42.《ネタバレ》 予想外に大変おもしろかった。 予想していた業界の華やかさを虚実入り混ぜて紹介しちゃうような映画ではなくオーソドックスな成長モノで、題材をうまく使った話だった。やはり型というか土台のしっかりした話なら題材がどういうものでもうまくまとまるというのがよくわかる。というか、原作者がこんな特殊な職業の表現を軍隊もののようにオーソドックスにまとめてわかりやすく表現するという、こういう風に作れるというその技術に関する知識量や、うまく作る老練さがあるというところは凄いと思う。 それから恋人や友人たちの、やっかみにも似た微妙な心情の表現が良い。現実世界ではこんなに休みも自分自身も無くなるような働き方をしていると、その作業だけは長けていくけど肉体能力や基本的な能力はどんどん落ちていく。結局自分自身の消耗で出口が無くなってしまうが、ステータス性の高い職業ならそれで良いと思う。そうでない場合やその立場に興味がなかったら、という設定的縛りが上手い。 1年働いて職歴を作って、自分の望む業界に転職したいというベースを、最後までぶれずに使っていることが急に話が飛ぶようなことがなかったことに働いている。期限を区切っているからこそこの漫画的な活躍にちょっと説得力があるし、努力しているのは仕事だけじゃないんだというのが伝わってくる。序盤、全く興味がないしまるでステータスを感じていない職場で、すればいいことをあっという間に見つけ出すシーンでは主人公の地力がどこにあるのかを説明している。 仮にそれに気づかなくても「さえない女性がおしゃれになって誉められる話」という風に観ることも可能で、受け手が一人も置いてけぼりにならないから実に上手い。映像的なところだけじゃなくて、話を作るこういう技術の固まりであることがハリウッドの強さだと思う。 それから、私には思想とか社会の有り様を強要する考えオチの映画より、明日すぐがんばれる気にさせてくれる映画の方が有り難い。頭がよくなった気にさせられることより、次の日気持ちよく過ごせることの方を大事にしたいからだ。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-07-30 01:54:35) |
41.思い出の映画です。メリル・ストリープとアン・ハサウェイが良い。基本はサクセス・ストーリーなんだけど、ファッションがいろいろ見れて映像でも楽しめます。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-02 00:27:47) |
40.《ネタバレ》 話の内容オーソドックスだけど、主人公とメリルストリープの演技で最後まで飽きずに見れるし、ころころ変わるファッションはSEX AND THE CITY的な楽しみがあった。 やりたい仕事に就けたというエンディングだったけど、だからって前みたいに私生活を壊さずやれるかなんて、ほんとはわからないよな。これからが始まりだし、実は次のところも嫌になって辞めちゃうんじゃね~の?なんて、意地悪に考えちゃうけど。。。 でも、若さと情熱で人生を切り開くっていいなと、素直にもなれる映画でした。 【のりもちあつあつ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-19 22:31:31) |
39.仕事バリバリに生きるアンディも、彼氏や友人と普通の人生を幸せに生きるアンディも格好良かった。面白かったです。それにしてもメリル・ストリープの演技力には脱帽。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-04 03:32:06) |
38.《ネタバレ》 題名に引かれて観たのですが、おじさんにはあまり縁のなりファッション業界を描きながら、基本になる筋書きはオーソドックス(戦争物で言えば士官学校出たての坊やが厳しい戦場に来てショックを受けながらも一人前に育ってゆくというような)であり、ファッション業界においても仕事に対する姿勢は他業種と同じということが理解できて何だか安心して観ることができました。といってもファッション業界というのはやはり感性がないと成功しない。感性と努力、政治力があって成功したからこそあれだけ我がまましていても上司が務まるのでしょうなあ、とちょっとやっかみも。そのような気にさせた作りのうまさも含めてこの点で。 【rakitarou】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-22 21:24:50) |
37.主人公がかわいくてスタイルも良いので、ファッションを知らない人でも着飾られた衣装を見て、まるで自分がオシャレになったかのように楽しめる。 【プライドだらけ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-16 13:36:38) |
36.ありきたりだけどなかなか良かった。なんてことないストーリーもキャストがしっかりしてるといいものが出来る。主役二人ももちろん良かったが、 エミリーブラントがかなり好演していたと思う。若い時のサンドラブロックが主役ならもっと面白くなったと思うけど、これはこれでオシャレな作り。 ブランド、ファッション特に知らなくても楽しめる。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-01 19:17:52) |
35.メリル・ストリープの講演に脱帽でした。 美しい衣装、メイク、それを纏う女優たちに見ほれました。 ストーリーは、単純なサクセスストーリーではなく捻られていますが、単純にしたほうが良かったんじゃないか、という気も。 【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-17 04:14:41) |
34.ミランダの表情が、段々変っていく所がいいですね。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-01 23:24:47) |
33.ファッションショー感覚で観るのにちょうど良い。 ナイジェル:「君は努力なんかしてない、愚痴を並べてるだけだ」 ミランダ:「今までのアシスタントの中で最も期待を裏切ってくれた。アンドレアを雇わないのなら、貴方は大馬鹿者だ」 ↑は面白かった。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-31 22:32:20) |
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32.《ネタバレ》 ファッションにはあまり興味がなくても楽しめました。アンディの内面と外見の成長ぶりもみていて面白いのですが、仕事に対する考え方を再認識されられた感じです。ナイジェルが「君は努力なんかしてない、愚痴を並べてるだけだ」とセリフがハッっとする部分を感じました。辛くなってくると愚痴を言ったり、人の責任にしてしまいがちだけど、自分がどれほど努力をしたのか考えたい。ミランダのような上司は嫌いじゃない。むしろ、こういう人の元で働きたいとも思う。失望されそうだけど。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-10 22:55:52) |
31.《ネタバレ》 気楽に見るのには良い。アン・ハサウェイとメリル・ストリープの駆け引きが面白く、特にアンがやる気を出して変身する辺りからは爽快。ラストは納得できるところもあり、できないところもあり。最後に男のところに戻ってしまうのは一番納得できないかな。全く理解できませんでした。 【智】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-02 14:10:55) |
30.《ネタバレ》 とても面白かった。キャストも良かったしスタイリッシュにまとめた全体の空気も素敵だった。特にメリル・ストリープは素敵で弱みを見せても同情されたいわけじゃないという一貫した孤独の演技がカッコいい。自分に言い聞かせるように「全ての憧れよ」と終盤でアンに言った後に車から報道陣の中に消えるときにあくまで取材陣に魅せるための笑顔を作ったときの瞬間が鳥肌が立つくらいの上手さだった。 彼女たちは自分の価値に上乗せするためにブランドを着るのではなくむしろ自分の価値がブランドをなくしては成り立たないように着ているのが印象的で、なのにそれでも彼女たちがイヤミ臭くならないのは仕事に対して真面目で仕事に対して敬意を払っているから。もちろんミランダに対しても尊敬の念を忘れずに自分のいる職場の価値をちゃんと理解しているから。そういう女性は本当にカッコ良いとおもう。この映画のそういう描き方が気分の良いものだった。 【05】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-06 10:03:38) |
29.《ネタバレ》 働きマンって感じですね。プライベートを両立出来ない仕事は勘弁と思いますが、仕事に対する姿勢は当然必要な部分でしょうね。上司に認められるのが本当の目的ではなく、自分のハッピーのためだと思います。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-20 18:44:46) |
28.《ネタバレ》 ご存知のように「仕事」という分野はまだまだ男社会です。職場ではセクハラをする厚顔無恥な男も多い。お茶をくむのは女性の役目だと思っている無能な男も多い。とくに日本では、女なんて子供を産むためだけの機械なのだと、ほざいた大臣がいるくらいである。だから女性が男の上に立って仕事をするというだけで気に食わない人も多いのでしょう。こういう腐りきったクソッタレの男社会のなかで、女性が第一線に立って働いているというのはそれだけで奇跡に近いかもしれません。この作品では舞台がファッション業界だけあって、女性が華々しく活躍している反面、男が情けない。主人公ハサウェイのヒモになっている男を見ていると、まるで優秀な妻の出世を邪魔する無能なサラリーマンの夫みたいでした。男の嫉妬は非常に醜い。こういう男と結婚したら、女性は一生家の中に閉じ込められてしまうでしょう。残念なことに、いまだに女性は家庭のなかにいて家事や子育てをしなくてはいけないと考えているクレイジーな男は多い。ラストシーンは良い。女性はやっぱり仕事ではなくて、家のなかにいるべきだ、という古臭い価値観に支配されなくてよかったと思っています。アメリカでは女性が大統領になろうとしている。女性の真の自立こそがこれから望まれることなのです。すでに何人かの人が指摘していますがこの映画で活躍する女性たちをみて本当の真実に気がついた人が多いはずです。メリル・ストリープという女優は演じるだけではなく、女性問題なども含めて世界を舞台にして活躍している。人間的にも素晴らしい女性です。今回はまさに、はまり役でした。久しぶりにスカっとするいい映画でした。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-20 12:30:18) |
27.仕事とプライベートの両立の難しさや頑張れば結果がついてくる的な表現がうまく描かれており、ストーリーは王道だけど楽しめました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-11 12:23:30) |
【フッと猿死体】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-25 15:51:20) |
25.こんな奴は絶対訴えられるか撃たれるとアメリカ経験のある知人が言っていたので、少し安心しました。原作では「ミランダファッキュー」という描写があるようですし。(すいません)さて、多少都合よく描かれてるが無理難題をこなしていく上で主人公が成長していきます・・・のようだが、どうも、どんだけこなしても、「仕事ができる」ように見えない謎。下っ端だしそういうもんだと見飛ばしてもいいのだけど、「こんなことしてて何になるんだろう」という疑問を持ちやすい業界だと思います。アパレル業界を傍観していた程度ですが。撮影会場でゲイ(ですよね)のスタッフがもらす虚しいというよな問いかけ。しかし似たようなベルトの差がつかなかったり、セーターにしみを何度もつけて平気では居られない世界。ファッション=ちゃらちゃら という図式は良くあるけど、そういうちょとした悪意があったのかなと勝手に解釈しつつ、おもしろかったです。一番大事なのは、誰もがあこがれる地位や生活なんてないってことなのかもしれません。 |
24.《ネタバレ》 世界中の女性が憧れる仕事だったら、数百or数千通という応募があるだろうに、そもそもなぜ主人公が面接を受けられることになったのかが謎でした。まあ、そうしないと物語が始まらないわけですが・・・。そういう設定上の詰めの甘さがあるものの、ミランダのワガママぶりに振り回されるジャーナリスト志望の優等生アンディの成長ぶりは見ていて気持ちがいい。ミランダの仕事に対するプロフェッショナリズムがアンディにしっかりと伝わったからこそ、ラストの選択があったのだと考えれば、ストーリーにも納得できます。ただ、カレシのエピソードは余分だったかなあと思いますが。あと、もっとも印象に残ったのが、メリル・ストリープのノーメイクでの「老けっぷり」。鬼上司との落差を楽しそうに演じる余裕を感じました。 【ころりさん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-21 08:32:07) |
【miso】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-13 23:30:27) |