1.《ネタバレ》 「生きているトランプ(Les Cartes vivantes)」。
メリエスの遊び心に満ちたイリュージョンものの一つ。
何も無い台に小さい台を重ね、巨大なボードがトランプになったり人を召喚したりするトリック撮影。
ここでメリエスは、カメラを近づける代わりに自らカメラに少し迫り、トランプの数字を観客に印象づける。
メリエスの映画はカメラが動く代わりに人がカメラに近づいたり、対象が巨大化してしまう。この作品もトランプが巨大になる。
燃える火と共にクイーンが、キングは突き破る勢いで御登場。
最後はマジシャンそのものがトランプに飛び込み通り抜ける。