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砕け散るところを見せてあげる

[クダケチルトコロヲミセテアゲル]
2020年上映時間:127分
平均点:7.75 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-04-09)
ドラマ青春もの学園もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-03-25)【イニシャルK】さん
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監督SABU
キャスト中川大志(男優)濱田清澄
石井杏奈(女優)蔵本玻璃
井之脇海(男優)田丸玄悟
清原果耶(女優)尾崎(妹)
松井愛莉(女優)尾崎(姉)
北村匠海(男優)真っ赤な嵐
矢田亜希子(女優)清澄の母
木野花(女優)クリーニング屋
原田知世(女優)真っ赤な嵐の母
堤真一(男優)玻璃の父
脚本SABU
企画ROBOT
制作ROBOT(制作プロダクション)
配給イオンエンターテイメント
編集SABU
照明三善章誉
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2.《ネタバレ》 「目に見えないし手も届かない。あるって言っても誰も信じてくれない、私の空のUFO」

清澄と玻璃が共有したこのUFOは、何だかとても心に残りました。ちょくちょく出てくる何だか子供騙しにも思えるCGの UFOは、普段なら失笑ものなんでしょうが、何故だかこの映画では笑えない、二人の心中を表すとても大事な心象風景となっていました。

「いつからか、玻璃のUFOはおれたちのUFOになっていた」

きっとUFO=不条理に降りかかってくる不幸、もやもやした感情、自分にまとわりつく悪環境、のようなものを指しているんだろう。そういう意味では私の頭上にもずっとUFOは浮かんでいる。

玻璃の喋りかたのせいか、話の進み方はとてもゆっくりしているのに、何故ここまで見入ってしまったんだろうか。一分数えてと言われたらきっちり一分を計り、おしるこのお餅をもらったことに素直に感動し、その優しさに素直に感謝し。。。玻璃の表現の一つひとつが微笑ましく沁み渡る。とても良い子だ。悲しいくらい。

玻璃の父、堤真一さんが出てきたあたりから話は急変する。鑑賞前に見たあらすじから、玻璃に何か後ろ暗い過去や猟奇的な一面でもあるのかと思ったら、そういう話ではなかった。
そして、父親の存在となぜか荒れきってる玻璃のクラスの雰囲気が少し唐突感はあった。父は何故あんなふうになってしまったのか、学校は全体的に落ち着いて見えたが何故あのクラスだけあんなことになっていたのか、もう少し背景を知りたい気がした。
おばあさんの件があってもまだ父を信じようとしていた玻璃も、お母さんのスーツケースとピアスを見つけた瞬間に父を信じようとしていた気持ちは嫌悪・憎しみに変わっていった。最終的にそれは殺意となるわけだが当然のことだと思えた。

事件のショックで記憶を失い一時は清澄と離れてしまったとは言え、二人がまた出会えてしかも結ばれたことは本当に嬉しかった。清澄は本当の玻璃はあの事件の日に置き去りになっていると表現していましたが、それでもなお二人が新しい二人として関係を始められたことに意味があると思う。人と人との深い心の結びつきや、人の心の醜さ・温もりなどを同時に感じる映画だった。タイトルの指すところがわかりにくいが、エンディングの歌もじっくり聴き入ることができて、じんときました。文句なく良作です。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 9点(2022-08-04 16:35:26)
1.《ネタバレ》 面白く見れて良かったです。 でも最後 主人公が死ぬ場面でいろいろ言っていたセリフの意味が良くわかりませんでした。そこがこの映画の大事なところっぽいのですが理解できないので残念です。
紫電さん [DVD(邦画)] 9点(2022-01-13 21:25:34)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.75点
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400.00%
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600.00%
7450.00%
8225.00%
9225.00%
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