8.《ネタバレ》 ポール・ニューマンの最高傑作。捕まっても捕まっても脱獄を続けるルーク。いつでも不適な笑みを浮かべるルーク。神を否定して自らの力だけで行動するルーク。何をしててもカッコイイルーク。母親を想ってバンジョーを弾きながら、うっすらと涙を流すシーンが凄く切なくてこっちまで泣けてくる。死ぬその瞬間、最期の最期の瞬間まで笑っていた彼との思い出は、やっぱり彼の笑顔で満たされている。彼も苦しかっただろうけど、最期を笑顔で終えることが出来るのは羨ましいことだ。彼があんなにもかっこよくて、憧れてしまうような存在なのは戦争を経験し英雄となった過去、この世の地獄を見てきた過去があり、母親も失い、確か劇中でも彼が言っていたように「することがなかった」のだろうが、あの囚人たちの中でも最も辛い思いをしてきたであろう彼が最も明るく、強く、常に周りに笑顔を見せ、その姿から希望が得られるからだ。 全く神を信じていない彼があらゆる人に希望を与える神のような存在になったのだ。だからこそCOOL HAND LUKEには永遠の格好良さがあるのだ。 ポール・ニューマン、ありがとう。あなたの笑顔は忘れません。 【Sgt.Angel】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-30 00:32:36) |
7.《ネタバレ》 ○ポール・ニューマンのスクリーンに惹きつけさせる魅力。アカデミー賞が絶対というわけではないが、ジョージ・ケネディと共にオスカーをこの作品で取ってほしかったな。○どこか彼の影を落とした彼の雰囲気はアメリカンニューシネマにふさわしい。○無骨な邦題が観客を遠ざけてしまっている印象だが、日本で彼の代表作とまで言われていないのは残念。邦題は「クール・ハンド・ルーク」で良かったんじゃないかな。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-08-15 23:16:02) |
6.ポールニューマンの作品のなかでも彼のシニカルで退廃的な魅力が最も生かされた作品だと思います。ルークは女の私にとっても憧れの孤高の人です。権力に屈しず、名声も棄て、とりまきも求めない。でも心はピュアで繊細で。完成された成功者のような無神経なおっさんより、どんなに年をとっても未完成のペシミストであろうとするルークのようなアウトロー的要素があったほうが、やっぱりかっこいいと思います。ただ、こういう人が恋人だったらめちゃくちゃつれなくて、根暗になりそうだな・・とは思います(笑) 【ちか】さん 9点(2004-06-13 02:03:08) |
5.自分の人生は自分で決めろ その報いは全て自分で受けとめろ 神は何もしちゃくれない せめて自分の人生だ。ルークの人生しかと最後まで見届けた。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2003-12-31 18:32:39) (良:1票) |
4.邦題で損してるな。いい映画だ、本当に。原題どうり、クールだけど、いとおしい、どっか懐かしくて、「これが男よ」と胸を張りたくなる映画。それにしても不敵だけど、いい笑顔だなぁ・・。 【ひろみつ】さん 9点(2003-10-31 02:20:52) |
3.ニューマンのかっこよさがよく目立った。でも周りにルークほどのクールさが足りなかったのでマイナス一点。お山の対象に見えてしまうケネディが残念でした。ルークの行動は矛盾ばかりで意味を成さないものだけど、駆け抜けてゆく姿がかっこよい厭世主義に見える。厭世主義はあまり良いものではないのにね。 【けい】さん 9点(2003-05-22 11:22:10) |
2.この映画は『暴力脱獄』という邦題で損してるような..。『クールハンド・ルーク』の方が全然良いです。「卵なら50個だ」ってところがクール。あとジョージ・ケネディが「やつはいつも赤ん坊のように笑ってたよ」ってところも泣ける。観るたびに、何度負けても立ち上がって闘えばいいんだと勇気づけられる。 【バイクボーイ】さん 9点(2003-02-13 16:02:39) |
1.5/27のNHKで見ました。永遠の無頼。反逆児。権力を嘲笑い、そう、まさに「笑って」生きていける、そんな本物の男でありたい。そう感じました。権力とは、すなわち暴力なり。あがらいつつ生きることの困難さ。われわれに耐える力はあるのだろうか? 【Chajka】さん 9点(2001-05-28 15:27:49) |