アデルの恋の物語のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > アデルの恋の物語の口コミ・評価
 > アデルの恋の物語の口コミ・評価 2ページ目
 > (レビュー・クチコミ)

アデルの恋の物語

[アデルノコイノモノガタリ]
L' Histoire D' Adele H.
1975年上映時間:96分
平均点:6.77 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリー伝記もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-07-10)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督フランソワ・トリュフォー
キャストイザベル・アジャーニ(女優)アデル・ユゴ
ブルース・ロビンソン(男優)アルバート・ピンソン
イヴリー・ギトリス(男優)催眠術師
シルヴィア・マリオット(女優)サンダース夫人
土井美加アデル・ユゴ(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本フランソワ・トリュフォー
ジャン・グリュオー
シュザンヌ・シフマン
音楽モーリス・ジャール
撮影ネストール・アルメンドロス
製作フランソワ・トリュフォー
配給ユナイテッド・アーチスツ
あらすじ
1863年、新大陸では南北戦争が勃発したころ、カナダの港町に一人のフランス人女性が降り立つ。名はアデル、イギリス騎兵隊に属するピンソン中尉を追いかけてのことだ。彼女はガーンジー島の両親のもとから飛び出し、新しい世界で幸せを掴もうと夢を抱いていた。彼女は愛しいピンソンのもとに手紙を書き送るが、彼の返事はない。彼女は思いの丈を毎日書き綴り、気も狂わんばかりにピンソンを愛そうともがく。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
24.アデルの心の揺れを見事にとらえたトリュフォーの傑作ではあるが、トリュフォーの映画というよりアジャーニの映画といってもいいほど彼女の演技が素晴らしい。イザベル・アジャーニ弱冠19歳。女優をするために生まれてきたと言っても過言ではない。アデルの言動に最初から精神のバランスを崩しかけていることが伺えます。誰の目にも異常と見られるまでの変わりようも凄いが、それまでの目の演技が本当に素晴らしい。アデルが精神を病む根本に大詩人の娘であることと姉の死があるようですが、彼女もまた父と同じく天から授かった才能の持ち主だったのだろうと思う。ただ天才が女であるということを時代が許さなかった。後年、アジャーニは同年代に同じような運命を送ったロダンの愛人「カミ-ユ・クローデル」を演じます。天賦の才と自分自身とのバランスをとれなかった女性への鎮魂歌のように感じます。
R&Aさん 7点(2004-06-28 12:33:31)
23.《ネタバレ》 まさに"狂気"。僅か19歳のイザベル・アジャーニ演じるアデルが凄まじかった。いつしか彼女が追いかけるようになったのは彼ではなく、恋の狂気が見せる幻影だったのですね。衣服も髪もボロボロになってもなお歩き続ける彼女の姿は、身も心をも焼き尽くす炎のような恋を描いた「八百屋お七」を髣髴とさせます。
SAEKOさん 7点(2004-05-25 21:30:41)
22.学生の時に観て、かなりひいた覚えがあります。題名から、違うものを想像していたので・・・一言で言えばストーカーなんだけど、ちょっと恐かったなぁ。
エディさん 6点(2004-02-24 18:57:14)
21.フランス人にとっての愛は、甘い菓子のような面と、このような残酷な面の二種類がある。そして、本作には、両方の面が描かれている。さすがトリュフォーである。アジャーニの演技も素晴らしい。
伊達邦彦さん 7点(2004-02-24 02:38:08)
20.《ネタバレ》 心の中の光であるイギリス軍人ピンソンを、恋で盲目になったアデル嬢が心を切り裂きながら追いかけるお話です。紙を買っては溢れる想いを書き記す彼女の瞳は、最初から明らかに半分夢の中を漂っていました。心を病んで病院に入ってからも、書く行為は延々と続いたそうです。アジャーニの何かを乞うような、訴えるような瞳は、美しくもあり怖くもあります。ピンソンという男ではなく、恋の持つ得体の知れない闇に捕らえられた人間のおろかさ、悲しさを彼女はしっかりと演じていました。もう30年近く前の映画!アジャーニの才能に驚かされます。
のはらさん 8点(2004-02-19 02:19:52)
19.この映画を観ると、アジャーニが「可愛いだけじゃダメかしら」な女優でないことがよくわかる。彼女の演技はまさに鬼気迫るものがある。20年以上もキャラクターを変えずにフランス映画界のトップの位置をキープしている事も、当り前のように感じてしまうから不思議だ。それにしても、アデルという”振り切れた”女性を演じるとアジャーにはスゴイ。といっても、振り切れていないただの可愛い女性を演じさせてもスゴイからなんとも言えない。とにかくスゴイと感嘆させられてしまう。しかも、ピンソン中尉というそう上等ではなさげな男に絡めとられてしまっているところが悲劇というか喜劇だ。誰の言葉も聞かない、相手のことも理解していない、将来のことも考えない、頭の中は愛という名のもとに放出され続けるドパーミンで飽和している。そんな彼女の喜劇的な行動がいとおしくもあり、ピンソンの側にたてば憎らしくもある。実際に起きた事で本屋の男という妙なキャラクターを登場させてしまいよくわからない部分もあったが、総じて面白い映画だったと思う。
feroさん 7点(2004-02-15 18:55:00)
18.こういう主人公,大好き。アデルの場合は対象が人間だっただけであって,狂気を感じるほどの「執着」はあらゆる形で存在しているのではないかと思う。
ロウルさん 7点(2003-12-29 18:07:17)
17.まさしくイザベル・アジャーニお得意の役どころといいましょうか。いやはや凄まじかったですなぁ。初見は10何年前になりますが、これもある時ムショウに観たくなる作品のひとつ。思いだしては観てます。これは”愛”ではなく”意地”といっていいでしょう。ヴィクトル・ユゴーの娘として生まれ育ったこと、姉に対してコンプレックスを持っていたこと、そしてこれは私の想像ですが、苦労知らずでわりと我ままに育ったんじゃないかな。だからアデルという人はいつも自分の気持ちが一番、相手の気持ちは関係ないし、そんなことは考えられないのね。そして、自分がこう思ってるのにどうして?ひどいわ!誰も私のことをわかってくれないのね。となるのじゃないかしら。それに気付くことなく正気をなくしてしまったアデルはやはり気の毒な人です。アジャーニでなければ30年近くたった今もこの作品が語られることはなかったでしょうね。
envyさん 8点(2003-12-21 00:44:51)
16.ある意味メチャクチャ恐い映画です。今でこそストーカーって当たり前の様に言うけれど、僕が学生の頃には、まだそんな言葉は無くプチ・アデルっていっぱいいた気がする。でもまあ、そんなものは可愛いモンで、アデル程になると本物の狂人だけどね。やっぱり、あそこまで行くと一途なんて言葉じゃ済まされないほどイッちゃってると思う。この映画は、アデルの側に立つか、男の側に立つかで見方変わるんだろうね。催眠術を使って…という件にはかなり笑えました。この映画の一番のマイナスは、皆さんも書いてるけれど、相手役の男優に魅力が無いこと。アジャーニは美し過ぎるほど美しいのにねー。
TERRAさん 6点(2003-11-10 07:14:01)
15.邦題がよくないですね。恋が主題ではないもの。予備知識がないまま見たので、かなり「ひいて」しまいました。覚悟して見たなら感動したかもしれませんが、唖然としてあまり深く味わえませんでした。かといって、もう一度見てみたいとも・・。トリュフォーではなく、たとえばジェーン・カンピオンのような女性監督が描いたらどんな表現になっただろうか、と思います。というか、そういう映画を見てみたい。
おばちゃんさん 6点(2003-09-13 16:43:45)
14. 狂気の恋も、代償として人格を引き渡すくらい命を張ったものは、凄みがある.自分を客観視することもでき、相手を冷静に見る目も持ちながら、入り込まざるを得ない闇の不条理を観させてもらった.姉の死がアデルの狂気にどのように作用したのかが仄めかされているものの、いまひとつ釈然としないものも感じる.
シャリファさん 7点(2003-08-22 14:47:12)
13.この時期のトリュフォーの映画の中で「思春期」「アメリカの夜」についで好きです。アデルの狂気を単に狂気的だけに扱っていないところがいいです。リリシズムを感じます。
omutさん 6点(2003-08-03 05:07:47)
12.これより完成度の高いトリュフォ-作品もあるだろうし、もっと「面白い」ものもあるかもしれない。けれど、ぼくにとってこれが最高のトリュフォ-映画。イザベル・アジャーニの鬼気迫るヒロインぶりを、突き放すんじゃなく、そっといたわるような眼差しで包み込む演出のデリカシー。しかしそれでもどんどんと堕ちていくアデル・ユゴーの愛の凄まじさに圧倒されてしまう。ここまでくると、その盲目的な狂気の愛は、一種崇高ですらある。それを「ストーカー」みたいな一語で斬られちゃ、困りますよ!
やましんの巻さん 10点(2003-06-30 14:59:43)(良:1票)
11.好きで好きでどうしようもない気持ちはわかるんだけど、相手の存在を顧みない愛をただ崇高に美しく描くとこういう映画になるんでしょうか。イザベル・アジャーニだからまだ許されるのであって、これすっごいぶさいくな女ならもっとブーイングなんじゃないでしょうか?
たーふじさん 6点(2003-03-25 15:36:26)
10.アジャーニの映画でも一番好きな作品。ストーカーもの、というのはやめてほしい。ヴィクトル・ユゴーの娘だけあって、劇中でも手紙を書きまくるアデル。あまりに痛々しく、観ながら号泣したのは私だけだろうか。こんな恋、はっきりいって怖い。相手にしてみれば迷惑なだけかもしれない。でも分かるんだよなー。その苦しみとか、切なさとか。拒絶されてもなお・・・そんな一途なアデルを演じたアジャーニの演技は素晴らしかった。
ノブさん 9点(2003-02-01 15:15:34)
9.はっきりいってあんな薄情な男のことをあそこまで追い掛け回すパワーがすご過ぎ・・。暇なんだなぁこの子、と思いながら観た。イザベルアジャーニかわいい~。しっかし王妃マルゴにも出てるけど彼女っていくつなのかな??ひぃ~!
みちりあんさん 6点(2002-12-25 17:42:45)
8.ラストのピンソン中尉にかすかな視線を送るシーンに脱帽。実在のアデルは本当に34・5歳で追っかけたのでしょうか?
核により皮のむけたキュラソー星人さん 5点(2002-12-22 01:58:17)
7.《ネタバレ》 私のお気に入りである『アタラント号』(アトランタ号ではない)のテーマの作曲者モーリス・ジョベール(ジャールではない)の曲が本作でも使われ効果をあげている。しかし、どうして、だらしのない男に恋する女を描いた映画には、良いものが多いのだろうか?例えば『忘れじの面影』とか『秋津温泉』とか。みんな悲恋ものなんだよなあ。
なるせたろうさん 9点(2002-11-29 20:20:48)
6.情熱的故に狂気に走るアデル、ストーカーの様にピンソン中尉を追い回す姿は、鬼気迫るものがありました。イザベル・アジャーニ、凄いです。
リリーさん 8点(2002-10-30 17:21:18)
5.嫌いじゃないんですが・・・、イザベル・アジャーニは良いと思うんですが、(↓)【sayzin】さん同様、あの男のどこが良いのか? 最後まで絶望的なところが長所でもあり短所かな。
さん 5点(2002-04-28 00:09:14)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 6.77点
000.00%
100.00%
200.00%
312.27%
424.55%
536.82%
61227.27%
71636.36%
8511.36%
924.55%
1036.82%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 5.66点 Review3人
chart

【アカデミー賞 情報】

1975年 48回
主演女優賞イザベル・アジャーニ候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS