1.《ネタバレ》 自伝的映画「リアリティのダンス」に次ぐ続編である。
前作が家族のことを強く描いてたのに対し、本作ではホドロフスキーの女性関係が描かれている。
まぁ許される(?)クズであったということか・・
ホドロフスキーのキーワードは、厳しい父親、サーカス、小人などである。
「サンタサングレ」も自伝的要素が強い。
「エルトポ」「ホーリーマウンテン」あたりが彼のぶっちぎり世界観を楽しめる。
若きホドロフスキーにとって、アート(この映画では詩)が癒しだったのだ。
ラスト、旅立った先の業界が、映画界やバンドデシネだったということだろう。
リアルタイムで、映画を通して、彼という彷徨える詩人の旅に付きあえれたことは幸運だった。
どの作品も見応えがあって面白かった。
ご苦労様というしかない。