12.2014.03/29 鑑賞。全てが“強い”と感じた。強い女性、強い意思、強い精神、強い復讐心、強い競争心・・。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-07 22:29:25) |
11.《ネタバレ》 テロ活動を未然に阻止するため、多忙な毎日を過ごすCIA職員マヤ。日夜、テロリストたちを尋問し時には拷問にもかけ情報を収集していた彼女は、アブ・アフメドという名の謎の連絡員の存在を知る。「もしかしたら〝あの男〟へと繋がる重要なキーとなるかも知れない…」そう直感したマヤはその人物となんとかコンタクトを取ることに成功するも、実は彼の正体は…。今のところ、21世紀最大の歴史的ヒールであるビンラディン追跡に文字通り命を懸けた一人の女性の姿をリアルに描いた人間ドラマ。淡々としながらそれでも胸に熱い情熱を秘めた、ともすればテロリストと変わらない狂気一歩手前の執念でもってビンラディンを何年も掛けて追い続けるマヤの生き様には(賛否は別にして)確かに圧倒されました。この監督の前作の世界をさらに進化させたような、凄まじい臨場感でもって描かれるビンラディン殺害シーンも圧巻です。そして、全てが終わったあと、自分専用の飛行機に乗り込んで運転手に「で、何処に行く?」と訊かれても何も答えられずただ涙を流すことしか出来なかった彼女の虚無感には、ただただ深い哀しみを覚えざるを得ません。これから先も人間の憎しみと暴力の連鎖は永遠に続いていくロクでもない世界なのかもしれないけれど、それでも私たちはここで生きていく、諦念を乗り越えうる微かな希望を内包した秀逸なラストだと僕は思いました。欲を言えば、もう少しビンラディン側からの視点で描かれたシーンがあっても良かったんじゃないか。そしたらもっとストーリーに深みが増して完璧な作品となっていたであろうに。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-11-28 23:41:46) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 そうでしたか・・あの「ハートロッカー」の監督でしたか・・と 改めて感慨深く・・でもないか、思ったのでした。 全体が淡々とサラリと描かれてる割りには冒頭の拷問場面がこれでもか、と 長いです。何か中立的な姿勢を強調しているようで少し違和感が残ります。 というより、主人公を固執的に追いやった理由づけなのでしょうか。 どこからどこまで事実に基づいているかは分かりませんが、 見ごたえがあったのは事実です。 主人公役の女優さん、上手いなあ、ピッタリです!。 しかし・・登場人物のどの人にもあまり共感できない物語って・・? 【AKO】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-10-14 22:37:25) |
9.《ネタバレ》 アクションと書いてあるが、そういう面白みはないに等しい、ただ、ドキュメンタリー風に淡々と描かれている、このような題材にはその方がベターだったと思う、しかし、事実なら凄いことだ。脚色がどのへんまであるのか・・・ 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-18 23:28:28) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 忠実に作りすぎたのか、面白味はあまりない。 ビンラディンを探す手法もかなりフツーやし、結局見つかったのもラッキー要素が多い気がする。しかし取り上げた題材勝ちなところもあり、「あの」ビンラディンを執念で追う女のプレッシャーってのは映画で背景を事細かに描写しなくても伝わってくる。 最後の突入は計画ずさん過ぎない? 特に攻撃も受けてないのにヘリは不時着するし。 彼女のラストの涙に+1 私もついつい観ながら肩の力が抜けてしまった。 【CBパークビュー】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-05-01 12:02:15) |
7.《ネタバレ》 この作品、事実に基づいていると言われているが、果たしてどこまでが本当なのだろうか?勿論、歴史的事実として、米国同時多発テロ、イラク戦争、ビン・ラディン殺害といった出来事は存在するが、その内情がそのまま映画化されているとは到底考えにくく、大部分がフィクションなのではと推察される。かなりリアルな作りをしているとは思うが、「イラク戦争においてこういうことがあったのではないか?」という大衆の想像の域を出るようなものではない。それならいっそのこと、『ハート・ロッカー』や『キングダム』のように、あくまでフィクションという括りの中で映画を作った方が、作り手のメッセージが明確に伝わるであろうし、こちらも感情移入し易い。深い映画だし、観る価値は大いにあるが、〈事実〉として映画を作ってしまったために、余計な制約ができてしまったように感じられる。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-04-08 19:19:34) |
|
6.ビン・ラディンどこ?どこ?どこ?で150分もたせる力技に憑かれて疲れた。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-03-03 14:26:52) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 近年ブームのいわゆる社会派エンターテイメント。ストーリー自体は事実を下敷きにしている為かゆっくり(というよりドロドロ)している。ゆえに「映画らしさ」ではエンタメに傾倒した「ワールド・オブ・ライズ」や「ブラッド・ダイヤモンド」には及ばないかもしれない。 そこで、この映画の武器(売り)となるポイントが何かというと、圧倒的なリアリティである。本作が持つ偏執的なまでの映画的なリアリティ(観客に納得させる力)はほかの監督には出そうと思っても出せない唯一無二のものだと思う。 だが、リアリティのある映像や会話でゴリ押しするだけではただのドキュメンタリー、再現VTRでしかない。そこで軸として主人公の「マヤ」というキャラクタを据えたことが活きてくる。この「マヤ」というキャラクタの心情を推し量ることで、観客は9.11以降のアメリカがどのような考えで行動し、どのような感情を抱いていたかを考える事が出来る。(ゆえに、プロパガンダである、という批判が出てしまうのはある意味仕方ないこととも言える。)そう考えると、本作のラストシーンがいかに優れているのかが分かると思う。色々な感情の入り混じったマヤの表情、そして涙。アメリカが抱いているであろう「喪失感」や「悲しみ」。国民1人1人がそれぞれ抱いているであろう複雑な感情を主演のジェシカ・チャスティンは表情1つで見事に演じきってみせた。本作の締めくくりとしてこれ以上ないシーンであろう。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-03-01 00:33:38) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 評価が難しいです。「警視庁24時」の密着取材映像のような感じもする、でも、それだけリアルに描けてるとも言える。ただ、鑑賞中、ずっと緊張し、手に汗握りつづけました。 運転手が発したラストのセリフは非常によかったのですが、マヤの涙は不要だと思いました。最後は女の一面を見せたってことかな。。。 【ドクターペッパー】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-02-27 00:53:22) |
3.面白かったです。結末は端からわかっていても、楽しめました。残念なのは、クライマックスで、主人公が全く活躍しないことです。もう少し見せ場を作れなかったんでしょうか?それと、主人公がどうしてあんなにがんばれたのか、そのあたりの作り込みが不足しているように思えます。戦争映画とあって、映画館の観客はシニア世代ばかりでした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-02-25 17:42:40) |
2.《ネタバレ》 何処までが真実かはわかりませんが、裏話としては面白かった。(と言ってよいのかな?)予想通りスカッとしないモヤモヤの残る消化しきれない作品で「プラトーン」や「ミュンヘン」みたいな後味の作品でした。アカデミー賞作品賞を発表前にノミネート作品を可能な限り観てやろうと思っていましたがここまでですね、個人的に娯楽性が大事と思っているので、受賞は無いと思っていますが、米国人の思い入れがあるので受賞もあるのかも? 【ないとれいん】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-02-25 09:59:36) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 9.11からビン・ラディンを探し出して殺すまでの物語。 CIAの新人分析官が10年かけて、どうやって探し出したのか、それまでにどんなことがあったのかを2時間38分かけて描いていきます。 分析官が女性だったというのが話題の一つ。 多分、女性だったからこそビン・ラディンの居場所を突き止められたんだと思いました。こういう地味で根気のいる作業は男性より女性向きだし、根拠とか裏付けとかより、時にはこういう女性の勘だけに見える自信が必要なのではないかと。 実際には公表されてないステルス・ヘリも、きっとこういう形なんだろうなと思いながら見ました。 主演のマヤ役のジェシカ・チャスティンは適役でした。 見た目は華奢だけど、時として上司にもくってかかるほどの信念、拷問の場でも目をそらさない、意志が強く粘り強い分析官を好演していました。 ラスト、「どこへ行く?」と聞かれたマヤが何も答えられず、その後涙を流すシーンが、それまで生活の全てをビン・ラディン捜査に捧げてきたのだと改めて思い知った虚脱感・重圧からの解放・安堵感、全てを物語っていて上手いなと思いました。 【nanapino】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-02-17 17:08:17) |