1.すいません。あんまり言うのもナニかと思って控えてましたがやっぱり書いちゃいます。ココまでクソタレーな映画を作れるのって、かなりな才能だと思います。何が凄いって、パトリシア・アークエットにダーモット・マローニー、メアリー・ルイーズ・パーカーにドン・ジョンソン、ビンセント・ギャロ、ここまで思わせブリなメンバーを集めてギャグは1つも笑えず、どんでん返しはまるっきり返っておらず、タネも仕掛けもないベタベタのストーリーでお客が2時間も喜んで観る、と思い込んだところが凄いです。この映画に出演した個性派・地味豪華な皆さんは、出演前に本当にシナリオを読んだのでしょうか?だいたいシナリオがあったのかさえ怪しすぎる。滅多に観られないほどの金ドブ映画という意味では、一見の価値はものすごくある。というか、これはもう観ないでは死ねない。凄い。 セックスで人を殺せるか、というコピーの映画がありましたケド、映画でも人を殺せるかも知れないと真剣に考えてしまいました。暴動が起きるほどのお客を動員できなかったことが不幸中の幸いだったと思います。