5.小津が唯一宮川一夫と組んだ作品。いつもより映像がキリっとしてます。【なるせたろう】さんも言っておられる軒下のシーンなんか鳥肌立つほどキレイです。本作ではなんと言っても鴈治郎の会話のテンポが楽しい。聞いてて心地良いです。歌舞伎なんかだと世話物は特に会話のテンポを楽しむところがあるけど、その辺も小津は影響受けてるんでしょうかね。ラストも京マチ子がいじらしくてなんかホッとしちゃいます。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2004-01-21 12:07:39) (良:1票) |
4.中村鴈治郎のひょうひょうとした自然体の演技が良かった。浮き草暮らしの旅役者がようやく腰を落ち着けて家族と暮らそうと思っても長年の空白は埋められない。突然の父の出現に息子は拒絶反応をし母はあきらめたように寂しく見送るしかない。寂しい気持ちでまた旅の生活に戻っていく。若いときはともかく年をとってくると浮き草暮らしは辛くなり、どこかで落ち着いて暮らしたいという気持ちはよく分かる。この父の気持ちも母子の気持ちもまっとうなんだけど交わらないのが切ない。相棒の京マチ子が再び旅の道連れになったのはまだ救いがあった。一座での彼女の赤城山など見られるのも面白い。 【キリコ】さん 7点(2003-05-18 15:16:48) |
3.その時代の旅芸人の生活を知り、私にとって新鮮な映画でした。私の初めての小津作品です。 【てっつん】さん 8点(2003-04-17 02:58:34) |
2.小津自身のサイレント時代の作品『浮草物語』の忠実なリメイク。土砂降りの雨の中で軒下を挟んで罵りあう有名なシーンもオリジナルに出てくるが、何と言っても違うのは、撮影が宮川一夫で、総天然色!そこら辺に置いてあるビールの空きビンまでもが艶やかなのだ。 【なるせたろう】さん 8点(2002-12-27 17:42:17) (良:2票) |
1.1に構図、2に構図。3.4がなくて、5に構図。 【あろえりーな】さん 5点(2002-08-18 00:32:19) |