6.《ネタバレ》 艦長はどうして、パームツリーを大切にするのと同じように、部下たちを大切にしなかったのか。最後の最後までそれが理解できない艦長に(学歴がなくてコンプレックスを持っているからこそ、下積みからのしあがった自分を大きくみせようとする)哀れを感じました。(悪人顔だけれどお笑い系でもあるJ・ギャグニーは、こんな役がよく似合う)軍事物資の配給面をとりしきるヘンリー・フォンダが、艦長用の果物を別の鑑に分配するシーンが好きです。舞台は戦争の裏方なので、そこまで人の生死に関わる話でもなく、けっこう呑気に(多少の毒はあり)進んでいくストーリーに、とても笑えますが(そう、上陸許可が出た後の乗組員たちの暴れっぷりには、あの嫌味な艦長じゃなくっても上陸許可は出したくないぞぉーーーとか 笑)、やっぱりラストがちょっと……。人が死んだ後に届く、その人からの手紙というのは、いやはや辛いものです。 【元みかん】さん 7点(2004-08-29 12:00:58) |
5.わかりやすくて面白かった。レモンの動きはコミカルで独特。スコッチ作る所笑えた。点数ですが事情はどうあれ陸軍に対して暴力的な行動をした船員をロバーツが注意しない場面は減点です。 |
4.組織の中で働く者にとって、仕事の内容にも増して、人間関係が重要です。ましてや、四六時中顔をつき合わせて共同生活を送る船乗りにとってはそれが全てとも思われます。自分の出世しか頭にないトップと、この人ならと思える直属の上司。みえみえの設定でも、思いっきり笑えて、さわやかな涙をながせます。こういう人に巡り会いたいと思う以上に自分がこうなりたいと思うはず。三波さんありがとうございました。PS:映画から25年後、ある受賞セレモニーの際、海軍のコーラスに聴き入っていたヘンリー・フォンダに対して、歌い終えたメンバーの代表が敬礼し、「Thank You Mr.Roberts」と感謝の意を表すると、フォンダが感極まってか涙を流したとの事。映画の場面と重なり、熱いのもがこみ上げました。 【パセリセージ】さん 9点(2004-03-31 00:15:02) (良:2票) |
3.今日ケーブルで恐らくはじめてみ観たがこんなに心の底から笑った映画は久しぶり。ヘンリー・フォンダ、ジャック・レモンが共演の、爆笑人情噺の大傑作。物語は第二次世界大戦のドイツが降伏する前後、戦場とは最も遠い、トイレットペーパーと練り歯磨きを安全な太平洋の戦場に送り届ける退屈な仕事に従事する、「バケツ」という渾名のついた輸送艦「リラクタント号」の中で展開する。戦闘シーンは全くなし。私は冒頭のリラクタント号という船名で噴き出してしまってこの作品に大いに期待を持って観ていたが、最後までその期待は裏切られなかった。なんといっても脚本が素晴らしすぎる。落語が好きな人なら間違いなくハマる。座布団10枚でも足りない。20枚、それも錦の座布団を差し上げたい。男とはどういうものか映画を通じて手がかりを得たいと思っている女の人には強くオススメです。もし私が邦題をつけるなら「アラン・ドロンがいっぱい」でキマリ。 【南浦和で笑う三波】さん 10点(2004-02-09 10:20:22) (良:1票) |
2.ヘンリー・フォンダの剛、ジャック・レモンとウィリアム・ポウエルの柔が効いていますね。誤解が解けて部下たちから、「おやすみなさい、ロバーツさん」の挨拶の連発シーンにはウルルでした。 【Mr.MONK】さん 7点(2003-12-15 23:20:58) |
1.笑いを取るポイントがコントのように単純でわかり易く何か笑える。ストーリーはベタ、ロバーツが転属して戦死するところまでそうだろうなって感じ。でもそれはつまらないという意味でなくコメディを楽しむにはもってこいの展開。ジャック・レモンは相変わらず血圧上げすぎ。画もストーリーもチープだが、ごく単純にコメディ映画として楽しめた。 【スルフィスタ】さん 8点(2003-11-05 01:42:19) |