1.最も良くできた、最悪な映画なので0点を付けました。ワーグナーを鳴らしながらヒトラーの演説に酔いしれているような映画です。よく出来ています。出来ているからこそ、人を魅了するからこそ、その本質の悪質さ(悪魔思想)を映画にしてはいけない。
自分の心の正義と悪に対し、折り合いをつけているにも関わらず、題材上の戦争で絶対正義と絶対悪に完全に分けて、自分側(キリスト教国)を絶対正義と見なし、敵を悪魔と見なしてその殺戮を正当化する(悪魔思想:相手を全否定する)。世界の人々の差別、戦争、憎しみの根源がそこにあり、相手が悪魔だから学校への爆撃、原爆投下も選択してしまう。ダークサイドを表現した映画。