6.《ネタバレ》 話としては暗いし印象は薄いかもしれないが、個人的にはイーストウッドの作暦上ベストの一本と思います。①「カントリー・ジャズと西部劇はアメリカ特有の優れた文化」である」と公言している彼にとって思い入れの深い題材である事、②彼の映画に良くある「死生観」が顕著に感じられるから③旅の連れ合いは息子(役柄では叔父と甥だが)肺病持ちのカントリー歌手が殿堂グランド・オール・オーブリーで唄う事を夢見て旅するロードムービー。年を重ねるごとに感動が増すばかりです。イーストウッド自身の歌はともかく、魂こもってますよ。大好きな映画です。 【Nbu2】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-07-26 22:26:44) |
5.この作品は「ミリオン・ダラー・ベイビー」通ずるイーストウッドの死への考えが伺える。ストーリーも良く、全然退屈せずに観れる。主題歌もイーストウッドの枯れた声がマッチしており、優しいメロディーで心地よく耳に響いた。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-06-16 11:18:04) |
4.クリントの視点に入り込んでもカイルの視点に入り込んでも楽しめます。ややコメディ色を強めに物語は立ち上がり、徐々にシリアスさを増しながら惹き込んでくれます。主題歌が今でも耳の奥に鳴っています。静かな静かな感動の尾を曳く映画です。イーストウッドファンならば何があっても押さえておくべき一本ではないでしょうか。 【K】さん 9点(2004-07-21 23:13:04) |
3.《ネタバレ》 ラストでイーストウッドが苦渋に満ちた表情を浮かべながら必死に録音する姿に胸を打たれました。男の意地を賭けた最後の大勝負ですよ。感動しました!自分もあんな風に最後まで夢を追いかけて死んでいきたいと思いました。でも、あれでイーストウッドほんとうに死んじゃうんじゃないかと思ってしまって、なんだか哀しくなっちゃいました・・・。 【きのすけ】さん 9点(2003-09-23 21:45:19) (良:1票) |
2.先入知識なくBSで暇つぶしに見始めたが、よかった。画も綺麗だししみじみと胸に沁みた。主人公は死んじゃうが一応ハッピーエンドだし、なんて言うことないストーリなのだが、不思議と感動してしまう。金をかけたおどろおどしい映画ばかりでなく、こういう映画が増えてほしい。 |
1.イーストウッドがハリウッドを代表する素晴らしい監督であることに初めて気づいた作品。ロートル歌手の悲劇的なロードムービーなんだけど、その演出は当時からシンプルで美しい。そして本作ではイーストウッドの決して上手いとは言えない歌声が器用に生きることなどできない主人公とオーバーラップし、何より胸に染みる。 【ダイ】さん 9点(2001-07-08 02:32:18) |