7.《ネタバレ》 誕生日に一人寂しくテレクラに電話して、やってきたのがとんでもないデブ女。
せっかくものにできそうだった理想的なかわいい処女とも、凍りつくような大失態で水の泡。
あまりに悲惨すぎて笑えてくる。
それでも殴らなければ気がすまない嫌な奴を殴りに行くのは、たまらなくワクワク。
まるで中高生のノリで、30前のサラリーマンのやることじゃない。
それなのに会社ぐるみで応援してるのが、温かくて楽しい。
最高の社長に、同僚にも恵まれていて、職場の雰囲気がアットホーム。
キャスティングが抜群で、峯田和伸の無様で冴えない男といい、黒川芽以の都合のいいバカ女っぷりといい、その他の役者もピッタリはまっている。
田西はホントに浅はかで空気読めなくてカッコ悪くてイライラするけど、だんだん感情移入してしまう。
同僚の女とライバル会社の男がムカついてしょうがない。
観ていて痛いけど楽しいという、かつてない不思議な感覚。
青春だね。