2.子供が可愛すぎて感情移入しすぎて大変でした。何も罪のない人たちが犠牲になっている現状が苦しくて、でも何もできない自分が無力に感じる映画でした。カメラワークも音楽もキャスティングも、そしてもちろん脚本も素晴らしい。そして純真無垢なチャバという12歳の少年のキャラクターは誰からも愛されるであろう本当にまっすぐで透明な心を持った健気な男の子で、彼が笑顔になれば観客は和むし、彼が涙を見せたら観客は心を痛めるでしょう。ラジオを聞きながら踊るシーンなんかは私は一番好きです。バス運転手の真似っこも可愛い。あの美人でたくましいお母さんも本当に子供たちを愛していて心配しているからあんなに厳しいんでしょう。でもたまに見せる優しさは偽りのない愛情で溢れかえっています。これも実話に基づいているということで、また素敵なノンフィクション大作に出会えました。もっと日本でもこの映画を見たい思ってくれる人が増えることを祈ってます。