1.《ネタバレ》 実話を元にしただけに、作り事ではない真実がこちらに伝わってきます。
長年この地で布教されたキリスト教の神父さまの存在が、この作品の”救い”であり”希望”です。
この方のお陰で作品を見続けることが出来ます。
崇高な精神にとても感動しました。
神父さまのお心はルワンダ人の多くには届かず、不幸が起こってしまいます
内戦の報道は世界各地でありますが、アフリカの様子はこんななのだと気分が悪くなるほど。
目を覆うばかりの光景も映し出されます。
ナタを持った人の群れと、路上に放置された死体が、とても異様です。
民族紛争に悪役はない、どちらの言い分にも利があります。
でも、現実に起きていることは解決には繋がらない。
こういう場合はどうしたら良いのだろう?
主人公の白人青年の迷いが、観ている私達観客の迷いでもあります。
この作品を観て思ったこと。
それは、世界から見捨てられたと言われた土地も、同じ地球に住むものの責任だなぁと痛感しました。
私も今までは、無関心という無責任な態度を取っていましたから。