1.《ネタバレ》 ケン・ローチ監督作品、「わたしは、ダニエルブレイク」に続く、現代社会の様々な問題をえぐり出す社会派ドラマであり、家族のドラマ。
一家が幸せになるために父親が立てた計画。
しかし、次々に災難に見舞われたり、息子の非行や度重なる疲労の蓄積によりどんどん肉体的にも精神的にも追い詰められて行く。
その描写がただ、ただリアルで物凄い引き込まれた。
そして、この映画は様々な問題を提起しつつも何も答えを示さず、どう思うかは観客に委ねている。その辺りはとても憎いし、観た後に残る重たい余韻が半端なかった。