26.戦争映画の名作である同監督による「プラトーン」は、ベトナム戦争終結後10年余りも経ち何で今さらという感じもしなくはなかった。しかし本作は、サルバドルに米国が軍事介入している真っさ中であり、しかも様々なメッセージを見る者に投げかける真正面から切り込んだ作風となっている。オリバー・ストーン監督のこの心意気、この姿勢を高く評価したい。本作でもやはりオリバー・ストーンらしさが発揮されており、充分過ぎるほどの緊張感を放ちドラマチックに展開させる手腕はさすがだ。またジャーナリスト魂ここにあり、という主人公を好演したジェームズ・ウッズ。機転が利きエネルギッシュで恋多き男というイメージは、どことなくロバート・キャパを彷彿させる。(生前のキャパはこんな感じの人だったのではないだろうか) 緊迫するラスト、余韻たっぷりのエンディングも印象的だった。 【光りやまねこ】さん 8点(2004-09-14 15:37:28) (良:1票) |
25.傑作。できることなら未公開シーンを追加した完全版にしてほしいです。 |
24.オリバーストーン監督には、もっとこういう映画を作ってほしいです。 【センブリーヌ】さん 7点(2004-07-27 02:15:20) |
23.同種の他の映画と比べると、ちょっとインパクトが薄い感じは否めません。それは決して、有名な俳優が出てないからとかいうことではないと思います。 【金子淳】さん 5点(2004-07-26 15:12:11) |
22.何てこった。観てていたたまれなくなる。ひたすら戦争の悲惨さをえぐりだしている映画。こんな暴力が暴力を生み、民衆が苦しんでいる国が、世界にはいまだに残っているのか。平和ボケした日本人には衝撃。ただし、エンターテインメントとして何一つ楽しめる映画ではない。ひたすら内容も重く、見る人を選ぶだろう。ただ一度は観ておいて損はないと思う。自分は二度と見たくないが。個人的に、リチャードボイルという人物は、口からでまかせばかりの面があり、あまり好きではない。 【mhiro】さん 4点(2004-07-16 10:40:01) |
21.こういう映画を製作したという心意気は評価できるものの、登場人物の誰にもに感情移入できず、共感もできず、作品として興味の惹かれるものではなかった。 |
20.《ネタバレ》 ゴミのように捨てられている人の山など凄まじいものみせられたという感じです。DVDで観ると特典映像もついておりオリバー・ストーン監督やジェームズ・ウッズら出演者の撮影の苦労話、そして実際の元エルサルバドル大使等の話が聞けるので結構お得です。映画という枠を超えてすべての人達にこの作品を観てほしいと思いました。 【tetsu78】さん 9点(2004-06-04 21:55:05) |
19.ああっ!!キャシー!!・・・残酷です。究極のリアリズム。自分はこういうジャンルは苦手ですが、よおーくできた実話映画です。前半がちょっとダレましたけど観てよかったです。 |
18.オリバー・ストーンを始めて知ったのがこの映画。彼は母国アメリカの欺瞞を糾弾し続けているが、本作も情け容赦ない。後味も重い硬派な作品でした。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2004-03-17 06:01:11) |
17.海外におけるアメリカの反共政策を糾弾した作品。むき出しの暴力がみせつける問答無用の恐怖がひしひしと伝わってくる。でもあの国家の政府は全然めげていない。アフガニスタン、イラク、さらにはパレスチナ・・・(インドネシアでもスカルノ政権を倒す際、アメリカは無茶苦茶やっている)。ときどき見直して、「ならずもの国家」アメリカの狂気に目を覚ましておきたい。なんか最近こういった作品が少なくなったなあ。。。 【バッテリ】さん 8点(2004-03-04 21:50:30) (良:1票) |
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16.主人公リチャード・ボイルはジャーナリストとしての使命感をもたない存在。それが逆に人間味という意味で魅力になっている。オリバー・ストーンが描きたかったテーマにもぴったりはまってくる人間像だ。アメリカの政策は民衆を苦しめ、終わりのない戦争を手助けしているに過ぎない。「キリング・フィールド」の主人公は有名なジャーナリストであり、危険な仕事に命をかけた人物であったとに思うが、ボイル氏は彼よりも無思想であったように思う。ゲリラ側も取材し、どちらも愛したように思う。ベトナムを描いた映画のようなメジャーな作品ではない。しかし、ベトナムは過去、サルバドルの悲劇は今も続いている。 【wish】さん 10点(2004-02-22 17:03:12) |
【虎尾】さん 6点(2003-12-13 00:00:19) |
14.「キリング・フィールド」と比較される作品ですね。フリージャーナリストって、かなり危ない目に遭っているんだなって実感できる作品です。ジェームズ・ウッズがいい加減な男を好演しています。ゲリラとタバコ吹かして談笑しているシーンなんかその典型かも。わたし的には「キリング・フィールド」の方が好きですね。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-01 23:58:58) |
13.オリバー・ストーンの中で唯一気に入ってる映画。ジェームズ・ウッズがほんとに絶妙によろしいんですよ。 【拇指】さん 8点(2003-11-24 23:27:36) |
12.ジェームズウッズのはまり役。政治的背景が分かっていれば、さらに面白い(語弊があるけど)と思うが、そうじゃなくても充分怖さや緊張感は伝わってくる。DVDによると、低予算で、かなり危ない橋を渡って撮ったそうで、そう考えるとますますリアルで怖くなる。スタッフキャストの熱意が、画面からあふれてくる力作。ラストの顛末も悲しく、余韻が残る。同時期の「プラトーン」より秀。 【Beretta】さん 9点(2003-11-01 18:35:47) |
11.むかし友人が、ビデオで所々早送りしながら説明してくれました。あとで一人で見直しました。 【ロカホリ】さん 7点(2003-10-18 21:02:56) |
10.エンターテイメント色が薄いですけど、骨太で迫真に迫った映画でしたね。終わり方が暗ーいですけど、まぁ、それだけリアリティの方を求めたんでしょうねぇ。 【あろえりーな】さん 6点(2003-05-08 18:02:54) |
9.ジェームズウッズすばらしい。このひともいろんな役がこなせる名優ですよね。主題についても深く考えさせられ、見た後の感動も大きいものでした。 【みんみん】さん 7点(2003-04-01 19:30:14) |
8.同時期に観たプラトーンが霞んだ、オリバー・ストーン監督の最高傑作は間違いなくこれだろう。 【眼力王】さん 9点(2003-01-19 21:53:28) |
7.アメリカは「反共」なら独裁者にでも軍事支援するし、反政府ゲリラは捕虜を有無を言わせず処刑して、やることは独裁者と大して変わらないし、人間と政治の奥の奥まで克明に描いた映画でした。 【cccp】さん 10点(2003-01-06 00:47:20) |