1.《ネタバレ》 田中裕子の熱演に尽きる。湿りがちでウジウジするようなストーリーも、脚本演出と田中の力で明るく吹き飛ばしてくれる。それに時々現れるオトンのハチャメチャぶりがまた良い。
音楽(主題歌)も実に良い。BEGINの「東京」という曲だが、これは昔マイペースが歌っていたもの。オリジナルもBEGINもどちらも良いが、あの“東京へは、もう何度行きましたね~”というメロディーが流れると思わず涙が出てくる。2時間というドラマがあっというまに過ぎ去ってしまった・・・
なおこの映画ではNHKテレビドラマ「カーネーション」の尾野真千子が端役で出ているが、テレビではまったく気づかなかった(違う、まったく知らなかった)さらにもう一つ、映画のオトンとオカンがこのTVドラマでは大家さんと東京タワー職員というちょい役なのもおもしろい。