40.ディックの傑作として名高い「アンドロイドは…」にインスパイアされた別の物語、と見るのが正解。とはいえ、これは映画作品として素晴らしく、間違いなくリドリー・スコットの最高傑作と言える。いま見返すと、この頃はSF文学と映画の幸せな関係が成立していたのだなと、別の意味で感慨深い。 【一児の母】さん 10点(2004-06-26 08:42:31) |
39.デッカードの解説と、ラスト・・。公開当時は、観客の理解が得られないと考えた映画会社の意向でそうせざるを得なかった。確かにそういう意味では、ディレクターズ・カットのほうが、より硬質でハードボイルドでメッセージ度合いも高い。しかし、映画としての素晴らしさはどちらも同じです。 【★ピカリン★】さん 10点(2004-06-06 16:45:25) |
38.ある雨の夜、僕はテレビのニュースを眺めながら、こんなことを考えていた。人類が最初のクローン体として羊を選んだのは、きっと警鐘の意味が込められているのだろう。昨今の科学の進歩を見ているとレプリカントという存在も現実味を帯びてきて、生きるとはどういうことなのか、自我とは何なのか、様々なことを考えさせられる。この作品はそういう意味において、少し早すぎたのかも知れないが、僕たちは何れこの問題と直面することになるのだろう。クローン人間はドリーの夢を見るか? 【もとや】さん 10点(2004-03-09 14:57:58) |
37.ルーカスはスターウォーズをCGで手直ししたが、この作品にはたとえ監督であったとしても手直ししなければならない箇所など一つも存在しない、てなことをどこぞの屁理屈アニメ監督が語っていたが、まさにその通りだと思う、そんなわけで「完全版」「ディレクターズカット版」はあまりよろしくない、やはりあのラストシーンは必要だと思う、頼むからこの初回公開版のDVDを発売してくれ! 【るね】さん 10点(2004-01-19 00:03:39) |
36.近未来世界のディテール描写という点では,この映画以前・以降という分け方が出来るほどの映画だと私は思う。というか,この映画が「カルト」とか言われるのが意外。当時結構ヒットしたような気がするのだが....当時の人はマニアだったのだろうか? |
35.スゴイ!世界観と主題に圧倒されました。哲学的な要素が感じられて、映画って本当に面白いデスネ、と、どこかで聞いたことがある台詞をつぶやいてしまいます。DVD欲しい・・・! 【イチヨウ】さん 10点(2004-01-06 03:00:25) |
34.《ネタバレ》 ルドガー・ハウアーがハリソン・フォードを助けた後、自分が 体験して来た事を話しかける場面。 あれを観てなぜか泣けて泣けてしょうがなかった。 レプリカントの哀しみは人間の哀しみと同じ。 【たま】さん 10点(2003-12-15 21:36:44) |
33.とにかく衝撃でした。陰鬱とした未来社会。日本語の看板はめちゃくちゃでしたが(w。美術が素晴らしいですね。この人は空気感というか、匂いのある映像を撮らせたら世界一だなあ。ひとつ気になる場面が。ロイが絶命して、鳩が空に舞い上がりますが、そのカットがどうも取ってつけのように見えてしかたがない。なんか建物の壁が未来都市と全然合ってないし。勝手な推測だが、最初鳩が空に舞うカットは無くて、後でどうしても付け足したくなり、撮影所の裏かなんかで適当にスモーク炊いて鳩飛ばしたんじゃないかなと。 【ロイ・ニアリー】さん 10点(2003-12-12 19:58:10) |
32.もう本当に好きで好きで、映画館で8回見ました。LDで劇場公開版とディレクターズカット(DC)持ってるし、DVDでもDC買ったよ。でもね、映像が美しかったとか、SFの世界観が良かったとかじゃないの。ルトガー・ハウアーがかっこよくってかっこよくって!電話ボックスでレオンに話し掛けられて「メン?ポリス、、メン??」っていうシーンの顔が見たくて劇場に通ったの。私の中ではこれがブレードランナーなので、ディレクターズカットはなじめない。リドリー・スコットの本意じゃなくても、ハリソンがやる気なさげにナレーションしててもさ。これほどほれ込んでも、JFセバスチャンの家で上着脱いだルトガーはバカボンパパで嫌だったなぁ。 【kithy】さん 10点(2003-12-12 19:05:29) |
31.《ネタバレ》 独特の世界観と美しさに彩られた作品でした。ダリルハンナの壊れた人形のような不気味な死が印象的で、レプリカントの恐ろしく、残酷な殺されかたは辛かった。人間の死と同じで、生きたいと思う気持ちも同じだった。白いハトが飛び、思い出と共にひとつの命の灯が消えたあと、「限り有る命を与えられたのは人間も同じ」生きていることの尊さと輝きをかみしめました。 【ひいらぎ】さん 10点(2003-11-23 22:39:39) |
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30.ハリソンフォードが嫌いです。それを補ってもまだ足ります。これだけ有名な作品なのに予備知識が全くなく見ました、そして傑作中の傑作だと思いました。原作も読みました。原作の題名はかなりお気に入りです。 |
【セクシー】さん 10点(2003-11-02 03:56:10) |
28.《ネタバレ》 何度観ても毎回良い作品だな~と思ってしまいます。噛めば噛む程味が出るというかね。マイベスト映画の一つです。個人的にはやはりデッカードもレプリであるかもしれない可能性を持つ「最終版」が深いかなぁと。 |
27.「AKIRA」より何年も前に作られたのよ。しかも西洋人の手で。これを傑作と言わずして、何を傑作というのか。天才フィリップ・K・ディックの原作をもっとも魅力的に映像化したのが本作品。「マイノリティー・リポート」だ? 話になりません。 |
26.あの独特な世界観と終末観が、その後の映画に多大な影響を与えたというのも頷ける。深いテーマ性を持つヘビーな内容にも関わらず、決して独りよがりにならないバランス感覚と観客の目を意識したエンターティメント性を備えている。ラストは素直に感動。まさに「アンドロイド」の悲しみ。原題は秀逸だよな~。 【FSS】さん 10点(2003-10-14 10:05:19) |
25.SFの大傑作、映像、音楽、世界観などはいうことなく、近未来におけるレプリカントの人権、レプリカントと人間との確執、といった部分はその後のSF映画の宗教性や哲学性に様々な影響を与えている。 【亜流派 十五郎】さん 10点(2003-09-15 19:49:22) |
24.文句なし。いまさら言うことなし。原作をある意味で超えている。大傑作。 |
23.酔いしれたなぁ、この映画は。ピーマン頭で無理してディック読みまくったなぁ。この映画が凄まじくハードルを高くしちゃったもんだから、あれから20年経っても未だに後輩たちは心技体のバランスに四苦八苦しておるご様子。ハードなイメージが増幅された最終版も良いのですが、やはりハードボイルド調の公開版に愛着を感じてしまいます。 【モートルの玉】さん 10点(2003-08-14 18:28:31) |
22.コメント 私は根っからのオタクですから、(^^;ブレードランナーの様な一種独特な空気感を持った映画に非常に魅力を感じてしまいます。それはストーリーとは別に、大道具・小道具そしてファッションも含めて2019年というとても近い未来を極端な程に(やや東洋色が強すぎる傾向ではありますが…)作り込んで、尚かつ細部にまでこだわりを持って描写している制作側の姿勢が痛いほど伝わってくる映画だと思っています。とても20年前の映画とは思えません。SFXが発達し、CG無しでは作れない現在の映画界ですが、そんな中でもこのブレードランナーという映画は異色で、燻し銀のような輝きを持っています。是非SF好きな方や映画好きな若い人達にも是非おさえておいて欲しい一本だと思います。 【Deckard】さん 10点(2003-07-31 23:42:16) |
21.もう何回見たことか。どこを切り取って見ても、完全にトータルワールドを作り上げている。その中で描かれた生と死に対するメッセージにいつも気持ちが震える。「どうだ、生きてみろ」と。凄すぎて・・・哀しい・・・ 【うこっけい】さん 10点(2003-07-16 00:28:16) |