ファンタスティック・プラネットのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ファンタスティック・プラネット

[ファンタスティックプラネット]
The Fantastic Planet
(La Planete sauvage)
ビデオタイトル : 未開の惑星/ファンタスティック・プラネット
1973年チェコ上映時間:72分
平均点:7.34 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
SFファンタジーアニメ小説の映画化
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タイトル情報更新(2022-02-24)【イニシャルK】さん
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監督ルネ・ラルー
ローラン・トポール
原作ステファン・ウル「オム族がいっぱい」
脚本ルネ・ラルー
ローラン・トポール
配給ユーロスペース
ケイブルホーグ(リバイバル)
美術ローラン・トポール
あらすじ
巨大なドラーグ人が支配する惑星。そこでは人間は彼らに隷属するか駆除されるしかなかった。ドラーグ人の権力者の娘に飼われることとなったある人間の赤ん坊は、テールと名付けられ、そこで高度学習を受ける機会を得る。成長した彼は、その知識を利用してある行動に出る…。ルネ・ラルー監督が数年を費やして製作したアート・アニメーション。その独自世界が絶賛され、1973年にカンヌ映画祭でアニメーションとしては初めての特別賞を受賞した。
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8.「時の支配者」はどうにかこうにかの完走でしたが、本作は片時も目の離せないあっという間の72分間でした。私が家に現われた虫を何も考えずに殺処分するようなドラーグ族が示すストーリー性はチェコスロバキア作品として言いたいことが曖昧なもどかしさがあります。ただ、唯一無二と言って良いビジュアルが唯々凄い! それを後押しする音楽も聴き入ってしまう素晴らしさ。全編に亘る無機質さに喜怒哀楽があってこそのこの世と思わされるものがありました。4年の月日をかけたという甲斐がある忘れないであろう傑作。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2021-09-20 16:15:46)(良:1票)
7.《ネタバレ》 これは他の二作品(「ガンダーラ」と「時の支配者」)を観た後に観たのですが、それでもやっぱり本作が一番印象に残りました。確かに内容的には「猿の惑星」にも似ているけど、個人的にはこっちの方が奥が深いと思いました(本気で)。まずアイディアがシンプルながらも素晴らしい!未知の惑星で巨人族に虫けら同然に扱われる人間たち、現実世界では鼠や害虫から見れば人間こそが巨大なドラーグ人でしょう。そして"人間絶滅作戦"に使われた兵器のユニークさ、イガムに住む生物の造形やドラーグ人の生態系にも強く興味を惹かれます。ラストも意味深な余韻が残って良い。難点はレンタル店でソフトを見つけることが極めて困難な点でしょうか、地域によってはテレビ放送などもされているようですが。ちなみに自分はTSUTAYA新宿店で借りました、ご参考までに。
かんたーたさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-28 13:26:12)(良:1票)
6.《ネタバレ》 これは。。。!!!チェコすげえ。フランス語のきれいさが不気味。ヤンシュワンクマイエルとか好きなひとはやっぱり好きなのでは?ラストがおとなしすぎたけど、これはすごい映画。生殖のへんとか、結構いやらしいのがまたすごい
ガムさん 9点(2005-01-23 10:24:39)(良:1票)
5.《ネタバレ》 無気味な世界感が好き。その音楽もすごく良い。けれどさらにテーマが良い。ドラ-グ星人が人を虫のように扱うが、虫を命のあるものとみれる人はどれくらいいるのか。犬や猫と生活していても飛んでいる虫は殺してしまうのでは。けれど、人も犬も虫も命のあるもの。切り絵で作ったというアニメーション芸術にこのテーマ性。いい作品だと思う。
bokugatobuさん 9点(2004-01-23 15:19:36)(良:1票)
4.高い芸術性を感じました。ちらっと雑誌を見ただけでひかれまくる独特の絵はたまらないです。世界がとても出来ていておもしろいことこのうえないです。
しゃぶさん 9点(2002-11-20 18:18:54)(良:1票)
3.セルを使わずに、切った紙を背景に置いて動かす。余計な色は塗らない。こうやって4年かけて作った映像は、博物誌の挿絵が動き出すようなすごい効果を生んだ(マネする長編アニメも二度と現われなかったが…)。黄ばんだ紙の感触を重視した空、生物たちの奇怪なカラーリング、ノロノロとしたドラーグ人の動き。この世にない百科事典を読んでお話を空想するような、不思議なのめり込み方ができる映画。
エスねこさん 9点(2002-08-31 20:21:55)(良:1票)
2.この邦題(英題)、皮肉として使われているのなら素晴らしいけれど、そうではなくただ単にキャッチーなものに変えたかった、というつまらない意図が見える。原題は「野蛮な惑星」。このままの方がよっぽど洗練されている。奇妙な設定と世界観、独特の絵やその動き、どこかしら漂う絶望感。醸し出される奇妙な排他性と残酷さ。訳も分からず感じるのは、神経を微妙に逆なでされるような不安感。そんな作品。捻くれたアートアニメが好きな方に。
ひのとさん 9点(2004-08-06 17:40:35)
1.中学くらいの時に深夜テレビで見てから、この間某局が放送してくれるまでずっと探してたんだよ~。ビデオ屋にないんだもん。何年たっていよーがドラーク人のお顔はやっぱり忘れられません。でもほんと、このお話の中でドラーク人が人間にしてる事って、私達がほかの動物(犬とか猫とか虫とか)にしてる事と変わらないような気がする。だからあんまりドラーク人を悪いとか思えません。あと内容以外でいうと、音楽がいいですね。あとは、私が見たヤツは字幕がひじょーに見にくかった。字幕お見るのに苦労して、話に集中できなかったところもあった。おしい!!てことで9点。
ショウガ焼きさん 9点(2004-01-28 04:04:41)
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 7.34点
000.00%
100.00%
200.00%
324.88%
424.88%
500.00%
6614.63%
71126.83%
8921.95%
9819.51%
1037.32%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 9.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 9.33点 Review3人
4 音楽評価 8.66点 Review3人
5 感泣評価 6.50点 Review2人
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