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127時間

[ヒャクニジュウナナジカン]
127 Hours
2010年上映時間:94分
平均点:6.63 / 10(Review 79人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-06-18)
ドラマサスペンスアドベンチャー実話もの
新規登録(2011-04-26)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2019-06-19)【Olias】さん
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監督ダニー・ボイル
キャストジェームズ・フランコ(男優)アーロン・ラルストン
アンバー・タンブリン(女優)ハイカー ミーガン・マックブライド
ケイト・マーラ(女優)ハイカー クリスティ・ムーア
リジー・キャプラン(女優)ソニア
トリート・ウィリアムズ(男優)アーロンの父
クレマンス・ポエジー(女優)アーロンの恋人 ラナ
ピーター・ジャン・ブルージ(男優)エリック・マイヤー
加瀬康之アーロン・ラルストン(日本語吹き替え版)
小林沙苗アーロンの恋人 ラナ(日本語吹き替え版)
脚本ダニー・ボイル
サイモン・ビューフォイ
音楽A・R・ラフマーン
主題歌A・R・ラフマーン"If I Rise"
撮影エンリケ・シャディアック
アンソニー・ドッド・マントル
製作ダニー・ボイル
配給20世紀フォックス
ギャガ
特殊メイクトニー・ガードナー[メイク]
美術スティラット・アン・ラーラーブ(プロダクション・デザイン)
衣装スティラット・アン・ラーラーブ
編集ジョン・ハリス〔編集・1967年生〕
あらすじ
自由と自然を愛する青年アーロン。ある日彼は、ロッククライミングのため、通い慣れたブルー・ジョン・キャニオンへ単身旅立つ。ところが悲劇は突然彼を襲った。巨石に挟まれた右腕。身動きできない彼は、誰の目にも届かない大地の割れ目に孤立してしまう。絶望と後悔に苛まれる中、運命の瞬間はじわじわと迫ってくる。希望を見出すため、そして生きるため、彼の選んだ究極の手段とは…。スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督が描く衝撃の実話。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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4.《ネタバレ》 実話と知らずに鑑賞。
ラストに実話であることを知った時に、驚きと、心をスーッと通り抜けていく何かを感じました。
自分に満足し、自信も持っていた男が孤独と絶望に直面した時、その心を支えたのは自分と関わりのある人や出来事。「助けてくれ」という叫びに、応えてくれる人。
一人で恰好つけて生きていくことも出来るけど、手を伸ばした時に、応えてくれる人の存在が自分にはあるのかな?
それにしても、痛い。。。。
是非、いろんな人に見てもらいたい10点映画なのだけど、痛すぎて。。。
ワシはソファで悶絶しました。。

こっちゃんさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-01-02 00:41:17)
3.凄まじかったです。大自然の壮大なカット、ハンディカム、ドキュメンタリータッチ、コマーシャリズム……ダニーボイルはあらゆる映像表現を用いて主人公の葛藤を描きだしてゆく。オープニングのシークエンスが完璧にエンディングに繋がるというカタルシスも抜群。劇場を出たとき、自分の吸い込む空気の味が少しだけ変わっていた。こんな経験は年間何度もできるものではない。9点。
j-hitchさん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-21 03:10:21)(良:2票)
2.《ネタバレ》 映画を観終わり、映画館の外に出たとき、いつもと同じ風景が少し違って見えることがある。
歩く感触や呼吸の感覚までもが、映画を観る前と後では何か違うと感じる。
「映画を観る」ということは、人生における一つの“経験”であり、新たな経験を得たことで、自分自身の世界観に影響を及ぼす。
それが、良い映画を観れたことの最大の価値だと思う。

今日観た映画は、まさにその「価値」を与えてくれる作品だったと思う。

自身に対する少々過剰な自信から周囲の人間との関わりに執着してこなかった主人公。何もかもがウマくいくと信じて疑わなかった人生が一転、文字通りに奈落に落ち込んでいく。
突如としておとずれた人生の局面で、はじめて“自分”という人間を省みた主人公が辿り着いた心境。

この映画で描かれているものは、決して劇的なストーリーや人間模様ではない。
稀有な人生の局面に立たされた主人公に限らず、世界中のどの人間にとっても不可欠なことだったと思う。

人間として生きている自分自身の営みを客観視したとき、果たしてどれほどの人間が、その本質に揺らぎを覚えずにいられるか。
そういうことを、巧みな映画術でまっすぐに問いかけてくる。

題材自体はシンプルだ。冒険好きの男が絶体絶命の危機に陥り、奇蹟的に生還するという話だ。
重要なのは、その出来事自体に焦点を当てるのではなく、その危機の中で“生きる”人間の様々な感情を真っ正面から描き切っていることだ。
一つ間違えば極めて単調になってしまう映画世界を、監督は最高の映画術でつむぎ出し、主演俳優はその中で見事に息づいてみせた。


命を削り、大変な損失をして、「最悪」から抜け出した主人公が口にした言葉は、「Thank you…」という一言だった。

自分に巻き起こった全てのことが、自分に与えられるべき運命であったということを認め、ただひたすらに生き抜いた人間の脆さと強さに感動した。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2011-09-04 22:48:40)(良:3票)
1.《ネタバレ》 主人公があの場を去る際に、一瞬振り返って「thank you」という言葉を口にする。そこに残した身体の一部に対して言ったようにも聞こえるが、私はその数日間に起こった出来事すべてに対しての感慨だと感じました。卒業式を終えて校門を出る際に、校舎を振り返って覚える感慨に似ている。実話がベースになっているようですが、自分の腕を切り離した直後に本当に「thank you」と言えたのかどうかは分かりません。でも、その気持ちは分かる。彼が過ごした葛藤の時間があまりに濃密だから。死の恐怖に直面しながら自己との対話を続けることで明らかになる自分自身。彼の人生の中で、最も切迫して、最も正直に、最も真摯に自身と向き合った時間だったと思います。だから、あの脱出は単純な生還とは違った意味を持つ。ひとつの出来事が価値観や人生観を変える。その究極版が本作だと思います。身動きできない状況の描写の中で、手を変え品を変えて演出される主人公の心象描写が素晴らしい。ダニー・ボイルさん、見直しましたね。私の中では彼の最高作です。でも、本作が私の人生の益になったかと訊かれるとちょっと違う。徹底した一人称視点のストーリーには痛みや渇きを感じるほどに共感するが、仮に自分があの状況に陥ったら違う感慨を持つと思うから。また、あの事故が結果的に彼を良い方向へ導いたとしても、自分で経験したいとはこれっぽっちも思わないから。私だったらどのように決断するかも考えたくない。考えるだけで痛い。そういう意味で、実はSF映画ほど距離のある映画。その距離感と感情移入のギャップが異彩を放つ作品でした。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 9点(2011-07-12 21:37:25)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 79人
平均点数 6.63点
000.00%
100.00%
200.00%
311.27%
456.33%
51113.92%
61518.99%
72632.91%
81620.25%
945.06%
1011.27%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review3人
2 ストーリー評価 6.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.20点 Review5人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 4.50点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ジェームズ・フランコ候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌A・R・ラフマーン候補(ノミネート)"If I Rise"
作曲賞(ドラマ)A・R・ラフマーン候補(ノミネート) 
脚色賞ダニー・ボイル候補(ノミネート) 
脚色賞サイモン・ビューフォイ候補(ノミネート) 
編集賞ジョン・ハリス〔編集・1967年生〕候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2010年 68回
主演男優賞(ドラマ部門)ジェームズ・フランコ候補(ノミネート) 
脚本賞ダニー・ボイル候補(ノミネート) 
脚本賞サイモン・ビューフォイ候補(ノミネート) 
作曲賞A・R・ラフマーン候補(ノミネート) 

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