258. 封切り館の大スクリーンで最初に見たのが、今から41年前。マリアが子供達に音程を教え、巧みにメロディーを作り、歌詞を付けて行くシーンに感動する。その時は、剽軽な「一人ぽっちの羊飼い」、静かに歌われる「エーデルワイス」が気に入った。 それからTV、ビデオなどでこの映画を何度見たかは忘れたが、次第に「全ての山に登ろう」や「もうすぐ17才」が印象に残った。J.アンドリュースも、C.プラマ-も英国の舞台俳優で、英語発音が極めて分りやすい。この映画の好きな場面は沢山あるけれども、最近は舞踏会の場面でマリアとトラップ大佐がレントラー(オーストリアの古式フォークダンス)を踊る様が想い出に残る。二人共姿勢正しく3拍子で踊るのだが、軽妙なステップは勿論彼らの手付きが素晴らしい。そして踊りながら、互いにじっと見つめ合う。次第に盛り上がる互いの思いが見事に表現され、靜と動の美しく調和したシーンである。 ザルツブルグに滞在し、ザルツアッハ川に架かるモーツアルト小橋(ドレミの歌を唄いながら渡る橋)、華麗なミラベル庭園、レジデンス広場の馬噴水、主撮影場所となった池に面する宮殿近傍、音楽祭会場(フェルゼン・ライト・シューレ)などを訪れた。何処にも親近感を覚えた。ガラス製傘亭のパゴダは、市内から離れたヘルンブルン庭園にあって、リースルとロルフが元気に踊る姿を彷佛とさせる。これは、撮影終了後、20世紀FOXのスタジオから移設された。 あの心に残る結婚式を行った場所は、ザルツカマングートにあるモントゼー教会であったが、内部の荘厳な造りに比べると外装はテレジアンカラーのあっさりしたものであった。リースルに導かれてマリアが清涼な花嫁衣装姿で歩いた通路を辿り、祭壇まで行ってみた。ふと思ったのは、結婚式の男装はやはり軍服姿が良いなと言うこと。この教会の広場に大きな日章旗が翻っていた。ここを訪れる日本人が多いためらしい。 オーストリア発行のユーロ2セント硬貨には、この国の国花エーデルワイスがデザインされている。愛国を訴えて熱唱したトラップ一家の想いは、そんな所に今も生きているように感じる。この映画の素晴らしさは、40年経過してもリメイクされない(多分出来ない)所にあるのだろう。監督、俳優達、そしてスタッフの熱意が打ち揃って、世代を越えながら見る人達にひしひしと訴えかけて来る名画である。 【チャロ主】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-09-27 04:34:17) |
257.ザルツブルクの街全体が一緒に踊り出すような「ド・レ・ミの歌」のシーンは何度見ても心躍りますね~。前半、家族の絆として歌われる「エーデルワイス」や「さようなら、ごきげんよう」が、後半では国家、民族の絆へと様相を変えるあたりに、サウンドの持つ広がりとともにこの映画の持つ広がりが感じられます。ワイズさん、さようなら、ごきげんよう! 【彦馬】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-09-19 21:28:35) (良:1票) |
256.ミュージカルは苦手と言われる方が多数いますが、実は私もその一人、ところが本当に嫌いならこの映画は見ないはず、だってこの映画はミュージカルの最高峰、代表作みたいなものですよ!恐らくミュージカル嫌いな理由は、会話や行動の中でいきなり歌い始めたり踊り始めたり、その唐突な行動に見てる方が恥ずかしくなってしまうからではないでしょうか?普通、人と話していて相手がいきなり歌い始めたらビックリするし、その後を継いで歌わないでしょ!(対応出来たら相当出来た御仁でしょう)この映画だけは別格よ♪って、きっと知ってるメロディーが次々と流れるからなのね?こう書いてる私もこの映画に関しては別格です。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-08-28 10:54:55) |
255.さてと、今日の上映はロッキー・ホラー・ショーですO(≧▽≦)O ワーイ♪ さてと、今日の上映はムーラン・ルージュです(TwT;)うげ~え なに?それはイヤなの? じゃぁ、ならば、今日は初心に帰ってサウンド・オブ・ミュージックに致しましょうか? ちょっち長いんだけどもね、大丈夫よ、きっと好きになれますハズだから、きっと鳥肌立つ事間違いないからさ る~らりほ~♪ 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-19 18:11:09) |
254.ストーリー巧く溶け込み、ベストなタイミングで流れる、聴き覚えのある音楽。窮屈な生活を強いられてきた子供たちが、マリア先生と出会い、伸び伸び暮らすようになって・・・で終わらないところがよい。 【チャコ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-01 15:21:16) |
253.ミュージカル映画は苦手ですが、この映画ともう一つ「雨に唄えば」の二つだけは別格でして、この映画はとにかく大好きです。ミュージカルでありながらもどこか自分が苦手なタイプのミュジカルとは違う気がして、それに何と言っても映像・景色が最高です。出来ることなら映画館で観たいそんな1本です。リバイバル上映してくれたら観に行くんだけどなあ! 【青観】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-05-29 22:15:08) |
252.小学2年の娘が学校でドレミの歌を習ってきて、毎日大声で歌っているので、これは!と思い、同僚からDVDを借りて一緒に観賞しました。どんなアニメ映画よりも一生懸命見入る娘は、ドレミの歌が登場すると「ぎゃー!」と絶叫し(嬉しかったのか?)、マリアと大佐のダンスシーンでは顔を赤らめ「うふふ」と笑い、ナチスドイツについて私に機関銃のように質問し(何で逃げなくちゃいけないのかわからなかったらしい)、かなりのめり込んでました。うーん、これは情操教育に良かったぞ、と思い「(もし自分が大佐だとして)どんなに危険でも、ドイツに味方なんてしないよね?」と聞いてみたら「もちろん、殺されるくらいならナチスに味方するよ!」と即答。うーん・・・なんだかなあ。子育ては難しい、今日この頃。 【しょりちゃん】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-05-24 12:01:15) (笑:1票) |
251.ミュージカル映画大嫌いの私にしては,これはかなり高い点数です.特に前半は「やめてくれ~」というシーンがたくさんありましたが,ストーリーそのものは素直な良作だと思います.男爵夫人を理解のあるオトナにした設定が,この映画を教育現場での鑑賞に耐えうる作品にしてますね.今だったら,男を奪った若い女をいじめ抜く鬼ババアにされていたことでしょう.コンクールの最後,トラップ一家が演目を終わったあとに,大佐が「祖国に捧げます」みたいな感じでエーデルワイスを歌い始め,それが会場全体の大合唱になるシーン,理由はわからないのですが,どこからともなく涙があふれてきたのを覚えています. 【マー君】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-15 19:25:42) |
250.大佐かっこよすぎです。あとリーズルかわいい。リーズルのかれしは、あんなこといっといて(ゆーあーせぶんてぃーん…てやつ。てか、え、あたしと今タメじゃん!!!リーズル!おとなっぽー)ひどいよ。けど、あんな男はやくわすれなきゃだめだよッ!!(笑)っていったってすきなもんはすきでいきなりはむりだけどね。大佐とマリアがくっつくときの「いつからすきだった?」系の会話は涙がとまりません!!はぁぁああ~…DVDかってよかった。 すばらしい恋愛コメディードラマミュージカル!てかんじ 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-07 12:48:58) |
249.前半は知ってる曲なども登場してとてもあたたかい感じ見れました。後半は逆に緊張感漂う感じで見れとても面白かったです。 【すごろく】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-24 02:37:19) |
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248.佳曲揃いの名作ミュージカル。数ある名曲の中でも、真夜中のあづまや??で長女と郵便配達の少年の微笑ましくも幼い恋が語られる「もうすぐ17才」が自分は一番好き。あの二人だけがハッピー・エンドにならなかったのは本当に残念でした。でもロバート・ワイズって「ウエストサイド物語」とこの映画の間に「たたり」なんつうモノクロホラー映画を軽く撮っちゃったりして節操があるようなないような、なんか不思議な監督だよなあ。 |
247.ミュージカルでこんなに違和感なく見られたのは初めてです。ただ私も、長女の元彼が心残り。 【トナカイ】さん 9点(2005-02-10 14:40:00) |
246.音楽って、人の心を動かす力がありますね。今まで観た中でも、一番涙が出た映画のひとつです。 【よしふみ】さん 10点(2005-01-29 14:55:03) |
245.小学校で見ました。子供ながらにいい映画と思った。今でもいい映画だと思う。 【幕ノ内】さん 7点(2005-01-26 22:46:43) |
244.《ネタバレ》 ミュージカルに興味なかったので今までみたことなかったのですが、結構楽しめました。大佐がエーデルワイス歌うたびにほろりときました。大佐に惚れちゃったのかしらん。音楽があってこその映画ですよね。話にものすごい感動があるわけではないですが、良い作品として残っていくものだなあとは実感しました。 |
243.《ネタバレ》 前後半でちょっと雰囲気が違ってますが、どちらも素晴らしい。長女の元彼?だけが心残り。(2人には幸せになってほしかったので・・・) 【リーム555】さん 9点(2005-01-06 23:20:43) |
242.一言でレビューするなら。「将来子供が生まれたら一緒に見たい」 【TINTIN】さん 8点(2005-01-03 23:38:06) |
241.音楽を通してマリアとトラップ一家が心を通じ合わせていく様は温かさや優しさに満ち溢れていて、見ているこちらまで幸せな気分にしてくれます。登場する音楽も親しみやすく、歌い手の個性が現れたすばらしいものです。前向きな明日を期待させてくれる終わり方もお気に入りです。 【りょう】さん 9点(2005-01-02 14:59:18) |
240.音楽で泣けるなんて思いも寄らなかった。影像もこの時代の作品とは思えない。とにかく良かった~のひとこと 【かまるひ】さん 9点(2004-12-29 13:53:49) |
239.良い奴なんだけど、なかなかキャラクターが掴めないって奴、よくいるよね。このキャプテンってまさしくそう。子供に厳しいオヤジだと思ってたら、子供たちの歌を聞いた途端に彼らに優しくなったり。更に婚約を決めたにも関わらず、コロッとマリアに寝返ってみたり。俺だったらこんな父親は嫌だなー。とまぁ、理想の父親像はどうでもいいんです。この作品、面白い。最初に観たのは小5の音楽の授業で。その時はクラスが大荒れだったんでストーリーなんか掴めやしない・・・。最近になって、二度目の鑑賞。歌ってのは人の心を引きつける魅力がある。一番古い娯楽文化ってのは音楽で間違いないだろう。思い出の隣には必ず音楽が存在している。「これで最後です」と言いながら歌った卒業式での校歌。あの夏に流行っていたあの歌。それに、力を合せてみんなで歌った合唱コンクール。そんな歌の大切さを思い出させてくれる作品だ。というわけで、皆様、グッバーーーーーーイ♪(裏声はもう出ないけどねっ☆) 【こばやん】さん [地上波(字幕)] 8点(2004-12-26 16:25:15) |