映画の最大の成功だと思う。 ラスト近くのファンタジックなシーンは、『ビッグフィッシュ』のラストを彷彿とさせた。全体に笑いも多く、歓喜を描いて終わる映画である。泣けるシーンもあるのだが、それを期待していくと、肩透かしかもしれない。 脇もみなよかったが、弟役のペク・ソンヒョンのみずみずしい演技が印象的だった。 【yhlee】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-08-19 23:33:53) |
13.《ネタバレ》 評価が難しい映画。良くできていると思うが、母親の夢が息子より一日長く生きることってのが私も気になった。小さい頃は大変で、そう思うのだろうが、子供は成長し独り立ちできはじめている。この映画もその辺のところを訴えている点は十分共感できた。 【K2N2M2】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-18 08:49:04) |
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12.この作品、二宮クン主演、母親を田中美佐子、マラソンコーチを松岡昌宏という配役でTVドラマ化するそうですね。うーん、余貴美子じゃないのか、ザンネン(笑)。えーと私としてはですね、確かに泣けたんですけど、 (詳細はブログにて) 【おばちゃん】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-06 19:30:15) |
11.《ネタバレ》 難しい題材とは思いますが爽やかに描かれていて、良かったです。実際には本当に深刻で、もっと辛い裏の部分がある事はわかりますが、それを前面に押し出さない所が返って重すぎずに見れたかなぁ・・・チョ・スンウの演技も(・∀・)イイ!! 【うさぎ大福】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-02-22 12:18:28) |
10.母親のエゴがちょっと痛いけど、普通に感動の一作。 【SUM】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-01-22 20:41:14) |
9.「韓国で500万人が泣いた」っていう予告を見て、期待して見てみたのですが… 泣けませんでした… 良いお話だとは思いましたが。主演のチョ・スンウさんは韓国では「かっこいい」になるのでしょうか。『ラブストーリー』のときも思ってたんですけど、どうもかっこいいとは思えなくて… 【mako】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-23 21:38:12) |
8.韓国映画(ラブストーリー系)が過大評価サレスギって思ってるのでスゴク苦手で、韓国映画自体に拒否反応あるんですケド・・・。この映画ストーリー的にちょっと無理あるし、コレでもかって泣かせようとする意図丸見えで判りきってるのに、まんまとやられてしまいました・・・。くそーっ!ボロボロに泣いちゃったじゃんかよーっ!ただ、主人公がぞっとするほど暗い目になるときがあるんですけど、それは役者の地が出たんでしょうか?? 【さら】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-04 10:37:28) |
7.作品によって障害者の方の描写がよくリアルすぎて見るに苦しいときがあるのですが、この作品は主人公の優しい気持ちもよくわかり、そして自立していこうという気持ちがこれから芽生えるのでは・・・という前向きな映画でよかったです。いつ自立するのかなんて人間みんなそれぞれ時期がちがうですものね。彼はこれからきっと・・・。自分の持ってる水を私だったら後のこと考えてあげるのためらっちゃうかも。自分勝手な人間はきっと健常者のほうが多いでしょう。 【ぼちぼちさん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-11 13:25:34) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 王道を行く、ってな感じでしたが、でもやっぱり良い映画だと思います。 母親や、弟の言動にもハッとさせられるものがありましたし、主人公至ってはもうコメント不要って感じです。 確かに、社会とどう関わっていくのかとか、家族間の問題等に明確な答えは出されてはいないと思いますが、最後の、主人公の中の描写(シマウマと走るあたり)を見ると、社会との関わり方というより、障害者の自己決定をテーマにしたものなのかな、とか思ってしまいました。 描写については、気取る事がなく落ち着いた描写でとてもよかったです。 ある意味で反則技のような気もしましたが、久しぶりに感動をした映画でした。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-09 00:23:50) |
《改行表示》5.ボロ泣き。冒頭からラスト数分前まで、絶え間なく泣き続けた映画は初めてですわ、うぅぅ。 もうひたすら母親モードに没入といいましょか。 母子カプセルを自らフタしてしまい、孤立し、息苦しくなって落ち込む母親、2つのことに気が行っても手が回らない母親、染みるほどによくわかります(T_T)。 そこをコーチや次男(←かわいくて結構うまい)に指摘されるシーンなどズキっときました、痛いトコつかれてるよなぁ。 確かにあつかましくてヒステリックなシーンには共感できないけれど、かような母親の描き方に文句言わなかった(んでしょうね)実在のお母様の器の大きさを感じました。 母親の結構上質な普段着とか、お着替え回数も少々目立ちます、が、われら40代の星、いつもはよろめきがお得意ミセス、今回はやつれても素敵なキム・ミスクにはこれくらい必要かも(ていうか見れて嬉しいし。勝手やねー)。 主演チョン・ウソンはもう余裕さえ感じられるさすがの演技。扇風機の前の表情が良かったなぁ(T_T)。 恥ずかしながら↓皆さんがおっしゃられる欠点には、もっともであるなーと鑑賞後にやっと気づいた次第でして、自分が情けなくもありました。 このあと、どういうふうに彼が前を向いて生きていったのか、周囲との関わりはどうやっていくのだろう、と、続きも観たくなります。 (邦画、作ってくれませんかね? 配役は、主演:草なぎ君、母親:余貴美子、父親:佐藤仁哉、コーチ:吉村明宏、弟:猿岩石森脇君(無理?じゃ嵐の二宮クン)でお願いできませんやろか。/ <06/07/03訂正>うそーん!↑チョン・ウソン様は出てません(笑)。 主演は大好きな○チョ・スンウ様○ですm(__)m 。もう1割抑えて演技してくれたら 今の2倍好きになってました。↑と言うてること違う?、、(笑)、、いや、 、つい体裁良く褒めよとしてて、すみませーん。 【かーすけ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-01 22:11:06) |
4.韓国映画は、ノスタルジックを感じさせてくれるので、私は好きです。少し前の日本の映画を観ているような。この映画も日常を描いています。ただ一つ違うのは、主人公が自閉症なだけ。題材としては、ハリウッド映画とは比べ物にならないほど平凡です。しかし、鑑賞後ほんわかした気分にさせてくれる。これは、韓国映画特有の芸当ではないでしょうか? 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-21 12:41:11) |
3.単純にいい映画を観たなあって自分は思いました。演技派チョ・スンウはジュナ(「ラブストーリー」)とは全くイメージの違う自閉症の青年役を巧く演じてました。お母さん、全然似てない弟、食いしん坊コーチの気持ちの揺れ動きもうまく描けていたと思います。でも実際、家族は大変だろうなあ・・・という訳で家に寄り付かなくなった父親の気持ちもよく理解出来る。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-17 11:05:34) |